ナショナル給湯器エラーコードF68の積層ポンプ異常とは?解除方法や修理費用を解説
ナショナル給湯器エラーのF68って何?
F68のエラーの原因や解除方法は?
F68の修理費用はいくらかかる?
そんな疑問に答える記事です。
ナショナル給湯器エラーF68は、積層ポンプ異常を知らせるエラーです。
積層ポンプ異常とは、温水タンク内部にあるポンプの動作に異常がある状態のことです。
積層ポンプ異常は、自分で対処できるのか、修理費用はいくらかかるのか、など気になる方も多いでしょう。
この記事では、ナショナル給湯器にF68のエラーが出たときに、必ず確認しておきたいポイントを具体的に解説します。
不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 積層ポンプとは何か
- エラーの主な症状や原因
- メーカーが推奨する対処法
- メーカーの修理費用の目安
- エラーの強制解除の方法
ナショナル給湯器エラーコードF68の積層ポンプ異常とは
積層ポンプは、温水タンク内の上下の温度差をなくして均一な温度にする役割があります。
積層ポンプは通常は温水タンク内についていて、タンク内で水流を作り出し、循環させています。
積層ポンプに異常があると、タンク内の温度が均一にならず、熱いお湯の部分と水の部分ができてしまいます。
そのため、タンク内の温度サーミスタが熱いお湯の部分の温度を感知すると新しいお湯が作れなくなります。
また、お湯が出なくなることもあります。
積層ポンプ異常の主な症状
F68のエラーが出ると、新しくお湯が作れないことになります。
そのため、例えば次のような症状が出ます。
主な症状の例
- タンクのお湯が沸かない
- タンクのお湯がたまらない
- リモコンで沸き上げ操作ができない
- タンクのお湯を使い切るとお湯が出ない など
※新しくお湯を作ることが出来ませんが、温水器のタンクの故障前に溜まっていたお湯は使うことができます。
場合によっては、下記のような症状も出ることがあります。
- ふろ自動を押してもお湯が出ない
- 足し湯したいのに足し湯できない
- 追い焚きできない など
積層ポンプ異常の主な原因
積層ポンプ異常が起きる原因は様々です。
- 経年劣化で積層ポンプが故障し動かなくなった
- 積層ポンプ周辺の汚れ・詰まりが発生している
- 積層ポンプ周辺の配管に不具合が起きた
- 停電などで一時的に誤作動を起こした
- 積層ポンプを制御する基板に不具合がある
- コネクタが抜け落ちている
- リード線が断線している
「積層ポンプ異常」といっても、必ずしも積層ポンプの故障が原因とは限りません。
例えば、積層ポンプ周辺の配管に詰まりがあると、お湯(水)が流れないために積層ポンプが動きません。
この場合は、積層ポンプの故障ではないのですが、リモコンが積層ポンプのエラーとして知らせることがあります。
原因は1つとは限らず、複数の原因が同時に起きていることもあります。
原因を特定していくのは素人では難しく、プロによる判断が必要です。
メーカーの修理費用の目安
メーカーへ修理依頼する場合、保証期間内であれば、無償修理できる場合があります。
まずはお手元の保証書や取扱説明書で保証期間内かどうかを確認しましょう。
保証期間を過ぎている場合は、有償修理の扱いとなり、修理費用がかかります。
修理費用は、ナショナルの公式サイトでは概算目安が公開されていません。
そのため、修理費用を正確に把握するには、直接ナショナルの修理窓口に問い合わせるしかありません。
一般的な修理相場は、他社メーカーが公開している修理料金が参考になります。
- 出張・点検のみ(修理なし)なら5,000円〜15,000円程度
- 混合弁・サーミスタ等の部品交換なら20,000円〜40,000円程度
- 制御基板やリモコンなど電気系統部品交換なら30,000円〜60,000円程度
このような相場から、積層ポンプの交換費用は、2~3万円程度でしょう。
例) 技術料1万円・部品代8千円弱・出張費5千円
修理内容は現場をみてからの判断になるため、修理金額を事前に予想するのは難しいでしょう。
メーカー修理の特徴
メーカー窓口に修理依頼した場合の修理費用は、次のように計算されます
修理費用 = 技術料 + 部品代 + 出張費
基本的に、機械の一時的な誤作動によるエラーだった場合、部品交換などの修理は不要です。
しかし仮に部品交換などの修理が不要でも、技術料と出張費はしっかり請求されるのがメーカー修理の特徴です。
例)ナショナル(パナソニック)が公開している技術料、出張料の目安
取扱説明・点検調整(部品交換なし):9,680円~15,180円
見積診断:6,490円~9,680円
メーカーの修理費用が高いと感じる方は、もし可能であれば、先に販売店(据付工事店)に連絡してみましょう。
販売店(据付工事店)の連絡先は、通常は、お手元の取扱説明書や保証書に記載されています。
販売店側の過失(施工ミスなど)の場合は、修理費をサービスしてくれる可能性もあります。
または、地元で信頼や実績のある給湯器の専門業者を知っていれば、そちらに連絡しても良いでしょう。
電話などで問い合わせて具体的な症状を伝えると、必要な応急処置を教えてくれます。
地元の業者であれば、出張費を安くサービスしてくれたり、良心的な料金体系で修理に応じてくれるところもあります。
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三菱エコキュートエラーP36の対処法
メーカーが推奨する対処法
ナショナル(パナソニック)が公式サイトで推奨している対処法は次のとおりです
- 使用開始1週間以内の場合はエラー解除を試す
- エラー表示が解除されない場合は販売店にお問い合わせください。
エコキュートの使用開始した直後に出るエラーは、初期始動に伴う一時的なエラーのことがあります。
そのため使用開始1週間以内の場合は、ご自分でエラー解除を試しても良いでしょう。
エラー解除の方法は機種によって異なりますので、お手元の取扱説明書を確認してください。
※エラー解除の方法は次の章で説明します。
それでもエラーが解消しない場合は、販売店(据付工事店)に連絡しましょう。
ナショナル給湯器のエラー解除・リセット方法
ここからは、ナショナル給湯器のエラー解除の手順をご紹介します。
ナショナル電気温水器のエラー解除方法は2つあります。
- リモコンでのエラー解除
- 漏電遮断器でのエラー解除
リモコンでのエラー解除
リモコンでのエラーリセット(おまかせボタンを10秒押し続ける)
漏電遮断器でのエラー解除
貯湯ユニットの漏電遮断器を1分以上「切」後、「入」にする
基本的にすべてのエラーは、台所リモコンの強制解除でいったん解除(リセット)できます。
すべてのエラーを強制的に解除できますが、異常内容によっては強制解除後も再びエラーが表示されます。
エラー解除方法について分からない方は、お買上げの販売店にご相談、または取扱説明書もご確認ください。
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