エコジョーズとエコキュートどっちがいい?10年コストと向き不向きで比較

「エコジョーズとエコキュート、結局どっちがお得?」
「初期費用だけでなく、10年使った場合のトータルコストで比較したい」

給湯器を交換する際、ガスを使う「エコジョーズ」と電気を使う「エコキュート」のどちらを選ぶべきか迷う方は少なくありません。

エコジョーズは比較的導入しやすく、必要なときに必要な分だけお湯を沸かせるのが特徴です。一方、エコキュートは初期費用が高くなりやすいものの、空気の熱を利用して効率よくお湯をつくるため、給湯にかかる光熱費を抑えやすいというメリットがあります。

本記事では、創業40年以上・完全自社施工で年間4,000件以上の施工実績を持つ坂口ボイラーサービスが、エコジョーズとエコキュートの違いを整理して解説。初期費用・光熱費・10年間のトータルコストを比較します。

なお、どちらを選ぶべきか迷ったら、当社までお気軽にご相談ください。お見積り費・出張費・キャンセル費はすべて無料です。

目次

エコジョーズとエコキュートの違い早わかり表

まずはエコジョーズとエコキュートの違いを一覧で確認しましょう。

項目エコキュートエコジョーズ
熱源電気(空気の熱を利用)ガス(排熱を再利用)
お湯の作り方貯湯式(貯めて使う)瞬間式(その都度沸かす)
初期費用の目安約60万円〜約20万円〜
ランニングコスト抑えやすい(深夜電力)使用量が多い家庭で有利
設置スペース大きめ(タンク+室外機)コンパクト
災害時タンクの水を活用できる断水すると使えない

それぞれの中身を、次章から詳しく解説します。

エコキュートとエコジョーズの仕組みの違い

両者の大きな違いは「給湯の仕組み」です。エコジョーズはガスを使用し、エコキュートは電気でお湯を作ります。

また、エコジョーズが加熱の際に出る熱を再利用するのに対し、エコキュートは空気中の熱を集めてお湯の沸き上げに活用します。

エコキュートの仕組み

エコキュートは、熱伝導率の高い自然冷媒(CO2)を使い、空気の熱を移動させてお湯を沸かします。

大気中の熱を熱交換器の冷媒が取り込み、圧縮機で高温にして水に伝え、お湯を作って貯湯ユニットに貯める、という仕組みです。

エコキュートを動かす電気は、お湯を沸かすためではなく、熱(冷媒)を移動させるために使われています。使った電気エネルギーに対して、生み出される熱エネルギーは3倍以上になるため、非常に効率のよい省エネ機器と言われています。

エコジョーズの仕組み

エコジョーズは、従来捨てていた排気熱を回収して再利用するガス給湯器です。

発生した熱を最大限に活かすことで、従来よりも少ないガス消費量で効率よくお湯を沸かせます。

ガスを燃焼させて水を温め、その高温の排気で二次熱交換器の水を予備加熱する、という流れでお湯を作ります。

なお、排熱を下げる過程で水蒸気が発生して結露するため、ドレン水を排出する配管工事が別途必要になります。

エコキュートとエコジョーズのメリット・デメリット

エコキュートのメリット

  • タンク内の水が災害時の備蓄になる
  • ガスを使わないため二酸化炭素の排出を抑えられる
  • オール電化と組み合わせれば光熱費を大きく削減できる

エコキュートは貯湯式のため、断水時にはタンク内のお湯を非常用水として使えます。停電時でもお湯を取り出せるので、災害対策として選ぶ人も多いです。

エコキュートのデメリット

  • 一度に大量に使うとお湯切れになることがある
  • 冬期は熱効率が下がり、相対的に光熱費がかかりやすい

通常は困らない湯量がキープされますが、急に大量のお湯が必要になると足りなくなることがあります。また、空気の熱を利用するため、気温が下がる冬は効率が下がりやすい点に注意が必要です。

エコジョーズのメリット

  • 断水しない限りお湯を使い続けられる(湯切れなし)
  • 新鮮なお湯をそのまま使える
  • コンパクト設計で置く場所を選ばない

水道水を直接沸かす瞬間式のため、お湯切れの心配がありません。タンクが不要なので、マンションのベランダなどにも設置しやすいのが特徴です。

エコジョーズのデメリット

  • 断水するとお湯が一切使えない
  • ガスを燃焼させるため火災などのリスクがある
  • ガスをあまり使わない家庭は節約効果を実感しにくい

エコジョーズはガスの熱を再利用するため、ガスを多く使う家庭ほど恩恵を受けられます。家族が少ない家庭やシャワー中心の家庭では、節約効果を感じにくいことがあります。

また、結露で発生するドレン水を排出する配管工事が必要です。コンパクトでも配管が原因で設置できないケースがあるため、導入前に確認しておきましょう。

【独自比較】エコジョーズとエコキュートの10年トータルコスト

エコジョーズとエコキュートを比較するうえで重要なのが、初期費用とランニングコストを合わせた10年間のトータルコストです。

下表は、当社の施工実績をもとにした概算モデルです(4人家族・機種や地域で変動します)。

費用(10年)エコキュートエコジョーズ(都市ガス)
初期費用(本体+工事)約40〜60万円約20〜35万円
年間の給湯光熱費(目安)約2〜3万円約5〜7万円
10年の光熱費(目安)約20〜30万円約50〜70万円
10年トータルの目安約60〜90万円約70〜105万円

初期費用ではエコジョーズが安いものの、光熱費まで含めた10年で見ると、エコキュートのほうが総額を抑えられるケースが多くなります。

ただし、これはあくまで目安です。プロパンガスか都市ガスか、深夜電力プランを使えるか、家族の人数などで結果は変わります。

エコキュートとエコジョーズの費用の考え方

燃料もお湯の作り方も異なるため、「どちらが必ずお得」と言い切ることはできません。地域や使い方を踏まえて考えることが大切です。

初期費用(導入費用)

導入費用だけで考えると、エコジョーズのほうが安く済みます。機種により差はありますが、一般的にエコジョーズは約20万円〜、エコキュートは約60万円〜が目安です。

なお、家電量販店やハウスメーカーでは提示価格が高くなりがちですが、当社のような給湯器専門店なら、より抑えた初期費用で導入できる可能性があります。

継続費用(ランニングコスト)

継続費用は、電気代の安い夜間にお湯を作るエコキュートのほうがお得と言われてきました。

ただし近年は電気代・ガス代ともに変動しており、「ガスだから安い」「電気だから安い」と単純に判断しにくくなっています。

お住まいの地域の電力会社で判断が変わる

電気代は、電力会社の電気料金単価(1kWhあたり)によって変わります。

たとえば、九州電力エリアは電気料金が比較的安いため、ガスよりも電気(エコキュート)のほうがお得になりやすい傾向があります。

一方で、電気料金単価が高いエリアでは、太陽光発電とセットにしないとお得感が出にくい場合もあります。ご自身のお住まいのエリアの料金を確認したり、試算したりするとよいでしょう。

オール電化にすると基本料金を節約できる

電気とガスを併用すると、それぞれに基本料金がかかります。電気だけで生活すればガスの基本料金がかからないため、長い目で見るとトータルコストの削減につながります。

そのため、エコキュートを導入する際は、オール電化への切り替えもあわせて検討すると恩恵が大きくなります。

エコジョーズとエコキュートはどっちがいい?向き不向きで判断

エコジョーズとエコキュートのどちらを選ぶべきかは、家族構成やライフスタイルによって異なります。

以下の表ではそれぞれどんな人に向いているのかをまとめたので、参考にしてください。

エコキュートが向いている人エコジョーズが向いている人
・オール電化にしたい/IHを使用
・光熱費を長期で抑えたい
・プロパンガスを使っている
・災害時に水を備えたい
・お湯を使う人が多い/湯切れが不安
・シャワー中心で水圧を重視
・初期費用を抑えたい
・設置スペースが狭い

選ぶときの3つのポイント

エコキュートとエコジョーズを選ぶときは、次の3点を確認しましょう。

  • 入浴習慣:毎日湯船に浸かるなど、お湯を多く使う家庭はエコジョーズの恩恵を受けやすい傾向です。
  • 住宅の状況:エコジョーズはドレン配管が必要。エコキュートは深夜運転の音に配慮が必要な場合があります。
  • 自治体の補助金:どちらも補助金の対象になる場合があるため、事前に確認しましょう。

エコキュートが向いている人

プロパンガスからオール電化に切り替える人は、給湯コストを大きく下げやすく、特にメリットが大きくなります。

エコキュートのランニングコストは、プロパンガスの給湯器と比べて約4分の1と言われることもあり、光熱費を節約したい方に向いています。火を使わないため安全性を重視する方にもおすすめです。

エコジョーズが向いている人

お湯を使う人が多い家庭や、家族がそれぞれの時間にシャワーを使う家庭では、瞬間式で湯切れのないエコジョーズが便利です。

完全にオール電化にするのが不安で、ガス機器を使い続けたい人にも向いています。初期費用を抑えたい、コンパクトに設置したいという方にもおすすめです。

なお、エコキュートは一部の機種を除きシャワーの水圧が弱めですが、瞬間式のエコジョーズなら強い水圧を保ちやすい点もメリットです。

まとめ|迷ったら10年コストと使い方で判断を

エコジョーズとエコキュートは、それぞれにメリットがあります。一般的には、初期費用を抑えやすいのはエコジョーズ、長期的なランニングコストを抑えやすいのはエコキュートというのがひとつの目安です。

ただし、10年間のトータルコストは、地域ごとの電気・ガス料金や家族の人数、お湯の使用量、入浴スタイル、設置環境などによって変わります。太陽光発電を設置している家庭では、昼間の余剰電力を給湯に活用できるエコキュートも有力な選択肢です。単純な本体価格だけでなく、今後10年程度の光熱費まで含めて比較すると、ご家庭に合った給湯器を選びやすくなります。

坂口ボイラーサービスでは、現在の給湯器が修理で使い続けられる場合は、交換だけでなく修理も積極的にご提案しています。交換が必要な場合には、ご予算や設置環境に合わせて複数メーカーのエコキュートから適した機種をご案内します。

九州7県(一部対応エリア外あり)で、点検・修理から機種選び、交換工事まで完全自社施工で対応しています。お見積り費・出張費・キャンセル費はすべて無料ですので、「修理と交換のどちらがよい?」「エコジョーズとエコキュートで迷っている」という方もお気軽にご相談ください。

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