昭和鉄工ボイラーP3表示!エラーコードE4と同時発報したときの正しい見方
エラーコード E4
エラー内容 感震器
シーケンスコード P3
シーケンス内容 イグニッショントライアル
発生時刻 12/27 14:01
本記事は、昭和鉄工のボイラー(SVヒーターなど)をお使いで、操作盤に「E4」「P3」が同時発報したときの見方や原因例、対応を解説します。
実際に操作盤のログに「エラーE4・シーケンスP3・発生時刻12/27 14:01」と残っている場合、取扱説明書と照らし合わせると、まさに14時01分の着火の瞬間に強い振動を検知したという見方になります。
施設の安全を守り、正しく現状を把握するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事を読んでわかること
- P3はエラーではなく着火動作中の合図であるという真実
- エラーコードE4とP3が同時に発報する仕組みとメカニズム
- 地震や強風など外部の揺れが原因だった場合の正しい復旧手順
- 内部の遅れ着火(爆発着火)でボンッと音が鳴る危険な理由
- 無理にリセットせず専門業者へ手配すべき安全な判断基準
昭和鉄工ボイラーでエラーコードE4とP3が同時発報したときの見方と対応
エラーコード E4
エラー内容 感震器
シーケンスコード P3
シーケンス内容 イグニッショントライアル
発生時刻 12/27 14:01
この表示は「12月27日の14時01分、ヒーターが実際に火をつける着火動作(イグニッショントライアル)を行っている瞬間に、感震器が強い揺れを検知したため、安全のために緊急停止(ロックアウト)した」という状況を示しています。
- E4(エラーコード):感震器の作動。異常を検知して停止した原因。
- P3(シーケンスコード):イグニッショントライアル(着火動作中)の合図。
このとき、地震や強風など外部の揺れがあったなら、それが原因によるエラーと考えられます。しかし、そういった外部の振動に心当たりがない場合は「着火時の衝撃」が疑われます。
地震や外部の揺れが原因の場合
着火動作中に、実際に地震があったか、機器に何かがぶつかったりして、周囲で激しい振動を伴う状況があったというケースでは、まずは落ち着いて、周囲の安全や機器の外観に異常がないかを目視で点検します。
油漏れや水漏れなどの異常がなければ、原因はすでに取り除かれたことになります。取扱説明書の通りに、操作盤の中スイッチ(ブザー停止)を押して、リセットへ進んでも大丈夫です。
| 点検と復旧のステップ | 具体的なアクション |
| 1. 外部環境の確認 | 発生時刻の地震、強風、車両通行の有無を確認する |
| 2. 機器の安全点検 | ボイラー周辺の油漏れ、水漏れ、配管のズレがないか確認すr |
| 3. 操作盤での解除 | 中スイッチ(ブザー停止)の後に右スイッチ(リセット) |
外部の振動がない場合は「着火時の衝撃」を疑う
もし地震や周囲の振動が全くなかった場合、ヒーター自身が着火した際の振動を、感震器が異常として拾ってしまった可能性が考えられます。
待機中や換気中ではなく、わざわざ「P3(着火動作)」の瞬間にエラーが出ているため、着火状態が不安定で「ボンッ」という大きな振動や衝撃が発生してしまったか、あるいはセンサー自体が過敏になって誤作動を起こしていることが推測されます。
衝撃を地震と誤認して緊急停止するメカニズム
着火が遅れて爆発的な衝撃波が発生すると、ボイラー本体が物理的に激しく揺さぶられます。
爆発着火が起きたタイミングで、感震器は「着火時の内部の衝撃」を「強い地震の揺れ」だと勘違いしてしまいます。
感震器は非常に敏感に作られており、わずかな振動でも正確に検知するからです。
そのため、火災などの二次災害を防ぐための安全装置が働きます。
結果として、エラーコードE4を発報して燃焼を強制遮断させてしまうのです。
ボイラーがお客様を危険から守るために、正常に働いた証拠でもあります。
| メカニズムの順序 | ボイラー内部で起きている現象 |
| 1. 着火の遅れ | タイミングがずれ、未燃ガスが内部に溜まる |
| 2. 爆発的な引火 | 溜まったガスが一気に燃焼して衝撃波が発生 |
| 3. 感震器の作動 | 衝撃を地震と誤認し、安全のために緊急停止 |
ボイラーで「ボンッ」という衝撃が起きるメカニズム
ボイラーの内部で本体を揺さぶるほどの「ボンッ」という衝撃が発生してしまう現象は、現場ではよく「遅れ着火」または「爆発着火」と呼ばれています。
燃料はしっかりと出ているのに火花がすぐにつかず、未燃焼のガスが溜まったところに遅れて引火することで発生します。遅れ着火が起きるメカニズムは次のとおりです。
- 1.火花が弱い・タイミングがずれる
- 2.燃焼室へ未燃焼ガスが大量に充満する
- 3.遅れて引火し一気に燃焼する爆発と衝撃波
1.火花が弱い・タイミングがずれる着火の遅れ
よくあるのは、バーナーの部品の劣化や汚れなどが原因で、着火が遅れてしまうことです。
長くお使いの機器ほど、部品の消耗によって着火の遅れが起きやすくなります。燃料は正常に噴射されているのに、着火の火花が弱かったりして、すぐには火がつかない状態になります。
| 着火遅れの原因 | 具体的な症状や状態 |
| 部品の汚れ | すすやほこりが付着して火花が飛びにくい |
| 部品の劣化 | 経年劣化により着火のパワーが落ちている |
| タイミングのズレ | 燃料噴射と火花のタイミングが合っていない |
2.燃焼室へ未燃焼ガスが大量に充満する
燃料は正常に噴射されているのに火がつかないと、ボイラーの燃焼室(釜の中)に、燃えていないガスや気化した油が充満します。たった数秒からコンマ数秒の遅れでも、密閉された空間にはどんどん燃料が溜まり続けます。
ガスが充満した燃焼室は、いつ爆発してもおかしくない大変不安定な状態と言えます。
| 充満する時間の目安 | 燃焼室内部の状況 |
| 正常な着火(0秒) | 燃料が出た瞬間に安全に火がつく |
| コンマ数秒の遅れ | ガスが充満し始め、着火時に小さな音が出る |
| 数秒間の遅れ | 大量の未燃焼ガスが充満し、非常に危険な状態 |
3.遅れて引火すると一気に燃焼し爆発・衝撃波がおこる
ガスが大量に充満した状態のところに、遅れて火花が引火すると、溜まっていた多量の燃料が、一気に燃焼します。これが小規模な爆発となり、「ボンッ!」という大きな音を生み出します。
場合によっては、同時に強い圧力変動(衝撃波)が発生し、ボイラー本体を揺さぶるほどの衝撃となります。この激しい衝撃を感震器が異常と判断すると、安全装置が働いて停止することがあります。
| 爆発着火による影響 | ボイラーに起きる具体的な現象 |
| 大きな音 | 「ボンッ」という爆発音や異音が発生する |
| 強い衝撃波 | ボイラー本体や排気筒が物理的に激しく揺れる |
| 安全装置の作動 | 衝撃を地震と誤認してシステムが緊急停止する |
昭和鉄工ボイラーの内部原因(遅れ着火)は専門業者へ修理手配を
異常表示の原因がボイラー内部の「遅れ着火(爆発着火)」にある場合、基本的にお客様ご自身で原因を取り除くことは非推奨です。
無理にリセットして再起動させると、再び爆発着火を起こして機器が破損したり、最悪の場合は火災に繋がる危険があります。
内部で異常が起きていると分かったら、操作盤はそのままの状態で、専門のサービスマンへ修理を手配することが安全な対応といえます。
- お客様自身で原因を取り除くことはできない
- 無理なリセット再起動が引き起こす火災の危険性
- リセットボタンを押さずに昭和鉄工サービス店へ
お客様自身で原因を取り除くことはできない
エラーコードE4を安全に解除するためには、根本的な「原因を取り除く」必要があります。
しかし、遅れ着火の場合はバーナー内部の部品の清掃や交換、精密な調整が必要です。
専門的な知識と資格がないと対応できないため、お客様ご自身での作業はできないと考えましょう。
ボイラーの内部構造は非常に複雑に作られており、素人判断で触ると二次被害につながる恐れがあります。
無理なリセット再起動が引き起こす火災の危険性
直るかもしれないと思って何度もリセット操作を繰り返すと、燃焼室にさらにガスが溜まり、より大きな爆発着火を引き起こす恐れがあります。
ボイラーの破損や火災の重大事故に直結するため、絶対に無理な再起動はやめてください。
安全を最優先に考え、潔く諦めてプロに任せることも大切な判断基準です。
エラーリセットは昭和鉄工サービス店へ
この状況での正しい対応は、リセットボタンを押さずに、そのままの状態で昭和鉄工の最寄りのサービス店、または出入りのメンテナンス業者に修理を手配することです。
エラーの履歴(シーケンスコードP3とエラーコードE4、発生時刻)が残った状態の方が、サービスマンもトラブルの原因を特定しやすくなります。
電話をする際は、操作盤に表示されている情報をそのまま読み上げて伝えるとスムーズに対応してもらえます。
| 業者へ連絡する際の伝え方 | 伝える内容の例 | 伝える目的 |
| 操作盤の表示内容 | E4とP3が同時に出ている | エラーの状況を正確に共有するため |
| 発生した時刻 | 12月27日の14時01分 | 地震などの外的要因と照らし合わせるため |
| 発生時の異音の有無 | 着火時にボンッという音がした | 遅れ着火の可能性を業者に知らせるため |
昭和鉄工のボイラーのトラブルでお困りならプロにお任せを
この記事では、昭和鉄工のエラーコード「E4」「P3」同時発報したときの見方と対応について解説しました。
- 操作盤のP3はエラーコードではなく着火動作中を知らせる合図
- 同時に表示されているE4(感震器の作動)が本当のエラー原因
- 地震や強風などの揺れが原因なら安全確認後のリセットで直る
- 揺れがないのに止まる場合は内部の着火不良(遅れ着火)の可能性がある
- 異常を感じたら昭和鉄工の最寄りのサービス店や専門のメンテナンス業者へ連絡する
当社は創業40年、給湯設備の修理交換を強みとしており、昭和鉄工製のボイラーの修繕・点検の実績もございます。
熊本・宮崎・鹿児島・佐賀・福岡(一部除く)なら最短15分で駆けつけ可能です。ぜひ一度ご相談ください。
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昭和鉄工ボイラーのエラーコードP3に関するよくある質問まとめ
ここでは、P3や感震器のエラーであるE4に関して、多くの方が疑問に感じるよくある質問をまとめました。業者へ手配する前の確認事項として、ぜひご活用ください。
- ボイラーのエラーコードP3の直し方は?
- 地震のあとにボイラーがつかないのはなぜ?
- ボイラーのリセットボタンはどこですか?
- ボイラーからボンッという異音がするのは危険?
昭和鉄工ボイラーのエラーコードP3の直し方は?
P3は着火中の合図でありエラーではありません。同時に出ているE4(感震器)が本当の原因です。地震などの揺れが原因なら安全確認後にリセットで直りますが、揺れがない場合は内部異常のため業者修理が必要です。
地震のあとにボイラーがつかないのはなぜ?
感震器が揺れを感知し、火災防止のために燃料を遮断して強制停止(ロックアウト)するからです。周囲の安全や機器に異常がないことを確認してからリセット操作を行うことで、再び安全にボイラーを使うことができます。
ボイラーのリセットボタンはどこですか?
昭和鉄工のボイラー(SVヒーターなど)の場合、操作盤の右スイッチがリセットボタンの役割を果たします。エラーで警告音が鳴っている場合は、まず中スイッチでブザーを止めてからリセット操作を行ってください。
ボイラーからボンッという異音がするのは危険?
着火時にボンッという音や振動がする場合は、遅れ着火を起こしているサインであり大変危険です。そのまま使い続けると機器の破損や火災に繋がるため、すぐに使用を中止して専門業者へ点検を依頼してください。



