エコキュートのリフォーム費用と工事の流れ|浴室リフォームと同時にやるべきか判断する3つの軸

「エコキュートのリフォーム工事はいくらくらいかかる?」「エコキュートの交換と浴室リフォームは、同時に行ったほうがよいのだろうか」と迷っていませんか。
エコキュートのリフォーム費用は、本体価格だけでなく、既存設備の撤去や配管・電気工事の内容によって変わります。
この記事では、エコキュートのリフォームにかかる費用の目安と工事の流れを解説します。さらに、使用年数・水回りリフォームの予定・不具合の症状という3つの軸から、浴室リフォームと同時に行うべきかを判断する方法も紹介します。
エコキュートの交換、こんなことで迷っていませんか?
- 設置から10年以上経ち、交換時期か迷っている
- どのメーカー・容量を選べばいいか分からない
- 工事費込みの総額をきちんと知りたい
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リフォームでエコキュートを導入する3つのパターン
リフォームでエコキュートを導入する方法は、現在使用している給湯設備によって、次の3つに分かれます。
| 導入パターン | 現在の給湯設備 | 主な工事内容 |
|---|---|---|
| ①エコキュートから交換 | エコキュート | 本体の撤去・設置、配管の接続 |
| ②別の電気・灯油給湯器から交換 | 電気温水器・灯油ボイラー | 配管の引き直し、基礎の調整、電気工事 |
| ③ガス給湯器から交換 | ガス給湯器・エコジョーズ | 200V配線の新設、配管工事、分電盤の改修 |
エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を沸かす電気式の給湯設備です。屋外に設置する「ヒートポンプユニット」と、お湯をためる「貯湯ユニット」の2台で構成されます。そのため、導入時は2台分の設置スペースを確保できるかどうかの確認が必要です。
以下では、それぞれの導入方法について、詳しく解説します。
①エコキュートから新しいエコキュートへ交換する
すでにエコキュートを使用している場合は、既存の基礎や配管を利用できることが多く、工事範囲を抑えやすい傾向があります。
ただし、新旧機種で本体の寸法や配管位置が異なる場合は、基礎の調整や配管の延長が必要です。
②電気温水器・灯油ボイラーから切り替える
電気温水器や灯油ボイラーから交換する場合は、配管の引き直しや基礎の調整などが必要になることがあります。
電気温水器からの交換では、タンクの設置場所を活用しやすい点がメリットです。ただし、エコキュートに対応した電源や配線がなければ、電気工事も発生します。
③ガス給湯器から切り替える
ガス給湯器やエコジョーズからの切り替えは、3つのなかで工事範囲が広くなりやすいパターンです。
熱源がガスから電気に変わるため、給水・給湯配管の工事に加え、200V配線の新設が必要です。住宅の電気容量によっては、分電盤や契約容量の見直しも行います。また、ガス給湯器より広い設置スペースが必要になるため、搬入経路も含めた事前確認が欠かせません。
なお、当社が担当するのはエコキュートをはじめとする給湯設備の工事です。浴室や内装もリフォームする場合は、リフォーム会社と工程を調整しながら施工を進めます。
エコキュートのリフォームを検討する3つの判断軸
エコキュートを今交換すべきか迷ったときは、「使用年数」「水回りリフォームの予定」「不具合の症状」の3点から判断します。
使用年数|設置から10年以上なら交換を検討する
エコキュートの寿命は、一般的に10〜15年程度が目安です。ただし、使用年数とともに故障のリスクが高まるだけでなく、修理用部品を入手できなくなる可能性もあります。
実際、メーカーによる部品の保有期間を過ぎると、故障箇所を修理できず、本体ごと交換しなければならない場合があります。当社の現場でも、部品の供給が終了しているため、交換をご案内するケースは少なくありません。
そのため、設置から10年以上経過している場合は、完全に故障する前に交換時期を検討しておくと安心です。
水回りリフォームの予定|浴室工事と同時に進めるか検討する
浴室やキッチンなどの水回りをリフォームする予定がある場合は、エコキュートの交換もあわせて検討しましょう。
給湯配管の変更や追い焚き配管の工事をまとめられる場合があり、別々に施工するより工程を調整しやすくなります。ただし、エコキュートが比較的新しく、問題なく使えている場合まで、無理に交換する必要はありません。
現在の使用年数と今後のリフォーム予定を照らし合わせ、同時施工のメリットがあるかを判断することが大切です。
不具合の症状|エラーや温度の異常が続くなら点検する
エラー表示を繰り返す、お湯の温度が安定しない、異音や水漏れがあるといった症状は、不具合のサインです。電源を入れ直しても再発する場合は、早めに点検を依頼してください。
なお、お湯を使い切る「湯切れ」と、機器の故障は別のものです。湯切れは、タンク容量に対して使用量が多い場合や、沸き上げ設定が家庭の使い方に合っていない場合にも起こります。まずは使用量や設定を確認し、改善しなければ点検を依頼しましょう。
エラーコードの意味は、メーカーや機種によって異なります。表示されたコードを控え、取扱説明書やメーカー公式サイト、エラーコード一覧で確認してください。
浴室リフォームと同時に工事するメリットと注意点
配管や電気設備も変更する浴室リフォームでは、エコキュートの交換も同時に検討するのがおすすめです。主なメリットは次の3つです。
- 断水や立ち会いの回数を減らせる
- 搬入経路や作業スペースを共用できる
- 壁や床を仕上げる前に配管・配線を通せる
なかでも、費用に影響しやすいのが3つ目のポイントです。浴室の壁や床を仕上げたあとに配管を変更すると、再び開口して復旧する工事が必要になる場合があります。
ただし、工事の順序が適切でなければ、手戻りが発生するおそれがあります。エコキュートの設置業者とリフォーム会社の間で、配管の位置や施工日程を事前に調整しておくことが大切です。
工事の順序と入浴できない期間を確認する
浴室リフォームとエコキュートの交換を同時に行う場合は、浴室の壁や床を仕上げる前に、配管・配線の位置を確定させます。そのうえで、両方の工事に支障が出ない順序を組むのが基本です。
エコキュート側の工事日数は、現在の給湯設備や追加工事の有無によって異なります。工事内容ごとの日数目安は、以下のとおりです。
| 工事内容 | 日数の目安 |
|---|---|
| 既存のエコキュートから交換 | 1日程度 |
| 電気温水器・灯油ボイラーから切り替え | 1〜2日程度 |
| 基礎工事や分電盤の交換を伴う | 2日以上 |
ただし、上記はあくまで目安です。設置場所や搬入経路、配管の状態などによって工期は変わります。
エコキュートの交換だけであれば、断水は作業中の数時間で済むのが一般的です。一方、浴室を使えない期間は、浴室リフォーム全体の工程によって決まります。
工事を依頼する際は、「いつからいつまで入浴できないのか」をリフォーム会社に具体的な日付で確認しましょう。あわせて、工程が遅れた場合の連絡方法や対応も確認しておくと安心です。
同時工事が向くケースと分けてもよいケース
浴室リフォームとエコキュートの交換は、必ず同時に行うべきとは限りません。現在の設備の状態と、工事範囲を踏まえて判断します。
【同時工事が向いているケース】
- 電気温水器や灯油ボイラーから切り替える
- 給湯・追い焚き配管を引き直す
- 200V配線の新設や分電盤の改修が必要
- 貯湯ユニットの設置場所を変更する
- 基礎を新設または打ち直す
【工事を分けてもよいケース】
- 既存のエコキュートを同じ場所で交換する
- 配管や電気設備をそのまま利用できる
- 設置から10年未満で、不具合が出ていない
判断のポイントは、浴室の壁や床、分電盤に手を加えるかどうかです。これらを変更するなら、同時工事によって手戻りを減らせる可能性があります。変更しない場合は、エコキュートだけを後日交換しても、追加費用は生じにくいでしょう。
エコキュートのリフォーム費用は6つの内訳で確認する
エコキュートのリフォーム費用は、総額だけでなく、何にいくらかかるのかを内訳ごとに確認することが大切です。主な費用は、次の6つに分けられます。
| 費用の内訳 | 主な内容 |
|---|---|
| ①本体価格 | ヒートポンプユニットと貯湯ユニットの機器代 |
| ②設置工事費 | 機器の据え付け、基礎工事、転倒防止の固定 |
| ③電気工事費 | 200V配線、ブレーカー、分電盤の工事 |
| ④配管工事費 | 給水・給湯・追い焚き配管の接続、保温処理 |
| ⑤撤去・処分費 | 既存の給湯設備の撤去と廃棄物の処分 |
| ⑥運搬費 | 機器の搬入や車両の手配 |
なお、エコキュートの費用は、選ぶ機種だけでなく、設置場所や既存設備の状態によっても変わります。そのため、条件の異なる工事を一律の相場だけで判断すると、想定外の追加費用が発生する可能性があります。
見積書を受け取ったら、上記の6項目が確認できるかを見ておきましょう。「工事一式」とだけ記載されている場合は、追加費用が発生する条件も含めて、内訳を確認することをおすすめします。
追加費用が発生しやすい5つのケース
当社の現場では、次のようなケースで追加工事が必要になりやすい傾向があります。
- 既存の土間や基礎が傾いており、補修や打ち直しが必要
- 搬入経路が狭く、通常の方法では貯湯ユニットを運べない
- 200V配線の新設や分電盤の改修が必要
- 既存の配管や保温材が劣化しており、そのまま使用できない
- 井戸水や地下水を使用している
井戸水や地下水に対応しているかどうかは、メーカーや機種によって異なります。水質検査が必要になる場合や、保証に条件が設けられている場合もあるため、該当する方は見積もりを依頼する段階でお知らせください。
見積書で確認したい3つのポイント
見積書を比較するときは、少なくとも次の3点を確認しましょう。
- 本体と各工事の費用が「一式」でまとめられていないか
- 既存設備の撤去・処分費が含まれているか
- 補助金の申請手続きに対応しているか
とくに見落としやすいのが、補助金の申請方法です。国の給湯省エネ事業では、原則として登録事業者が消費者に代わって申請手続きを行います。見積もりの段階で、利用できる制度があるか、依頼先が登録事業者か、申請を誰が行うかを確認しておきましょう。
2026年度の補助金は登録事業者による申請が必要
エコキュートの設置では、国や自治体の補助金を利用できる場合があります。主な制度は次のとおりです。
| 制度 | 概要 |
|---|---|
| 給湯省エネ2026事業 | 基本額は1台あたり7万円。性能要件を満たす場合は3万円が加算されます。さらに、電気温水器の撤去で1台あたり2万円、電気蓄熱暖房機の撤去で1台あたり4万円(2台まで)が加算されます。 |
| みらいエコ住宅2026事業 | 新築・リフォームが対象。リフォームでは、対象工事の組み合わせなど所定の要件を満たす場合に、エコキュートも補助対象となります。同じ機器について、給湯省エネ2026事業との重複申請はできません。 |
| 自治体独自の補助金 | 対象機器や補助額、国の制度との併用可否は自治体ごとに異なる |
ただし、補助金には予算の上限があります。予算上限に達すると、申請期限を待たずに受付が終了します。撤去加算にも別途予算が設けられているため、利用する場合は早めに準備を進めましょう。
なお、給湯省エネ2026事業では、消費者が自分で補助金を申請することはできません。申請から補助金の受け取り、消費者への還元まで、事務局に登録された「給湯省エネ事業者」が行います。給湯省エネ2026事業の公式案内にも、登録事業者が手続きを行うことが明記されています。
そのため、補助金を利用するには、登録事業者へ工事を依頼する必要があります。
※2026年9月時点の情報です。申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
エコキュートの依頼先の種類と確認すべき5つの質問
エコキュートの設置は、主に「リフォーム会社」「家電量販店」「給湯設備の専門業者」へ依頼できます。それぞれに特徴があるため、浴室工事の有無や重視する点に合わせて選びましょう。
リフォーム会社|浴室工事と窓口をまとめたい方に向く
リフォーム会社は、浴室から給湯設備まで一括して相談できる点がメリットです。複数の工事を同時に行う場合も、全体の工程を調整してもらえます。
ただし、エコキュートの施工を協力会社へ委託するケースもあります。実際の施工会社と、設置後の問い合わせ先を確認しておきましょう。
家電量販店|本体価格やポイントも含めて比較したい方に向く
家電量販店は、機種の選択肢が多く、ポイント還元やキャンペーンを含めて費用を比較できる点が特徴です。
一方、現地調査や施工を提携会社が担当することもあります。見積もりに含まれる工事の範囲や、追加費用が発生する条件を確認することが大切です。
給湯設備の専門業者|設置条件や施工後の対応を重視する方に向く
給湯設備の専門業者は、基礎や配管、電気設備などを踏まえた施工方法を相談しやすいことが特徴です。設置場所が狭い場合や、既存設備から熱源を切り替える場合にも向いています。
ただし、対応できる工事や施工体制は業者によって異なります。浴室リフォームも行う場合は、リフォーム会社との工程調整に対応しているか確認しましょう。
契約前に確認したい5つの質問
給湯設備の工事では、販売会社とは別の会社が施工を担当することも珍しくありません。大切なのは、施工体制と設置後の責任窓口が明確になっていることです。
契約前に、次の5点を確認しておきましょう。
- 施工は自社スタッフと協力会社のどちらが担当しますか
- 配管工事と電気工事は、それぞれ誰が担当しますか
- 給湯省エネ2026事業の登録事業者ですか
- 既存設備の撤去・処分費は見積もりに含まれていますか
- 設置後の不具合や修理は、どこへ連絡すればよいですか
質問への回答が曖昧な場合は、契約前に担当者や費用負担を書面で確認することをおすすめします。
坂口ボイラーサービスは完全自社施工で対応
坂口ボイラーサービスは、1983年の設立以来、九州で給湯設備の点検・修理・交換を手がけてきました。年間4,000件以上の施工実績があり、現地調査から設置工事、施工後のご相談まで自社スタッフが一貫して対応します。
見積書には既存設備の撤去・処分費を含む内訳を記載します。浴室リフォームと同時に施工する場合は、リフォーム会社との工程調整も可能です。
「エコキュートへの切り替えを検討している」「リフォームも一緒にするか迷っている」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
エコキュートのリフォームに関するよくある質問
最後に、エコキュートのリフォームに関するよくある質問を紹介します。
Q. 工事には何日かかりますか?
既存のエコキュートを同じ場所で交換する場合は、1日で完了することが一般的です。熱源の切り替えや基礎工事、分電盤の改修などを伴う場合は、2日以上かかることもあります。
工期は設置状況によって異なるため、現地調査後に具体的な日程をご案内します。
Q. 電気温水器から交換すると、電気代は安くなりますか?
エコキュートは空気の熱を利用するため、電気ヒーターで直接お湯を沸かす電気温水器よりも、少ない電力で運転できます。そのため、一般的には給湯にかかる電気代の削減が期待できます。
ただし、実際の金額は、お湯の使用量や契約している電気料金プラン、沸き上げる時間帯などによって変わります。現在の電気料金や使用量がわかる明細をご用意いただければ、ご家庭の条件を踏まえてご説明します。
Q. 井戸水でもエコキュートを設置できますか?
井戸水や地下水に対応した機種であれば、設置できる場合があります。ただし、使用できる水質や保証の条件はメーカー・機種によって異なり、事前の水質検査が必要になることもあります。
井戸水を使用している場合は、見積もりを依頼する段階でお知らせください。
まとめ|3つの軸から交換時期と同時工事の必要性を判断する
エコキュートのリフォームを検討するときは、次の3点を確認しましょう。
- 設置から10年以上経過しているか
使用年数が長くなると故障のリスクが高まり、部品の供給状況によっては修理できない場合があります。 - 配管・分電盤・基礎を変更するリフォームか
これらに手を加える場合は、浴室リフォームと同時に施工することで、手戻りや追加工事を減らせる可能性があります。 - 対象機種と登録事業者の条件を満たしているか
給湯省エネ2026事業を利用するには、対象機種を選び、登録事業者へ申請を依頼する必要があります。
見積書は総額だけでなく、本体・設置・電気・配管・撤去処分・運搬の内訳まで確認してください。「工事費一式」としか記載されていない場合は、追加費用が発生する条件も含めて確認しましょう。
当社では、リフォームの計画段階でも、現在の給湯器の型番や住宅の図面があれば、工事内容と費用の目安をご案内できます。「交換するか決めていない」「まずは設置条件だけ確認したい」という段階でも、お気軽にご相談ください。
- お電話:0120-096-097(電話受付:年中無休/年末年始を除く)
- お問い合わせフォーム:https://sakabo.com/contact/
エコキュートの交換、こんなことで迷っていませんか?
- 設置から10年以上経ち、交換時期か迷っている
- どのメーカー・容量を選べばいいか分からない
- 工事費込みの総額をきちんと知りたい
坂口ボイラーサービスは、ご家庭の人数・設置場所・電気料金プランに合わせて最適な1台をご提案。現地調査とお見積もりは無料、自社施工で工事費込みの明確な価格をご提示します。
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