給湯器の凍結防止カバーを自作!ホームセンターの配管テープや保温材おすすめは?

急激な寒波や雪などで気温が下がると、給湯器の配管が凍結してしまいます。

今回は、室外に露出している配管の凍結防止カバーを自作したい方に向けて

・給湯器の凍結防止カバーを自作する方法

・ホームセンターで買える配管テープや保温材

をご紹介していきます。

目次

給湯器の凍結防止カバーを自作する方法

保温チューブ・保温テープの巻き方

屋外の給湯器から出ている配管に凍結防止カバーを巻いていきます。

用意する材料は主に3つです

  • 配管の保温チューブ(断熱チューブ)
  • 配管の保温テープ(断熱テープ)
  • カッター
STEP
配管に合わせて保温材の長さを調整
STEP
保温材を45℃にカットして配管の横方向に装着
STEP
もう1本45℃にカットして配管の縦方向に装着
STEP
2本の保温材を組み合わせて接合
STEP
接合部分をテープで横方向にとめる
STEP
接合部分をテープで直角方向に巻く
STEP
形が歪な場所はテープで柔軟に補正します

以上が、配管に保温材を巻くときの基本的な手順です。

見て分かるように、配管へは最初に保温チューブを巻いて、さらに接合部分に保温テープを巻きます。

ただし、より頑丈に施工する場合は、保温テープを配管全体にグルグル巻きに巻いていくこともあります。

給湯器の配管に凍結防止カバーを巻くときは、脚部カバーを開けて、配管の長さを確認しながら保温材を巻いていきましょう。

ホームセンターで買える給湯器の凍結防止カバー

保温材には主に配管に直接巻き付ける保温テープと配管を包み込む発泡スチロールのような見た目の保温チューブがあります。

保温チューブは直径の大きさによって種類があり、サイズ違いの保温チューブを二重三重に巻いていくことで保温効果は高まっていきます。

初めての方にとって、保温チューブは配管の湾曲している部分への取り付けが難しいかもしれません。

予め配管サイズを測っておく必要があるので、基本的には保温テープを使用する方が簡単です。

保温チューブなしで保温テープをグルグル巻きにする場合は少し厚めに保温テープを巻き、配管給湯の熱が伝わらないよう注意しましょう。

おすすめ!コメリの配管の保温材(保温チューブ)

一般的によく使われているおすすめの保温材はコメリが販売しているパイプカバーです。

品名:パイプカバー 20mm径×2mテープ付(ポリエチレンフォーム保温筒テープ付き)

太さや長さに応じてサイズの種類があり、価格は約200円〜500円で販売されています。

このコメリの配管テープは、熱伝導率が極めて小さく、一般に使用されている保温材と比較して優れた保温効果を持っています。

耐水性や耐劣化性にも優れており、施工もしやすいのが特徴で、表面シート付きならワンタッチ施工もでき仕上がりも綺麗です。

この商品はインターネットで手軽に購入できます。

ホームセンターでも「ポリエチレンフォーム保温筒テープ」で探せば、似た商品を購入できるでしょう。

おすすめ!カクダイの保温テープ

一般的によく使われているおすすめの保温テープはカクダイの給湯・給水管兼用のテープです。

品名:カクダイ 保温テープ 給湯・給水管兼用 水道凍結防止帯用 長さ4m

この保温テープは、水道用の配管・給湯用の配管の両方に使えるので汎用性も高いのが特徴です。

価格もインターネットで約200円〜400円程度で購入できます。

凍結防止カバーと併せて実施したい凍結対策

配管に、自作で凍結防止のカバーを上から二重三重と巻くというのは有効的ではありますが、急激な寒波や雪など気温が下がった日には、それでも凍結することがあります。

凍結防止カバーを巻いているから、他の凍結対策は必要ない、と考えるのは危険です。

凍結防止カバーを巻いていたとしても、次にご紹介するふろ配管や給湯・給水配管の凍結対策は併せて実施するようにしましょう。

もし、それらの対策が行える自信がない、という方は、ぜひ最後にご紹介する凍結予防ヒーターを導入してみてください。

ふろ配管の凍結対策①お風呂の浴槽に残り湯を溜めたままにしておく

実は基本的にどのメーカーの給湯器にも、ふろ配管の凍結防止機能がついています。

そして、外気温が下がり凍結リスクが高まると、お風呂の浴槽の残り湯を使って、自動的に「凍結予防運転」又は「凍結防止運転」を開始してくれます。

凍結が心配される日は、浴槽に残り湯を溜めたままにしておきましょう。残り湯がない場合は、蛇口をひねってお水を貯めておくと良いです。

詳しくはこちらの記事に書いています↓

Link「【プロが教える】エコキュート凍結防止!残り湯や設定・配管の対策は?カバーやヒーターは必要?」

給湯・給水配管の凍結対策②水道管のお湯を出しっぱなしにする

外気温が下がり凍結が心配になってきたら、水道の蛇口を僅かに開けて、お湯をチョロチョロと出しっぱなしにしておくのが有効です。

基本的には、お風呂や洗面台、キッチンなど生活する上で必要な場所の全ての水道管からお湯を出しておくと万全ですが

すべての蛇口からお湯を出しておくことに抵抗がある場合は、キッチンの蛇口だけでもお湯を出しておくのがおすすめです。

詳しくはこちらの記事に書いています↓

Link「【プロが教える】エコキュート凍結防止!残り湯や設定・配管の対策は?カバーやヒーターは必要?」

おすすめ!凍結予防ヒーターを導入する

「自分で凍結予防の対策をできる自信がない」

「天候に合わせて蛇口をひねったり残り湯を溜めるイメージが沸かない」

という方には、凍結予防ヒーターを導入するのがおすすめです。

凍結防止ヒーターとは、凍結防止帯とも呼ばれています。中に電気を通し、凍結防止帯そのものが熱を持って給湯器が凍るのを防いでくれます。

凍結防止帯に組み込まれているサーモスタットで外気温を感知して自動的に電気を通すため、手間いらずで、暖かい時には無駄な電気は使いません。

電気代もそれほど心配する必要がないのがメリットです。

ただし、電源プラグが必要ですので、給湯器周りの電源が1箇所しかない、といった場合にはタコ足配線などでコンセントを増設・配線が露出しないよう取り回しが必要です。

エコキュートの場合の設置例はこのようなイメージです

出典:三菱電機公式サイト

一般的な水道管と異なり、エコキュートなど給湯器の場合は施工に様々な配慮が必要なため、初心者が自分で凍結防止ヒーターを装着するのは難しいでしょう。

当社では、凍結防止ヒーターの施工も行っていますので、ぜひご相談ください。

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