灯油ボイラーどこで買うと安い?業者・販売店ごとの相場傾向と特徴

家庭用の灯油ボイラーを取り扱っている買い替え業者は複数あります。

色んな業者があるため、どこを選んで良いか迷いますよね。

灯油ボイラーはどこで買うと安い?

どこで購入するのが良いのかよくわからない

ホームセンターで購入するの?

そんな疑問をお持ちかもしれません。

そこで今回は、

  • 灯油ボイラーの買い替えができる業者一覧
  • 業者別の買い替え費用の傾向
  • 灯油ボイラーはどこで買うと安いのか

についてご紹介していきます。

目次

灯油ボイラーの業者一覧と買い替え費用の傾向

まずは、灯油ボイラーの工事費込みの価格の相場を知っておきましょう。

本来は現場を見ないと必要な工事内容はわかりませんので、見積もりは出せません。

しかし、現場な特殊事情がない限り、次のような相場感がひとつの目安です。

給湯器価格(工事費込み)
灯油ボイラー15万円〜35万円(高機能なら40万円以上)

以前から灯油ボイラーをお使いで、既存の配線や基礎などを使い回せるなら、工事費はグッと抑えられます。

諸々の条件が揃えば、10万円台で買い替えできる可能性もあります。

家庭用の灯油ボイラーを取り扱っている買い替え業者は複数あります。

  • 灯油ボイラーのメーカー
  • 大手小売業者
  • ホームセンター
  • 家電量販店
  • ガス住設店
  • 水道設備店
  • 灯油販売業者
  • 給湯器の専門業者

次で各業者の特徴を見ていきましょう。

灯油ボイラーのメーカー

灯油ボイラーのメーカーは、取り付け・交換も受け付けています。

家庭用の灯油ボイラーのメーカーは主に3社あります。

  • 長府製作所
  • コロナ
  • ノーリツ

東日本ではコロナ、西日本では長府製作所のシェアが高く、業界内では「東のコロナ、西の長府」と言われています。

また全国的に知られている灯油ボイラーのメーカーは、ノーリツと言われています。

灯油ボイラーのメーカーに直接依頼する最大のメリットは安心感でしょう。

灯油ボイラーを製造しているメーカーですから、見積もりから取り付けまで、信頼度が高いのが魅力です。

修理で専門の部品が必要になったとときも、部品調達が早く、比較的素早く対応してくれます。

ただし、実際に工事を行うのは、工事を委託された専門業者のケースがほとんどです。

委託先の工事業者はメーカー側が指定するため、依頼者が自ら指定することはできません。

工事の費用に関しては割引率が低く、金額が高くなりやすい傾向にあります。

また、依頼したメーカーの製品以外の選択肢がないのがデメリットです。

複数メーカーを比較しながら必要な機能を見定めたり、価格を抑えたり、といった柔軟な対応ができません。

工事費用に関しても割引率が低く、金額が高くなりやすい傾向があります。

メーカーにこだわりがないのであれば、メーカーへの直接依頼は避けた方がよいでしょう。

大手小売会社(ドン・キホーテなど)

ドン・キホーテなどの大手小売会社でも、店舗によっては取り扱いがある場合があります。

大手小売業者から買う魅力は、頻繁に行われる商品の割引やキャンペーンを利用できる点です。

タイミングによっては比較的安価な価格で灯油ボイラーを購入できる可能性もあるでしょう。

ただし、取り付け工事は行っておらず、自分で工事を行ってくれる業者を見つけなくてはなりません。

もし紹介されたとしても、ボイラー購入と取り付け工事を別々の業者に頼むと、値引き交渉がしずらくなります。

最終的に、あまり安くならなかった、手間がかかった、といったことにもなりかねないため、注意が必要です。

ホームセンター(カインズなど)

カインズなどのホームセンターでも、店舗によっては家庭用の灯油ボイラーを取り扱っています。

季節のキャンペーンやセール、ポイント値引きを上手に利用すれば、比較的安く交換できる可能性があります。

身近なホームセンターであれば、信頼感や安心感があるのが魅力です。

何かあったときに修理の相談もしやすいでしょう。

ただし、広告やチラシなどで見かける安い価格には注意が必要です。

客引きのために安い機種の価格を前面に出しているケースがほとんどだからです。

  • 性能が限定される機種の価格だった
  • 給湯能力が低めの機種の価格だった

蓋をあけてみると、このようにガッカリしてしまうこともあります。

実際に欲しい性能や給湯機能のある灯油ボイラーで見積もりすると「思ったよりも高かった」と感じるでしょう。

近年はどの店舗でもエコキュートなど高省エネ給湯器へ主力商品をシフトする傾向が多く、灯油ボイラーのラインナップは多くありません。

そのため灯油ボイラーが欲しくても、ホームセンターでは選べるメーカーや機種が少なく限定されがちです。

家電量販店(ヤマダ電機など)

ヤマダ電機などの家電量販店でも、家庭用の灯油ボイラーを取り扱っています。

家電量販店の「住宅設備リフォーム」コーナーに行けば、担当者が話を聞いてくれて見積もりに応じてくれます。

家電量販店の魅力は、エコキュート・ガス給湯器・石油給湯器(灯油ボイラー)の様々なラインナップがある点です。

給湯器ごとの価格を比較しやすく、給湯器の性能を比較するにもイメージが湧きやすいでしょう。

ただし、実際に工事も含めて依頼する場合には、金額が高くなりやすい傾向があります。

灯油ボイラーでの買い替えを検討したいなら、家電量販店はベストな選択とはいえません。

そもそも取扱いメーカーや機種も限定されるうえに、価格もあまり安くないためです。

家電量販店の灯油ボイラーの取扱量は多くないため、実は足元ではメーカーからの仕入価格は高めです。

さらに、家電量販店では取引メーカーも限定されるため「取り扱っているメーカーは〇〇のみ(1社だけ)です」などと言われてることもあります。

結果的に、複数メーカーを比較しながら必要な機能を見定めたり、価格を抑えたり、といった柔軟な対応は期待できません。

近年はどの店舗でもエコキュートなど高省エネ給湯器へ主力商品をシフトする傾向があり

「灯油ボイラーを検討したいのに選択肢が少なく、エコキュートなど別の給湯器を勧められた」

というパターンに陥ることが多いでしょう。

また、家電量販店のスタッフでは基本的に施工できないため、実際には提携の施工会社へ外注しているケースがほとんどです。

外注マージンが上乗せされるため、当然、値段は高くなります。

ガス住設店

ガス住設店でも、灯油ボイラーの販売や設置を行っています。

専門知識を持ったスタッフが、ニーズに合わせた提案してくれるのが魅力です。

普段からやり取りがあるなら、知らない業者に修理・取り付け依頼をするよりも、安心感があります。

アフターサービスを利用することで手軽にサポートしてもらえる、というメリットもあります。

ただし、灯油ボイラーの見積もり価格は高めになると思っておいたほうが良いでしょう。

ガス住設店は、基本的には、ガス設備の専門店です。

腹の中では、ガス給湯器への提案に切り替えたいと思っている担当者も少なくありません。

ガス給湯器への提案をスムーズにするために、灯油ボイラーの見積もり金額をあえて高めに出してくる業者もいないわけではありません。

ガス給湯器は、最初の導入費用が安いため、ついつい価格面でのメリットを感じて選択してしまいがちです。

しかし、ガスは、長い目で見たときのランニングコストは非常に高いので、慎重に判断したほうが良いでしょう。

水道設備店

水道設備店は主に水回りの設備に特化した店舗ですが、一部の店舗では灯油ボイラーの販売も行っています。

家庭用の灯油ボイラーの設置では、給湯・給水配管の工事が必要になることも多いです。

水道設備店は水廻りの知識や経験が豊富なので、ボイラーの選定や設置に関しても専門的なアドバイスを受けられます。

水まわりのリフォームや修理の相談にものってくれるでしょう。

ただし、値段重視で探したいなら、複数社から見積もりをとりましょう。

水道設備店といっても、シンプルに水道まわりの工事だけやっている業者もいれば、水道設備だけでなく給湯器も含めて手広く事業やっている業者もいます。

そのため、どんな水道設備店に頼むかで、値段はまちまちです。

ただ、基本的には、水道設備の専門店として真摯に対応してくれるはずです。

水道設備を自社施工できる技術を持っているぶん、施工を外注に頼るしかない大手量販店に比べると、良心的な値段になる可能性が高いです。

灯油販売業者(ガソリンスタンド)

灯油業者は灯油を供給する専門店ですが、灯油ボイラーの取り扱い業者と繋がりがあることが多いです。

直接販売や施工を行ってくれる業者は限られますが、紹介してもらえる可能性が高いでしょう。

運良く灯油ボイラーの取付業者を紹介してもらえれば、良心的な値段で入手できる可能性があります。

給湯器の専門業者

給湯器の専門業者は、エコキュートやボイラーなどの給湯器に特化した業者です。

取り扱うメーカーが多岐にわたるので、自宅に最適な給湯器が選びやすいというメリットがあります。

さらに給湯器の取扱量も多いため、足元のメーカーからの仕入価格も低くおさえられている業者が多いです。

家電量販店などと比べると、安い価格で灯油ボイラーを設置可能です。

自社施工を行う業者であれば、本体価格・工事費や保証料金を含め総合的に安く提案してもらえます。

技術力に自信がある業者であれば、独自の保守点検サービスも充実していることも多いでしょう。

デメリットは、圧倒的にたくさんの業者が存在している点です。

基本的にはどの業者も丁寧な対応を行ってくれるはずですが、どの業者を選べばいいのか頭を悩ませてしまいます。

実績がない・明朗会計でない業者に依頼してしまうと、追加料金を請求されたりトラブルの原因になります。

灯油ボイラーはどこで買うと安いのか

業者別の灯油ボイラーの価格の傾向・相場感

地域によって業者の特色も違うため一概に言えませんが、相場傾向のイメージは下記のとおりです。

前述した内容から、分かりやすく表にすると下記のようになります。

※ただし、下記はあくまで参考程度にしてください。

業者価格の傾向
メーカー高め
大手小売業者高め
ホームセンター高め
家電量販店高め
ガス住設店標準〜高め
水道設備店標準
灯油販売業者標準〜高め
給湯器の専門業者安め〜標準

まわりに信頼できる専門業者を見つけられないなら、大手のメーカーや量販店に頼むのが心理的に安心かもしれません。

しかし、最も良心的な価格で灯油ボイラーを提供しているのは、給湯器の専門業者です。

給湯器のプロなので知識が豊富ですし、取扱量も多いため価格もリーズナブルです。

地元で信用や実績がある給湯器の業者が居るなら、その業者に依頼するのがおすすめです。

給湯器の専門業者を選ぶときのポイント

地元で信用や実績がある給湯器の業者が居るなら、その業者に依頼するのがおすすめです。

何か困ったことがあったときに、すぐに相談できる担当者が地元にいると、安心感があるものです。

ただし、給湯器の専門業者と言っても、技術力や実績には差異があるため注意しなければいけません。

  • 地元で信頼があるか
  • 確かな施工実績や評判があるか
  • 金額は明朗会計になっているか

これらの点も意識しながら、複数の業者から見積もりを出してもらい、慎重に比較検討するようにしましょう。

また、見積もりを依頼する過程で、顔の見える担当者としっかり話をしてみましょう。

専門的なことは分からなくても「この人に作業を任せたいかどうか」という視点で話をしてみるのがおすすめです。

まとめ

給湯器は丁寧に使えば、長持ちします。

すぐに買い替えを提案してくる業者よりも「修理して長く使い続けましょう」と提案できる業者のほうが、金銭的に助かることも多いはずです。

何かあったときに気兼ねなく相談できる専門業者を見つけておくことをおすすめします。

当社は、熊本地区でエコキュート・電気温水器・石油給湯器(灯油ボイラー)の修理・交換を行っております。

熊本地区にお住まいの方はぜひ当社にご相談下さい。

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