川本ポンプエラーコード一覧表|KB2・KF2など表示別の原因と対処法
「川本ポンプの操作盤に見慣れない英数字が点滅している」
このように川本製作所(川本ポンプ)の制御盤や操作パネルにエラーコードが表示された場合、取扱説明書が手元にない方への簡易的なガイドをご用意しました。
この記事では、現場でお困りの方が最短で原因にたどり着けるよう、エラーコードを「O」や「E」などの頭文字(アルファベット順)、および「数字」表示ごとに一覧にまとめ直しています。
正確な情報を掴むためには、ご自身の機器の年式や型番(KB2、KF2シリーズなど)に応じてメーカー公式の取扱説明書を見ていく必要があります。本記事はあくまでも現状把握の目安としてご活用ください。
川本製作所・メーカー公式の取扱説明書のダウンロードサイト→こちら
特にお問い合わせや検索されることが多い、緊急度の高いエラーコードは以下の4つです。該当するコードが出ている方は、以下のリンクの解説記事(詳細箇所)も参考にしてください。
- [HdL] が出ている方(吐出し圧力低下)➔ 渇水や空気混入の確認と対処法はこちら
- [PE1] が出ている方(吐出し側圧力センサー異常)➔ センサー異常の原因と対処法はこちら
- [20] が出ている方(MCオープン)➔ MCオープンエラーの原因と対処法はこちら
- [30] が出ている方(送水不能)➔ 水が出ないときの原因と確認ポイントはこちら
上記以外のエラーが表示されている場合は、現在の画面に表示されているエラーコードの頭文字(または数字)を以下から選んでタップしてください。
👉 「O」から始まるエラー(OC1〜3、OL、OH1など)はこちら
👉 「E」から始まるエラー(Er1、Er3など)はこちら
👉 「P・H」から始まるエラー(PEd、HdLなど)はこちら
👉 「L・C・その他」のアルファベット表示(LU、CPEなど)はこちら
👉 【数字】のみのエラー表示(KB2シリーズの「00」「10」など)はこちら
【川本ポンプ】エラーコード一覧(頭文字・表示別で)
川本ポンプの操作盤に表示されるエラーコードは、アルファベットの頭文字ごとに「モーターの異常」「基盤の異常」「水圧の異常」など、ある程度規則的に分類されています。
該当するエラーコードの頭文字を以下からお探しください。
※液晶画面に「数字」が表示されている場合は、一番下の【数字】の項目をご確認ください。
【O】から始まるエラー(OC、OL、OH、OUなど)
「Over(過剰)」を意味し、主に過電流や過負荷、過熱など、モーター周りに無理な負担がかかっていることを示すエラー群です。
| エラー表示 | 異常内容(原因) | 対象シリーズ | 自分でできる対処法・リセット方法 |
| OC1〜3 | インバータ過電流 (ゴミ詰まり等で羽根車が回らず、無理な電流が流れている状態) | KF2, KF2-T, KDP2, KFD2 | 電源を切り、ストレーナ(網)のゴミ詰まりを確認。改善しなければ業者へ |
| OL OL1 / OLU | 電子サーマル動作 (モーターへの負荷が大きすぎている状態) | KF2, KF2-T, KDP2, KFD2 | ポンプを少し休ませてから電源を再投入。頻発する場合は点検が必要 |
| OH1 | 過熱保護 (モーターやインバータが異常に熱を持っている状態) | KF2, KF2-T, KDP2, KFD2 | **【危険】**モーター焼き付きの恐れあり。無理に動かさずすぐに業者へ |
| OU OU1〜3 | 過電圧保護 (規定以上の電圧がかかっている状態) | KF2-T, KDP2, KFD2 | 落雷後などに発生しやすい。一度ブレーカーを落とし、再投入で復旧するか確認 |
| OPL | 出力欠相保護 (モーターへ送る電気の線が断線・接触不良を起こしている状態) | KF2-T | 配線トラブルやモーター故障の可能性。業者による点検・修理が必要 |
【E】から始まるエラー(Er1、Er3など)
「Error(エラー)」を意味し、主にメモリー異常や通信異常など、操作盤の中にある制御基板(コンピューター側)のトラブルを示すエラー群です。
| エラー表示 | 異常内容(原因) | 対象シリーズ | 自分でできる対処法・リセット方法 |
| Er1 | メモリー異常 (基盤のデータ読み込みエラー) | KF2, KF2-T, KFD2 | 一時的なエラーであれば電源再投入で復旧。再発する場合は基盤の交換が必要 |
| Er3 | インバータCPU異常 (制御システムの深刻なエラー) | KF2-T | 基盤の故障の可能性が高い。業者へ連絡を |
| Er8 | 通信異常 (内部のデータ通信ができていない状態) | KF2-T | 配線の接触不良や基盤故障。業者による点検が必要 |
| ErF | 不足電圧時データセーブエラー (電圧低下時にデータ保存に失敗した状態) | KF2-T | 一度リセット(電源再投入)し、通常運転に戻るか確認 |
【P・H】から始まるエラー(PEd、PES、HdLなど)
「Pressure(圧力)」や「Head(揚程・水頭)」を意味し、主に水圧センサーの異常や、配管内の圧力低下を示すエラー群です。
| エラー表示 | 異常内容(原因) | 対象シリーズ | 自分でできる対処法・リセット方法 |
| PEd | 吐出し側圧力発信器異常 (水を押し出す側の圧力センサーの故障・断線) | KF2, KF2-T, KDP2, KFD2 | センサー部品の交換が必要になるケースが大半。業者へ手配を |
| PES | 吸込側圧力発信器異常 (水を吸い込む側の圧力センサーの故障) | KDP2, KFD2 | 同上。センサー部品の交換が必要 |
| HdL | 圧力低下 (規定の水圧まで上がらない、または水が抜けている状態) | KF2, KF2-T, KDP2, KFD2 | 配管のどこかで水漏れがないか確認。凍結によるパンクや、フート弁(逆止弁)の不良の可能性あり |
| PE2 | 大水量運転 (許容範囲を超える大量の水が使われ続けている状態) | KF2-T | どこかで蛇口が開きっぱなしになっていないか、激しい漏水がないかを確認 |
【L・C・その他】のアルファベット表示(LU、Lin、CPEなど)
主に電圧の不足や、電源供給側のトラブルを中心としたその他のエラー群です。
| エラー表示 | 異常内容(原因) | 対象シリーズ | 詳細・対処例 |
| LU (0V・LV) | 不足電圧保護 (ポンプに十分な電気が届いていない状態) | KF2, KF2-T, KDP2, KFD2 | 施設全体の電圧低下や、電源ケーブルの延長による電圧降下が原因の可能性あり |
| Lin | 入力欠相保護 (電源からポンプへの電気の線が一部切れている状態) | KFD2 | 電源側のブレーカー確認、および業者による配線チェックが必要 |
| CPE | 制御基板CPU異常 (メイン基板の致命的なエラー) | KF2-T | 基板の故障。業者による部品交換が必要 |
【数字】のみのエラー表示(KB2シリーズ)
「KB2シリーズ」など、液晶ディスプレイを搭載している機種特有の数字によるエラー表示です。
| エラー表示 | 異常内容(原因) | 対象シリーズ | 詳細・対処例 |
| 0 0 | 電源異常 | KB2 | 電圧異常や制御盤の故障の可能性。業者へ連絡を |
| 0 1 | 電源反相 (電気のプラスマイナスのような接続が逆になっている状態) | KB2 | 設置工事直後に出やすいエラー。施工業者へ連絡し結線を直してもらう |
| 1 0 | 過負荷 (モーターに過度な負担がかかっている状態) | KB2 | ポンプを休ませて再起動。再発するなら点検が必要 |
| 1 1 | 拘束 (ゴミやサビでポンプの羽根車がロックされ回らない状態) | KB2 | モーターが焼き付く原因になるため、直ちに電源を切り業者へ |
| 2 0 2 1 | MCオープン MCショート | KB2 | 電磁開閉器(マグネットスイッチ)の異常。部品交換が必要 |
| 3 0 | 送水不能 (水が正常に送れていない状態) | KB2 | 水源(受水槽など)の水枯れや、空気を吸い込んでいないか確認 |
| 4 0 | 流量センサー異常 | KB2 | センサー部品の断線や故障。業者による交換が必要 |
エラーが消えない・復旧しない場合の対応(まとめ)
ポンプのエラーコードは、一時的な誤作動で表示されることもありますが、多くの場合、ポンプ本体や部品の寿命・故障を知らせる重要なサインです。
危険を伴うエラーが表示されている場合は、絶対に無理に動かそうとせず、速やかに専門業者へ点検をご依頼ください。
特に、設置から10年以上経過している古いポンプの場合、部品の供給が終了しており、修理ではなく本体ごとの交換が必要になるケースも多く発生しています。
「完全に水が止まってしまってからでは遅い」ため、エラーが頻発するようになったら、お早めにプロの診断を受けることをおすすめします。
▼川本ポンプの修理依頼ガイド
➔ 川本ポンプの故障でお困りの方へ!修理依頼の電話番号と問い合わせ手順の簡易ガイド
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川本ポンプの修理依頼をどこにするべきか迷った際は、現在お使いのポンプの保証状況と設置からの経過年数を基準に判断してください。
メーカー保証期間内(定期保守契約中)であれば迷わず販売元(施工サービス店)または川本製作所の公式窓口へ連絡するのが、最も確実な方法です。
販売元が不明または廃業している、すでに15年以上経過た古いポンプでエラーが出ている、緊急で直したいなどの場合は、交換も念頭におきつつ、フットワークの軽い他の専門業者へ相談してみましょう。
当社は創業40年、給湯設備の修理交換を強みとしており、川本ポンプの修繕・点検の実績もございます。
熊本・宮崎・鹿児島・佐賀・福岡(一部除く)なら最短15分で駆けつけ可能。ぜひ一度ご相談ください。



