長府ボイラーエラーコードE2の対処とリセット方法!炎検知器の部品交換は自分でできる?
長府ボイラーのエラーコードE2って何?
E2の警報のリセットはどうすればいい?
警報が頻発するときは何が起こっているの?
そんな疑問に答える記事です。
長府ボイラーのエラーコードE2は、燃焼停止後の残り火検知を知らせる警報です。
エラーコードE2の残り火検知に、どう対処すればいいのか、気になる方も多いでしょう。
この記事では、長府ボイラーでE2のエラーコードが出たときに、必ず確認しておきたいポイントを具体的に解説します。
不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 長府製作所の公式説明
- エラーコードのリセット方法
- エラーE2の確認事項
- エラーE2で不良が疑われる部品例
長府ボイラー「E2」エラーコード一覧
長府ボイラーのエラーコード「E2」は、燃焼停止後の残り火検知に関するエラーです。
こちらは長府製作所が公式サイトで公開しているエラーコードの解説です。
警報/表示 | 内容 | 警報解除方法 | 原因・確認事項 | 処置 |
---|---|---|---|---|
E2 | 燃焼停止後の【残り火】検知による運転停止です | 台所リモコンの【運転SW=OFF/ON】により警報解除します | 記載なし | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
警報は一時的な誤作動で起きることもあります。
まずは次の方法で警報解除を試してみましょう。
長府ボイラーエラーコードの直し方・リセット方法
公式サイトの案内にもあるように、エラーが出たら、まずは警報を解除しましょう。
長府ボイラーエラーを解除しリセットする場合は、リモコンの運転スイッチを押します。
台所リモコンの【運転SW=OFF/ON】により警報解除します(公式サイトより)
台所リモコンの運転スイッチの「切」のボタンを押して一度電源を切り、その後もう一度「入」のボタンを押して電源を入れましょう。
これでエラーは解除・リセットされます。
この方法でエラーを解除・リセットしても再表示される場合、一時的な誤作動でのエラー表示ではありません。
次の「原因と確認事項」を確認し、復帰しなければ専門業者へ連絡しましょう。
電源プラグの抜き差しでもリセットできる?
電源プラグを抜き差しすることでも、ボイラーをリセットすることも出来ますが、メーカーは推奨していません。
万が一、灯油が漏れていると引火する危険がありますし、漏電していると感電の危険があるからです。
リスクがあるなか無理やり電源プラグを引き抜くと、火災や事故の原因になるため、素人の判断で電源プラグを抜き差しするのは避けましょう。
長府ボイラー「E2」の原因と確認事項
長府製作所の公式サイトには確認事項の記述がありません。
エラーの解除・リセットしても再発する場合は、メーカーや専門業者に点検・修理を依頼してください。
基本的に個人で対処することは危険を伴うため、推奨されていません。
しかし、自己責任を承知のうえで、自分で対応したいという方もいるかもしれません。
そこで、ここからはE2の警報が頻発するとき不良が疑われる部品例や原因を一部ご紹介します。
ススの付着・炎検出器異常が原因の場合
E2の燃焼停止後の残り火検知の原因は、「ススの付着」もしくは「炎検出器異常」のケースがあります。
ススの付着
考えられる原因の1つ目はススの付着です。
バーナー付近にススがたくさん付着していると、炎がススにつき、燃焼停止後の残り火検知につながります。
ススの付着が原因の場合、部品の故障ではないため、バーナー付近のススを掃除すれば解決することがあります。
専門業者がススを掃除する一般的な流れは下記のとおりです。
- 燃料バルブを閉める
- 送油管を外す
- 基盤を外す
- バーナーを外す
- バーナーの奥側の燃焼筒の中心に煤を掃除(ブラシなどでこする)
- 整風キャップを取り付ける
- 燃焼筒を取り付ける
- バーナーを取り付ける
- 送油管を取り付ける
- 基盤を取り付ける
- 燃料バルブを開け、着火テストをする
燃焼筒の取り外しや取り付けは、危険を伴うため、個人で対処するのは避けましょう。
炎検出器異常
考えられる原因の2つ目は炎検出器の異常(故障)です。
炎検出器とは、バーナー部での点火・消火を炎の光量で判断する部品です。
炎検出器が故障すると、着火後、数秒で停止することが多いです。
この場合、炎検出器を交換する必要があります。
専門業者が炎検出器の交換する一般的な流れは下記のとおりです。
- 燃料バルブを閉める
- 送油管を外す
- 基盤を外す
- バーナーを外す
- 炎検出器を交換する
※炎検知器は、通常、バーナー上部の真ん中に付いている - バーナーを取り付ける
- 送油管を取り付ける
- 基盤を取り付ける
- 燃料バルブを開け、着火テストをする
注意点
長府ボイラーのE2は、どの部品が壊れているのかを特定するのが難しいエラーです。
よくあるのはススの付着や炎検知器の故障ですが、ノズルや電磁ポンプの不良の可能性もゼロではありません。
どの部品の不良なのかを特定するのは難しく、多くの現場では同時に複数の部品を交換することが多いです。
どの部品が壊れているかは専門業者でないと判断できないため、早めに業者へ点検修理を依頼しましょう。
また、個人で部品交換や修理に挑戦することは、危険を伴うため、資格がなければおすすめできません。
灯油が漏れる可能性もありますし、火災のリスクがあります。
個人での部品交換や修理は自己責任となるため、少しでも不安を感じたら、自分で直そうとせず業者へ連絡しましょう。
長府ボイラーの修理の問い合わせ先と修理費用の目安
修理費用の目安
長府ボイラーを修理したい場合はメーカーに連絡して修理してもらうのが一般的です。
修理費用は、状況次第ですので一概に言えません。
軽微な清掃や点検のみであれば、1万円以内におさまることもありますが、部品交換となると1〜3万円(状況次第ではそれ以上)かかることもあります。
なお、メーカーに連絡して修理を依頼した場合、修理にはメーカーの担当者ではなく代理店の担当者が来ることが多いです。
出張費は、担当者の店舗が遠いほど高くなってしまいます。
近くに信頼できる給湯器専門業者があれば、そちらに連絡するほうが、修理費用は安くなります。
近くに信頼できる給湯器専門業者がいるなら、メーカーではなく、専門業者に連絡しても良いでしょう。
メーカー修理窓口の手順と電話番号
電話による長府製作所の修理窓口の受付手順は次のとおりです。
- 長府製作所の修理窓口に電話する
- 電話で連絡先・品番・訪問日を打ち合わせる
- 指定日に修理担当者が訪問し、修理品を診断する
- 修理を実施する
- 修理料金を支払う
※現場確認の結果、部品の手配が必要になった場合は日を改めて訪問することがあります。
▼長府製作所の修理窓口の受付時間
24時間 365日受付
▼長府製作所の修理窓口の電話番号
・フリーダイヤル 0120-925-339
・携帯電話(有料)0570-666-339
長府製作所のボイラーの修理店・代理店の探し方
長府ボイラーの正規の修理店や、交換機種を販売してくれる代理店は、メーカーに問い合わせれば分かります。
メーカー公式の修理専用フリーダイヤルや、お近くの営業所に直接問い合わせてみましょう。
インターネットで検索することでも、長府ボイラーの取り扱いの業者を探すことができます。
その場合は、必ず地元で信頼のある業者を探しましょう。
なお、長府製作所のボイラーは、一般的なホームセンターや家電量販店では取り扱いがありません。
その理由は、長府製作所が「修理ができる業者にしか、お客さまに商品を売らせない」(商品を卸さない)という考えを持って商品の卸先(取引先)を決めているからです。
これはメイドインジャパンの品質と信頼を貫く長府製作所ならではの考え方です。
長府製作所の商品を扱う業者は、商品をきちんと理解し修理まできちんと完結できる業者(対応できる業者)である必要があります。
この条件を満たさない業者は長府製作所から商品を卸してもらえない(長府製作所のボイラーを扱うことが出来ない)という事情があります。
ホームセンターや家電量販店では自社で修理等の施工をできるスタッフを抱えていないため、長府製作所のボイラーの取り扱いはありません。
長府製作所のボイラーの商品を扱っている業者を見つけたい場合は、メーカーの営業所に問い合わせるのがおすすめです。
当社も長府製作所の灯油ボイラーの取り扱いがあり、長府製作所のボイラーの修理・交換を行っております。
当社は熊本・宮崎・鹿児島県内で迅速対応中です!
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「今使っている灯油ボイラーを、修理すべきか交換すべきか、迷ってしまう」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ坂口ボイラーにご相談ください。
「修理さえすれば、まだまだ使える」という様々なシチュエーションで、積極的に修理に応じています。
万が一、交換を検討される場合でも、坂口ボイラーでは、豊富な種類のラインナップを揃えています。
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