三菱エコキュートE17のセンサー不具合とは？エラー解除やコネクタ抜けの確認方法

三菱エコキュートのエラーコードE17って何？

再起動してもエラーを繰り返すのは何故？

E17のエラーの原因や解除方法は？

エラーE17の修理・交換費用はいくらかかる？

そんな疑問に答える記事です。

三菱エコキュートのエラーコードE17は、貯湯ユニット内部の温度検知センサー部品の不具合を知らせるエラーです。

エラーコードE17の不具合は、自分で対処できるのか、修理費用はいくらかかるのか、など気になる方も多いでしょう。

この記事では、三菱エコキュートにE17のエラーコードが出たとき、必ず確認しておきたいポイントを具体的に解説します。

不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

三菱エコキュートエラーコードE17のセンサー不具合とは

三菱エコキュートのエラーコードE17は、貯湯ユニット内部の温度検知センサー部品の不具合を知らせるエラーです。

温度検知センサーは基本的には各所の温度を計測しながらエコキュートの全体的な安全な動きを管理しています。

貯湯ユニット内部には、以下の７つの温度検知センサー（サーミスタ）があります。

• 気温サーミスタ
• 循環サーミスタ
• 給湯サーミスタ
• ふろサーミスタ
• 中間Mサーミスタ
• 残湯サーミスタ
• HP戻りサーミスタ

これらの温度検知センサーが故障や断線によって正常に動かなくなると、エラーコードのE17がリモコンに表示されます。

エラーE17の主な原因

E17エラーの一般的な原因は、次のいずれかが考えられます。

• 温度検知センサーを動かす制御基板が故障した
• 温度検知センサーの部品自体が故障した
• 温度検知センサーの接続部分（コネクタ）が抜けた

センサーは経年劣化によって故障しやすい部品です。

センサーが短絡したり断線することにより、正常に機能しなくなります。

ただし、原因は１つとは限らず、複数の原因が同時に起きていることもあります。

原因を特定していくのは素人では難しく、プロによる判断が必要です。

エラーE17の主な症状

温度検知センサーは基本的には各所の温度を計測しながらエコキュートの全体的な安全な動きを管理しています。

そのためセンサーの温度が異常値を示すと、安全装置が作動してエコキュートが停止することがあります。

他にも様々な症状が出る可能性があります。

• タンクのお湯が沸かない
• タンクのお湯が出ない
• 給湯温度が安定しない
• お風呂の追い焚きができない

エラーを繰り返すときは？

E17のエラー表示がすぐ消えたなら、機械の一時的な誤作動だった可能性があります。

この場合は、しばらく様子をみながら、エコキュートを使い続けても良いでしょう。

しかし、E17のエラーを何度も繰り返すときは、機械の一時的な誤作動とは考えにくく、何らかの故障や不具合が起きている可能性が高まります。

もし、エラー解除してもリモコンにエラーが表示され続けるようなら、点検・修理を依頼してください。

三菱エコキュートエラーE17の修理費用や部品交換費用の目安

お使いのエコキュートが保証期間内であれば、無償修理できる場合があります。

まずはお手元の保証書や取扱説明書で保証期間内かどうかを確認しましょう。

保証期間を過ぎている場合は、有償修理の扱いとなり、修理費用がかかります。

修理費用は、三菱電機の公式サイトで概算目安が公開されています。

症状の例	メーカー修理の目安（参考）
お湯が沸かない、お湯が出ない	18,700円～66,000円
追い炊き運転しない	18,700円～66,000円

修理内容は現場をみてからの判断になるため、修理金額を事前に予想するのは難しいでしょう。

症状別の修理料金一覧はこちら▶症状別の料金一覧を確認する

メーカー修理の特徴

メーカー窓口に修理依頼した場合の修理費用は、次のように計算されます。

修理費用 ＝ 技術料 ＋ 部品代 ＋ 出張費

現場点検の結果、仮に部品交換などの修理が不要だった場合でも、点検料と出張費はしっかり請求されます。

しかし仮に部品交換などの修理が不要でも、技術料と出張費はしっかり請求されるのがメーカー修理の特徴です。

例）三菱電機が公開している技術料、出張料の目安

• 取扱説明・点検調整（部品交換なし）：9,680円～15,180円
• 見積診断：6,490円～9,680円

もし可能であれば、先に販売店（据付工事店）に連絡してみましょう。

先に販売店（据付工事店）に連絡するメリット

万が一にも販売店側の過失（施工不良や施工ミスなど）だった場合、修理費をサービスしてくれる可能性があります。

販売店独自の延長保証を利用している場合も、保証期間内であれば無料で修理してもらえます。

販売店（据付工事店）の連絡先は、通常は、お手元の取扱説明書や保証書に記載されていますので確認しましょう。

地元の給湯器の専門業者に連絡するメリット

販売店（据付工事店）の連絡先は、通常は、お手元の取扱説明書や保証書に記載されています。

販売店側の過失（施工ミスなど）の場合は、修理費をサービスしてくれる可能性もあります。

または、地元で信頼や実績のある給湯器の専門業者を知っていれば、そちらに連絡しても良いでしょう。

電話などで問い合わせて具体的な症状を伝えると、必要な応急処置を教えてくれます。

地元の業者であれば、出張費をサービスしてくれたり、良心的な料金体系で修理に応じてくれるところもあります。

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三菱エコキュートエラーE17の対処法

メーカーが推奨する対処法

三菱電機が公式サイトで推奨している対処法は次のとおりです。

1. 据付直後の場合は、販売店や据付工事店へ連絡
2. それ以外の場合は、販売店かメーカー修理窓口へ連絡

公式サイト説明を確認したい方は、公式サイトFAQをご覧ください▶公式サイトをみる

公式サイトは個人の判断でエラー解除することを推奨していません。

そのため、自分でリセットするのは自己責任となります。

もし取扱説明書や保証書を紛失していて、販売店（据付工事店）が不明な場合は、メーカーの修理窓口へ連絡しましょう。

電話先や受付手順については、こちらの記事もチェックしてみてください。

三菱電機の修理窓口は電話番号が複数あるため、混乱しないように注意してくださいね！

三菱エコキュートのエラー解除・リセット方法

ここからは、三菱エコキュートのエラー解除の手順をご紹介します。

※公式サイトは個人の判断でエラー解除することを推奨していないため、ご自身でリセットするなら自己責任となります。

台所リモコンからの強制解除の方法

台所リモコンで強制解除する方法はこちら。（一般人向け）

すべてのエラーは、台所リモコンの強制解除で解除（リセット）できます。

すべてのエラーを強制的に解除できますが、異常内容によっては強制解除後も再びエラーが表示されます。

コネクタ抜けの確認方法

コネクタとは、制御基盤とそれぞれの部品の間で電気信号を流すために接続されているものです。

以下の画像は混合弁のコネクタですが、どの部品にもコネクタが接続されています。

このコネクタが抜けていると、温度調整などの指示が部品に伝わらず作動に不具合が起きます

そのため、コネクタが抜けていないことを確認する必要があります。

コネクタ抜けの有無を確認するには、貯湯ユニットのカバーを外して確認する必要があります。

しかし、素人では接続部を見分けることは難しくプロによる判断が必要です。

そのため、個人で確認しようとせずに、基本的には専門業者に点検を依頼しましょう。

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