電気温水器の排水ホッパーとは？役割や故障時の水漏れの対処法・修理費用を解説！

排水ホッパーの役割は？どんな仕組みなの？

排水ホッパーが故障すると水漏れは発生する？

排水ホッパーからの水漏れはどう対処する？

そんな疑問に答える記事です。

排水ホッパーは、膨張水を排水管に排出するための部品です。

排水ホッパーから水が漏れていた場合、排水ホッパーの故障が原因ではないケースがあるため、見極めが必要です。

この記事では、電気温水器の排水ホッパーの役割や排水ホッパーから水漏れしているときの対処法について具体的に解説します。

不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

電気温水器の排水ホッパーとは？

排水ホッパーの役割

排水ホッパーとは、電気温水器で湯を沸かすときに発生する膨張水を、排水管に排出するための部品です。

水は、熱を加えると温度が上昇し、体積が膨張します。

膨張水は、逃がすことができないとタンクに負荷がかかり、破損に繋がることがあります。

排水ホッパーは、排出する膨張水が漏れ出さないよう、排水管まで接続する部品となっています。

また、排水ホッパーには逆流防止の弁が設けられているため、逆流やニオイを防ぐこともできます。

排水ホッパーの開放式と密閉式とは？それぞれの特徴や仕組み

排水ホッパーの種類には、開放式と密閉式があります。

開放式・密閉式のそれぞれの特徴から、機種の仕様に適した排水ホッパーが設置されています。

開放式：飲料用におすすめな仕組み

開口部（吐水口空間）によって、排水逆流を確実に防止できる仕組みとなっています。

排水逆流が確実に防止できるため、飲料電気温水器には開放式の排水ホッパーが使用されています。

密閉式：洗面用におすすめな仕組み

開口部（吐水口空間）がないため、施行時の傾きなどによって水漏れする心配がありません。

そのため、隠蔽設置の多いパブリック手洗い電気温水器には密閉式の排水ホッパーが使用されてます。

電気温水器の排水ホッパーの水漏れは故障なのか

故障ではない場合

電気温水器の排水ホッパーから水が漏れていた場合、排水ホッパーの故障が原因ではないケースがあります。

排水ホッパーからの水漏れで、故障ではないと考えられる原因は以下のとおりです。

• 排水ホッパーのゴミ詰まり
• 排水の汚れ

排水ホッパーは、排水の汚れや髪の毛などのゴミが詰まりやすい部品です。

ホッパーの内側に目皿などが取り付けられており、排水管内に異物が入らないようにされていても、時間が経てば汚れが蓄積されていきます。

排水ホッパーに髪の毛などのゴミが詰まっていると、水漏れが起きることがあります。

排水管詰まりなどで膨張水が流れきらない場合、開放式の排水ホッパーであれば、開放部から水が漏れてしまいます。

排水ホッパーは普段見えない場所にあるため、劣化やゴミ詰まりが進んでいてもなかなか気付けません。

水漏れを防ぐためにも、定期的な点検をするようにしましょう。

故障の場合

電気温水器の排水ホッパーから水が漏れていた場合、排水ホッパーの故障が原因だと考えられるケースは以下のとおりです。

• 水蒸気による膨張などのダメージ
• 排水ホッパーが錆びて穴が空いた
• 逆止弁の故障（開放式排水ホッパーのみ）

排水ホッパーは、水蒸気の膨張等によってダメージを受けやすい部品です。

そのため、時間が経てば汚れやダメージが蓄積され、排水ホッパーが錆びて穴が空いてしまうことがあります。

また、電気温水器の開放式排水ホッパーには、逆止弁がついています。

しかし、逆止弁が故障してしまった場合、汚水が逆流したときに開放部から水が漏れる仕組みになっています。

逆止弁が故障しても電気温水器に汚水が逆流することはありませんが、水漏れにつながってしまいます。

このような事態を防ぐため、排水ホッパーは１年に１度、業者などに依頼して点検しておくと良いでしょう。

電気温水器の排水ホッパーの水漏れ発生時の対処法や予防

電気温水器の排水ホッパーの水漏れ発生時の対処法

電気温水器の排水ホッパーに髪の毛などのゴミが詰まっていると、水漏れが起きることがあります。

排水管詰まりなどで膨張水が流れきらない場合、開放式の排水ホッパーであれば、開放部から水が漏れてしまいます。

開放部から水が漏れていることが確認できれば、排水管の掃除をすることで解決できるかもしれません。

排水管の掃除方法は、以下の「電気温水器の排水ホッパーの水漏れを発生させない予防法」の方法と同じです。

自分で排水管の掃除をすることが難しければ、業者に依頼してやってもらいましょう。

当社は熊本・宮崎・鹿児島県内で迅速対応中です！
▶電気温水器の修理のご相談はお電話又はLINEでお問合せください

電気温水器の排水ホッパーの水漏れを発生させない予防法

電気温水器の排水ホッパーの水漏れを発生させないためには、普段からの排水管やタンク内のお手入れ・点検が大切です。

例として、三菱電機の電気温水器のお手入れ方法を紹介します。

• 温水器専用止水栓を閉じる
• 逃し弁のレバーを手前に起こす
• 排水栓を約１～２分間開く
• 汚れが多い場合、数回繰り返す
• 温水器専用止水栓を開く
• 排水口から勢いよく水が出たら、逃がし弁のレバーをもどす

電気温水器の排水ホッパーの交換費用の目安

保証期間内の場合は無料で点検・交換が可能です。

お使いのエコキュートが保証期間内かどうかを事前に確認してみましょう。

もし、保証期間外だった場合には有料の交換となります。

排水ホッパーの交換費用の目安は２万円〜３万円程度です。

値段の内訳は、部品代は純正品が1万円前後で、そこに出張費や修理技術料などが加算されます。

実は、メーカーの出張費・点検料の相場は、安くはありません。

例）出張点検費用（公式サイトの概算料金目安）

三菱	・取扱説明・点検調整（部品交換を伴わない作業）：9,680円～15,180円 ・見積診断：6,490円～9,680円
ダイキン	・出張点検のみ：14,500円〜19,000円

さらに、現場で状況を確認した結果、部品交換などの修理をしない（修理不要）となった場合でも保証期間外だと

• 出張費がかかる
• 点検料がかかる

という料金体系になっています。

メーカー窓口への依頼費用が高いと感じる場合には、給湯器の専門業者への依頼も検討してみましょう。

給湯器の専門業者は、メーカーに比べると良心的な料金体系になっていることが多いです。

とくに、近隣のお住まいの地域で活動している給湯器の専門業者なら

• 出張費が安い
• 見積もり費用がかからない

といった料金体系で対応してくれる業者もあるため、ムダな出費を抑えることもできます。

当社は熊本・宮崎・鹿児島県内で迅速対応中です！
▶電気温水器の修理のご相談はお電話又はLINEでお問合せください

熊本・宮崎・鹿児島県内で迅速対応中！ぜひ坂口ボイラーへご連絡を

「電気温水器の修理は、どこに頼むといい？」

「今使っている電気温水器を、修理すべきか交換すべきか、迷ってしまう」

そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ坂口ボイラーにご相談ください。

「修理さえすれば、まだまだ使える」という様々なシチュエーションで、積極的に修理に応じています。

万が一、交換を検討される場合でも、坂口ボイラーでは、豊富な種類のラインナップを揃えています。

また、電気温水器だけでなく、エコキュートもお取扱いしております！

ぜひご相談ください。

当社は熊本・宮崎・鹿児島県内で迅速対応中です！
▶電気温水器の修理のご相談はお電話又はLINEでお問合せください