エコキュートのマイクロバブルは後付けできる？内蔵型と据え置き型の違いを解説！

エコキュートのマイクロバブルは後付けできる？

マイクロバブルの効果・効能・口コミは？

マイクロバブル導入に必要な費用は？

そんな疑問に答える記事です。

マイクロバブルとはどんなものなのか、後付けできるのかどうか気になりますよね。

そこで今回はマイクロバブルの効果や後付けの注意点などについて具体的に解説します。

不要な出費やトラブルを避け、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

マイクロバブルとは？効果・効能も解説

マイクロバブルとは？

マイクロバブルとは、直径1〜100マイクロメートル（μm）の気泡のことです。

1マイクロメートルは1mmの1000分の1なので、とても小さい泡といえます。

水中の体積が大きくなるほど、浮力は大きくなります。

そのため、小さいマイクロバブルは浮力が小さく、水中に長く滞在できることが特徴です。

一方、普段目にする、水面に上昇して消滅する気泡は「ミリバブル」という気泡です。

ミリバブルは直径が約100マイクロメートル（μm）以上の気泡です。

このように、気泡は直径によってミリバブル・マイクロバブル・ウルトラファインバブルに分類されます。

名称	泡の大きさ（直径）	目視	1m浮上にかかる時間
ミリバブル	100μm以上	可能 ・髪の毛程度	速く上昇 ・直径1mmの気泡 ▶約5～6m／分
マイクロバブル	1μm～100μm程度	可能 ・スギ花粉や黄砂程	非常にゆっくりと上昇 ・直径10μmの気泡 ▶約3mm／分
ウルトラファインバブル	10nm～1μm程度	不可能 ・無色透明 ・ウイルスや煙程度	水中に長期残存 ・数週間から数ヶ月

マイクロバブルの効果・効能

マイクロバブルは超微細な泡です。

このような泡が肌にぶつかると、老廃物や毛穴のゴミを吸着して取り除くなど、様々なメリットがあります。

リラックス効果

入浴にはリラックス効果があり、仕事や学業などのストレスから開放させる効果があります。

また、入浴の温浴効果は末梢神経が拡張して血行が良くなるため、疲れを取ることができます。

そして、マイクロバブルで入浴をすることで更にリラックス効果を高めることができます。

副交感神経を高め、優位にさせることでストレスの解消にも繋がるでしょう。

洗浄効果

マイクロバブルは直径1〜100マイクロメートル（μm）の小さな気泡です。

この気泡が皮膚に吸着して皮脂などの毛穴汚れや老廃物を除去してくれるという洗浄効果があります。

温浴効果

マイクロバブルで入浴すると、細かな泡が体を包み込むため体への熱の伝わりが緩やかになります。

これによって、ゆっくりと体が温まり、入浴後の熱の放出も緩やかになります。

体の芯から温まった状態を維持し、温泉に入ったかのように保温性が高いこともメリットです。

また、入浴後の熱の放出が緩やかなことで、以下のようなメリットを得られます。

• 湯冷めしにくい
• 肌の潤いが保たれる
• 血行促進効果がある

まるで温泉に入っているかのように楽しめる

細かなマイクロバブルによって、お風呂のお湯は白濁の湯のような見た目になります。

この見た目から、まるで温泉に入っているかのようなリラクゼーションを味わうことができるでしょう。

マッサージ効果

マイクロバブルが噴出されることで、浴槽内には水流ができます。

この水流によるマッサージ効果が期待できます。

機器によっては専用ノズルがあり、肩こりや腰痛などのマッサージも可能です。

入眠環境をサポート

マイクロバブルのリラックス効果によって、入浴後は入眠環境が整うメリットもあります。

リラックスすることができれば、睡眠の質も高くなるので次の日もスッキリと起きやすくなります。

うるおい効果

マイクロバブルで満たされたお湯の湯ざわりは柔らかく、また、普通の入浴と比べて肌の角質水分量は増加します。

このことから、肌がしっとりとするうるおい効果が期待できます。

気になる口コミ

マイクロバブルを実際に使った方の口コミには次のようなものがあります。

お湯がまろやかで心地が良いです。湯上がりのしっとり感もあります。

以前に比べて湯冷めしにくくなったような気がします。

ウルトラファインバブルを使い始めてから、お湯がぬるいかも？と思います。設定温度をいつもより１〜２度上げておけば問題ないですが。

ウルトラファインバブルの微細な泡は、入浴中の肌に優れた『温浴効果、美肌効果、洗浄効果』をもたらしてくれます。

ただ、一般的に、お湯は、水中に含まれる泡の量（空気の量）が増えるほど温度は下がりやすくなります。

もしバブル機能を使っていて、お湯の温度がぬるいなと感じるようであれば

・お湯はりでは、いつもより１〜２度ほど設定温度を上げる
・入浴中は自動保温機能をONにしておく

などの工夫をしておくのがおすすめです。

マイクロバブルは後付けできる?

お使いの浴槽（お風呂）にマイクロバブルを後付けすることは可能です。

マイクロバブルを後付けするには２つの方法があります。

据え置き型タイプを導入する

エコキュートの機能ではありませんが、別でバブル機を購入して入浴時に利用する方法です。

据え置き型とは、浴槽上部などの見えるところに設置する箱状のマイクロバブル装置です。

据え置き型は、どこへでも持ち運べるバブル機で工事をする必要がないので、賃貸物件でも簡単に導入することができます。

商品相場としては25～35万円程度ですが、工事費が発生しないため本体価格だけで済みます。

しかし、据え置き型なので浴室内に設置場所が必要になります。

また、稼働するために電源が必要なので、浴室ドアを完全に閉めることができません。

内蔵型タイプを導入する

フルオート機能のエコキュートにオプションでついているバブル機能を導入する方法です。

内蔵型とは、ビルトインタイプとも呼ばれ、浴槽内部に埋め込んで設置されたものです。

内蔵型のメリットは見た目がスッキリしていることです。

浴槽の給水口と吐出口の増設とリモコンの追加以外で見た目の違いはほとんどありません。

デメリットとしては、工事が必要になるということです。

浴槽への取り付けや配管工事が必須になるため、賃貸物件の場合は利用できません。

通常は、マイクロバブル対応のエコキュートの導入と同時に、それに対応した循環口（アダプター）付きの浴槽を導入します。

そのため、マイクロバブルだけを後付するという事例は多くなく、エコキュートの取替工事と同時に導入するご家庭がほとんどです。

最新情報は各メーカーの公式情報や専門業者に確認しましょう。

マイクロバブルの後付けを業者に依頼するポイント

マイクロバブルを後付けする場合、業者選びは慎重に行ってください。

同じ製品の設置でも、業者によっては5万円以上の差額が発生することもあります。

また、水漏れリスクのある工事でもあるので、信頼できる業者に依頼しましょう。

そこで、以下の点を意識して業者選びをすると良いでしょう。

• 現地調査を行ってくれる
• お風呂工事の施工実績が豊富
• 複数の業者に相談して相見積もりの状態にする
• 価格だけで決めずに総合的に判断する

現地調査を行ってくれる

どのメーカーの商品が適しているのか、据え置き型と内蔵型はどちらを選ぶべきかなど、現場で調査しないと判断できないことが多くあります。

現場調査をおこない、提案をいくつかしてくれる業者の中から選ぶようにしましょう。

また、実際にあって話を聞き、わかり易い言葉で説明してくれるかどうか、信頼できるかどうかなどを確認すると良いでしょう。

お風呂工事の施工実績が豊富

内蔵型のマイクロバブルの商品によっては、浴槽を加工する必要があります。

配管工事も必要になるため、業者には水漏れを発生させないように高い技術と豊富な経験が求められます。

業者の施工実績を確認し、技術と経験があり信頼できるかを判断しましょう。

複数の業者に相談して相見積もりの状態にする

業者によって数万円の差が発生するので、複数の業者に見積もりを取るようにしましょう。

依頼するときに「相見積りですが」と伝えておけば、受注のために値引きに応じてくれる業者もあります。

価格だけで決めずに総合的に判断する

業者に依頼するときは、ついつい1番安い業者に依頼したくなりますが、どこに依頼するかは総合的に判断してください。

• アフターフォローがしっかりしているか
• 信頼できると感じたか

見積もり金額だけでなく、この2点についても確認しておきましょう。

特にアフターフォローについては、保証期間やトラブルが発生したときの対応など、見積依頼時に確認しておくと後々トラブルにならずに済みます。

アフターフォローがしっかりとしていて、信頼できる業者であるという前提で、業者に工事を依頼してください。

エコキュートでマイクロバブルを後付けできる条件

三菱のエコキュートでマイクロバブルを後付けするには

三菱エコキュートのマイクロバブル機能の注意点は以下のとおりです。

• 対応しているのはPシリーズのみ
• 別売り部品が必要で現場によっては設置できない可能性がある

三菱エコキュートは最上位モデルのPシリーズのほかに、スタンダードなSシリーズ、価格が抑えられているAシリーズなどがあります。

しかし、マイクロバブル機能を搭載できるのは、Pシリーズのみとなっています。

また、専用浴槽アダプター、空気チューブセット、保温材[空気チューブ用]などの別売部品が必要になるので、数万円程度の追加工事が発生します。

現地調査によっては空気チューブが施工できない可能性もあるので注意しましょう。

ダイキンのエコキュートでマイクロバブルを後付けするには

ダイキンのマイクロバブル機能の注意点は以下のとおりです。

• ダイキンのフルオートエコキュートのみ
• アダプターが別売り

ダイキンのエコキュートのなかで、マイクロバブル機能をオプションで選択できるのはフルオートタイプのみです。

また、別売りの専用アダプターを購入する必要があります。

約3万円のアダプター購入費用と数万円の追加工事費用が必要となります。

マイクロバブル機能を使いたい場合は、エコキュートを購入する際にアダプターの購入と取り付け依頼を忘れずに行いましょう。

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