エコキュートの水位センサーの場所はどこ？故障すると起きる症状や仕組み・交換費用を解説

エコキュートの水位センサーの仕組みや場所は？

エコキュートの水位センサーが故障するとどうなる？

エコキュートの水位センサーの交換費用はいくら？

エコキュートの水位センサーはリセットできる？

そんな疑問に答える記事です。

エコキュートのエラーの原因に「水位センサー異常」というものがあります。

水位センサーはどこについている部品なのか、修理費用にいくらかかるのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エコキュートの水位センサーの仕組みや場所、故障時の交換費用などについて具体的に解説していきます。

不要な出費やトラブルを避けるためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

エコキュートの水位センサーの仕組みと場所

エコキュートの水位センサーは、浴槽の水位を測定するための部品です。

主にフルオートタイプの機器に内蔵されている部品で、ダイヤフラムという圧力測定装置が内蔵されています。

水位センサーは、貯湯タンク下部の追い焚き配管（戻り配管）付近に設置してあることが多いです。

戻り配管の付近に水位センサーを設置して、浴槽からの水圧を計測しています。

図にするとこのようなイメージです。

一般に浴槽内にお湯がたまると湯量に応じて水圧が変化しますので、水位センサーはそれを水位に変換・計測して浴槽の水位を検知します。

そして浴槽の水位の信号を本体の制御基板に伝えることで、水位を調整しています。

エコキュートの水位センサーが故障すると起きる症状

エコキュートの水位センサーは、浴槽のお湯の水位を検知しながら、お湯はりや足し湯の量を調整しています。

そのため、水位センサーが故障すると、例えば次のような症状が出ます。

例）

• お湯はり量が異常に多い
• お湯はり量が異常に少ない
• ふろ自動でお湯があふれる
• ふろ自動のお湯がすぐ止まる
• 設定湯量どおりにお湯はりしない
• 勝手に足し湯される
• 勝手に足し湯が止まる　等

水位センサーが故障すると、お湯はり・足し湯等の機能が使えなくなり、リモコンにエラーが表示されることが多いです。

エラーが表示されていても、蛇口から給湯すれば、浴槽にお湯をためられることが多いため、お湯が使えないと慌てる必要はありません。

しかし、風呂自動などのお湯はり機能や足し湯の機能が使えないことになります。

水位センサーの故障をなおすためには、基本的には水位センサーの部品交換が必要です。

自分でできる水位センサー異常の対処法

水位センサーが一時的に誤作動を起こすケースとしては、例えば次のようなものがあります。

湯はり後の水位が低すぎる

湯はり後の水位が浴槽アダプターの中心から約１０cm以下の場合、正確に湯量を判断することができません。

湯はり後の水位が浴槽アダプターから１０cm以上となるよう、湯はり量を調整してください。

浴槽の容量以上の湯量が設定されている

お湯はり設定量が浴槽の容量以上に設定されていると、当然ですがお湯があふれることがあります。

浴槽の容量に対して７～８割が適正量なので、一度、見直してみましょう。

残り湯があるのにお湯はり動作を行った

残り湯が残っているときにお湯はりすると、設定量を湯はりしますので、湯はり中に蛇口やシャワーからお湯を足すとあふれることがあります。

湯量が安定しないことになりますので、なるべく残り湯を排水してから湯はりしましょう。

お湯はり完了前に入浴してお湯を使った

湯はりが完了する前に入浴すると、お湯があふれたり水位が低くなることがあります。

できる限り、お湯はり完了後にお風呂に入るようにしましょう。

エコキュートの水位センサーはリセットできる？

メーカーによっては、水位センサーのリセット（湯はりに必要な学習データの初期化）を推奨していることがあります。

どうしてもお湯はり量が安定しない場合は、お手元の取扱説明書を確認してみましょう。

例えば、三菱エコキュートの場合、下記操作で水位センサがリセットできます。

「チャイルドロック」と「湯量－」を 3秒以上同時に押す（P.S.Wタイプの場合）

エコキュートの水位センサーの交換費用の目安

お使いのエコキュートが保証期間内であれば、無償修理できる場合があります。

まずはお手元の保証書や取扱説明書で保証期間内かどうかを確認しましょう。

水位センサーの交換費用の目安は次のようになっています。

水位センサーの交換費用は次のようになっています。

メーカー	交換費用の目安（税込）	詳細
ダイキン	24,000～51,000円程度	▶こちらをクリック
パナソニック	23,000円程度	▶こちらをクリック
三菱	18,700円～68,200円程度	▶こちらをクリック
コロナ	公開されていません	コロナの修理窓口へ直接お問い合わせください。

修理内容は現場をみてからの判断になるため、修理金額が公開されている金額目安と大きく異なる場合があります。

メーカー修理の特徴

メーカー窓口に修理依頼した場合の修理費用は、次のように計算されます。

修理費用 ＝ 技術料 ＋ 部品代 ＋ 出張費

現場点検の結果、仮に部品交換などの修理が不要だった場合でも、点検料と出張費はしっかり請求されます。

例えば、ダイキンの窓口に依頼すると出張・点検だけでも14,500円〜19,000円かかります。

もし可能であれば、先に販売店（据付工事店）に連絡してみましょう。

先に販売店（据付工事店）に連絡するメリット

万が一にも販売店側の過失（施工不良や施工ミスなど）だった場合、修理費をサービスしてくれる可能性があります。

販売店独自の延長保証を利用している場合も、保証期間内であれば無料で修理してもらえます。

販売店（据付工事店）の連絡先は、通常は、お手元の取扱説明書や保証書に記載されていますので確認しましょう。

地元の給湯器の専門業者に連絡するメリット

地元で信頼や実績のある給湯器の専門業者を知っていれば、そちらに連絡しても良いでしょう。

電話などで問い合わせて具体的な症状を伝えると、必要な応急処置を教えてくれます。

地元の業者であれば、出張費をサービスしてくれるところもありますし、良心的な料金体系で修理に応じてくれるところもあります。

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