床暖房機能付きエコキュートの電気代は高い?メリット・デメリットも解説
エコキュート式の床暖房の電気代は高い?
ガスやヒートポンプ式の床暖房との違いは何?
エコキュート式の床暖房のデメリットは?後付けできる?
こんな疑問に答える記事です。
パナソニックとコロナからは床暖房機能付エコキュートが提供されています。
しかし実際のところ電気代が安くなるのか、不便な点はないか、など気になる方も多いでしょう。
この記事では、他の熱源の床暖房と比較した電気代の目安や、導入のメリット・デメリット、上手に節約するためのコツなどを解説していきます。
不要な出費やトラブルを避けて、賢く選ぶためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
床暖房能付エコキュートの床暖房にかかる電気代
エコキュートを使った床暖房の電気代は、使用時間や設定温度、住宅の断熱性能によって異なります。
一般的な目安としては、パナソニックが公式サイトで公開している金額が参考になります。
参考:パナソニック公式サイトより
単位 | 電気代(目安) |
---|---|
1時間あたり | 約18.75円 |
1日あたり | 約150円 |
1ヶ月あたり | 約4,500円 |
条件(一部抜粋):1日8時間連続使用、外気温約7℃、室温約20℃一定状態で30日運転、新電力料金目安単価31円/kWh(税込)(2022年7月22日改訂)で計算
実際にはお客さまがお住まいのエリアの電力会社の電気料金で計算結果は変わります。
パナソニックの試算は電気料金を31円/kWhとしています。
しかし、九州電力の「電化でナイト・セレクト」という電気料金プランでは、約14円/kWh(夜間)〜約27円/kWh(平日昼間)で提供されています。(2025年1月19日現在)
そもそも適用される電気料金が、パナソニック公式の試算(約31円/kWh)よりもグッと安いのです。
そのため当社の施工エリアである九州電力の管轄エリアではもっと安くなると考えられます。
仮に約20円/kWhとして試算した結果を比較すると下のようになります。
九州電力エリアの「電化でナイト・セレクト」を利用した場合
単位 | 九州電力エリア 約20円/kWhの場合 | パナソニック公式 約31円/kWhの場合 |
---|---|---|
1時間あたり | 約12.5円 | 約18.75円 |
1日あたり | 約100円 | 約150円 |
1ヶ月あたり | 約3,000円 | 約4,500円 |
条件:九州電力の「電化でナイト・セレクト」で昼夜バランスよく電気を使うことを想定し、平均して約20円/kWhの電気料金になることを前提とした場合
お客さまのお住まいのエリアの電気料金がどうなっているかは、試算の重要なポイントです。
ぜひ試算するときの参考にしましょう。
床暖房の種類と「温水式」が選ばれる理由
床暖房には大きく分けて「温水式」と「ヒーター式」の2種類があります。
温水式 | お湯を床下に循環させて加熱 | 立ち上がりはゆるやかだが、広範囲を効率よく暖められる |
ヒーター式 | 電熱線・パネルで直接加熱 | 即暖性はあるが、電気代が高く、長時間使用には不向き |
エコキュート式の床暖房に代表されるような「温水式」のタイプは一般にランニングコストが安いと言われています。
理由は、電気ヒーターのように高出力で短時間加熱する必要がないことに加え、ヒートポンプを使えば効率よくエネルギー変換ができるからです。
また、温水式の床暖房は、じんわりと足元から暖まるため、体感的に非常に快適です。
空気を直接暖めるのではなく、床面を通して放熱するため、乾燥しにくく、肌や喉への刺激も気になりません。
さらに、長時間使用しても体に負担が少なく、暖房の質がやさしいことも特徴です。
これらの理由から、最近の新築住宅やリフォームでは「温水式」が主流になっています。
温水式床暖房の方式別の仕組みと特徴
温水式の中でも、熱源の違いによって仕組みや特徴に差があります。
一般に使われている温水式床暖房には次の3つがあります。
- エコキュート床暖房
- ヒートポンプ式床暖房
- ガス式床暖房
エコキュート床暖房
ヒートポンプで空気中の熱を利用してお湯を沸かし、そのお湯を床下に循環させて暖房します。
電気を使いますが、ヒートポンプ技術により空気熱を利用するため高い省エネ性能を発揮します。
また、給湯用の貯湯タンクに貯められたお湯を、床暖房用のお湯にも効率的に利用していくのが特徴です。
暖房専用のユニットを別で設置する必要がないため、省スペースで設備を活用できます。
ヒートポンプ式床暖房
エコキュートと同じくヒートポンプ技術を活用します。
ただし給湯とは別に暖房専用のヒートポンプユニットを使用します。
エコキュートと同じく効率が良いのが特徴ですが、一般家庭では寒い時期以外は使う機会がありません。
ヒートポンプ式床暖房を利用する場合、冬以外は使う機会がない設備にスペースをさく必要があります。
ガス式床暖房
ガスボイラーを使ってお湯を沸かし、その温水を床下のパイプに流して暖房します。
即暖性が高く、安定した暖房が可能ですが、ガス代がかかります。
ヒートポンプ式のような熱効率のよさは見込めないため、光熱費も高くなりがちです。
温水式で選ぶならエコキュートがおすすめ。
温水式床暖房で選ぶなら、最もおすすめなのはエコキュート床暖房です。
- 電気代が比較的安い(夜間電力の活用が可能)
- 空気を汚さず乾燥もしにくい快適な暖房
- ガス式よりもランニングコストを抑えやすい
電気を直接熱に変えるよりも高効率で、夜間の安い電力を利用すれば、電気代を賢く抑えることができます。
エコキュートは、空気の熱を使って効率的にお湯を沸かす「ヒートポンプ技術」を使っており、給湯設備を賢く床暖房にも活用できるのが特徴です。
ただし、次のようなデメリットにも注意しましょう。
エコキュートの床暖房を導入するデメリット
エコキュートを使った床暖房には、注意すべき点も存在します。
- 初期費用が高い(設置費用が約100万円〜)
- お湯切れのリスクがある(タンク容量に注意)
- 寒冷地では効率が下がることも
- 後付けが難しいケースもある
給湯機本体に加え、床暖房用の配管工事も必要なため、場合によっては100万円以上かかることもあります。
また、エコキュートは貯湯タンクにためたお湯を使うためお湯の使用量によっては「お湯切れ」の心配もあります。
エコキュートは深夜の安い電気でお湯をわかし貯めておくのが特徴です。
そのため、仮に昼間にお湯切れを起こすと、昼間の高い電気代でお湯を沸かすことになり電気代が上がってしまいます。
もしも、太陽光パネルを設置しており、昼間の電気代が節約できるなら心配いりませんが、そうでない場合は注意が必要です。
あらかじめ床暖房も視野に入れている場合は、あらかじめ専門業者と相談して大きめの貯湯タンクを導入しておきましょう。
なお、寒冷地では外気温が低くなりすぎると、ヒートポンプの効率が下がり、逆に電気代が増える可能性があります。
お住まいのエリアが寒冷地の場合は、エコキュートではなく、別で床暖房設備の導入を検討しましょう。
また、後付けが難しいケースがあることも認識しておきましょう。
エコキュートの床暖房は後付けできる?
結論から言うと、エコキュートの床暖房は後付け可能なケースもありますが、いくつかの条件をクリアする必要があります。
まず注意したいのが、一般的に普及している「標準型のエコキュート」では床暖房に対応していないという点です。
床暖房を後付けしたい場合は、床暖房への温水供給機能が備わった「多機能型エコキュート」を選ぶ必要があります。
現在すでにエコキュートを設置している場合に、その機種が標準型であれば、床暖房には対応していないため、本体ごと交換する必要が出てきます。
また、住宅の構造や設備によっては、既設の配管や温水ルートを利用できるケースもあります。
たとえば、以前使っていたガス温水式床暖房の配管が残っていれば、それを活かしてエコキュートと接続することができる可能性があります。
ただし、これは設置条件や配管の劣化状況などによるため、現場調査が不可欠です。
さらに注意したいのが、すべてのメーカーが床暖房対応の多機能型エコキュートを販売しているわけではないということです。
もし既存の機器や住宅設備が、床暖房非対応のメーカーのものであれば、選択肢が限られてしまい、後付け自体が難しくなる可能性もあります。
したがって、エコキュートで床暖房を後付けしたい場合は、
- 使用中または選定予定のエコキュートが多機能型であるか
- 床下配管の設置が可能かどうか
- メーカーが床暖房対応モデルを扱っているか
といった点を事前に確認することが大切です。
後付けを検討している場合は、設備業者やメーカーに相談し、対応可能かどうかをしっかりとチェックしましょう。
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