中古のエコキュート「型落ち品なら価格が安い」は嘘?リスクやデメリットを解説

新品のエコキュートが高額なので中古品にしようか悩んでいる・・

営業マンから型落ちのエコキュートが安いと言われ勧められた

中古品や型落ち品のエコキュートのリスクやデメリットは?

そんな疑問に答える記事です。

中古品や型落ち品のエコキュートは、新品に比べて価格が安いため、お求めやすいエコキュートです。

しかし、中古品や型落ち品は、壊れやすい、部品供給がない等、新品と異なりリスクが伴うため注意が必要です。

よく検討しないまま中古品や型落ち品を購入すると、かえってトータルコストが高くつく可能性もあります。

そこで今回は、中古品や型落ち品のエコキュートのリスクやデメリットについて具体的に解説します。

不要な出費やトラブルを避け、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事で分かること
  • 中古品のエコキュートのリスクとデメリット
  • 型落ち品のエコキュートのリスクとデメリット
  • 中古品または型落ち品のエコキュートの価格
目次

中古品のエコキュートのリスクとデメリット

劣化に見合った価格相場かどうか見分けられない

エコキュートの中古品で注意したいのが、金額が妥当かどうかの客観的な基準がないことです。

例えば、中古車であれば走行距離でどの程度走っているか分かるため、中古車の価格の相場を想定することができます。

あるいは、中古車は市場で多く販売されているため、インターネットで調べるとすぐに価格の相場がわかります。

しかし、エコキュートは普及し始めてからそれほど年数が経っていないため、中古車のように中古のエコキュートの市場がありません。

経過年数に応じた価格相場がないため、中古品の金額を提示されてもそれが妥当なのか判断がつかないのです。

さらに、中古のエコキュートは、そもそも何年使用しているか分からない点にも注意が必要です。

中古品のため早く壊れることがある

一般的に、エコキュート本体の使用年数の目安は10年です。

それ以上使用すると、故障など不具合が起きやすくなります。

中古品は既に使用された製品であるため、寿命は10年よりも短くなると考えるのが一般的です。

中には長年使用された製品の可能性もあり、その場合はすぐに壊れやすくなっています。

使い始めてから短期間で修理が必要になるリスクがあることを理解して購入するようにしましょう。

また、中古品には本体の保証がついていないことが多いです。

保証がなければ修理費用が高くなってしまうため、注意しましょう。

故障頻度によってはトータルコストが高い

中古のエコキュートは寿命が短く、故障頻度が高い可能性があります。

新しいエコキュートであればメーカーの無償保証期間があるため、故障しても安心です。

しかし、長年使われていた中古のエコキュートはメーカーの無償保証期間が終わっていることもあります。

そのため、部品が壊れたときは、自分で高い修理費を負担する必要があり、故障頻度が高ければ何度も修理することになります。

故障しやすい部品の修理費用の目安は以下のようになっています。

故障の部品修理費用の目安
ヒートポンプ内部(インバーター・流量センサーなど)4~10万円程度
基盤(タンク内・ヒートポンプユニット内・リモコン)5〜20万円程度
三方弁(湯沸し三方弁・風呂三方弁)2〜4万円程度

このように、中古のエコキュート安く購入しても、高い修理費がかかると最終的に高い買い物になるかもしれません。

部品供給が終わっているモデルは修理できない

一般的に、メーカーの部品供給期間はエコキュートの製造終了後10年と決まっています。

そのため、中古のエコキュートを長く使用して壊れた場合

部品の供給が終わっており部品の在庫がないので、新しいエコキュートに買い替えてください。

このように言われやすく、メーカーが修理部品を保有していない可能性があります。

もし、エコキュートが壊れたときに修理部品がなければ、修理することができず、新しいエコキュートに交換することになります。

新しいエコキュートの導入にも費用がかかるため、始めから新品を購入した方が最終的に費用がかからないこともあります。

型落ち品のエコキュートのリスクとデメリット

型落ちのエコキュートとは、製造年が古くなってしまったエコキュートのことです。

新品ではあるものの、製造年が古いので、家電量販店などでは「在庫処分」「見切り品」などと扱われ価格が安くでていることがあります。

基本的には未使用品であるため、使用済みの中古品のように、劣化を心配する必要がない点は安心できます。

しかし、そのような型落ち品でも、次のようなデメリットがあります。

年式が古いと修理できない可能性がある

型落ちのエコキュートは製造年が古いため、製造終了後10年間の部品供給が終わっている可能性があります。

部品供給が終わっていると、エコキュートが故障したときに修理ができず、新しいエコキュートに交換する必要があるかもしれません。

年式がどの程度まで古いのかは、型落ち品を選ぶときの重要なポイントとなります。

家電量販店で買うと型落ち品でも安くない

新品のエコキュートは、公式カタログを見ると定価100万円近くします。

そのため、新品より安い型落ち品の購入を検討する方もいるかもしれません。

実際、営業マンから型落ちのエコキュートが安いと言われ勧められた方もいるのではないでしょうか。

しかし、家電量販店等で型落ち品を勧められたときは注意が必要です。

型落ち品だから安い、と思っていても、実際はそこまで安くないことがあります。

というのも、エコキュートの価格は、専門店と家電量販店では大きく違うことが多いためです。

家電量販店は安いイメージがあるかもしれません。

しかし、家電量販店はエコキュートに関して言うと決して取扱量は多くないため、値引き額に限度があり、実際にはあまり安く購入できません。

同じ型式の最新のエコキュートでも、基本的に、家電量販店より専門店の方が割安で手に入ります。

ぜひ見積もりをとるときは、家電量販店どうしで見積もるのではなく、専門店なども含めて複数社から見積もりをとることをおすすめします。

中古品または型落ち品のエコキュートの価格

中古品または型落ち品の価格相場の調べ方

「エコキュート 中古」で検索すると、ネットオークションで出品されている中古品の価格を調べることができます。

中古品の価格相場は、約15万円〜20万円程度(送料込み)となっています。

これは、中古品のデメリットを考えるとあまり安くない金額です。

なぜなら、エコキュート専門店であれば、新品でも約20万円前後の価格で買えることがあるからです。

実際、当社では新品のエコキュートでも約20万円前後の価格からラインナップを揃えています。

エコキュート専門店なら新品が低価格で買えることがある

当社は、エコキュートの修理・販売を専門に扱う専門店ですが、新品でも下記のような価格でエコキュートを提供しています。

このように、新品のエコキュートでも中古品(又は型落ち品)と同じくらい安く購入できる場合もあります。

複数社から見積もりをとり、中古品、型落ち品、新品を比較してみましょう。

あまり金額か変わらないならば、やはり中古品や型落ち品にはデメリットやリスクがあるので、新品を選ぶべきです。

最新の市場価格の相場は、ご自身でも検索して調べてみると良いでしょう。

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