エコキュートを10年前と比較!10年間で進化したポイントは?

10年前のエコキュートに比べたら、今のものは改良もされ、持ちも良くなっていますか?

エコキュートは10年間で、なにが進化しましたか?

10年前のエコキュートと比べた電気代の差は?

そんな疑問に答える記事です。

買い替えを考えるとき、省エネ性能や機能、電気代などでどのような変化があるのか気になりますよね。

エコキュートの省エネ性能や機能などは、年々進化しており、特に過去10年間での進化は目覚ましいです。

この記事では、エコキュートの10年間の進化について具体的に解説します。

不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事で分かること
  • エコキュートが10年間で進化したポイント
  • 10年前のエコキュートと比べた電気代の差
目次

エコキュートが10年間で進化したポイント

エコキュートはこの10年間で、以下のように大きく進化しました。

  • 省エネ性能の向上(給湯保温効率・給湯効率の上昇)
  • 低外気温でも安定運転(寒冷地対応)
  • タンク・配管の高断熱化
  • お湯の学習機能・AI制御の進化
  • 非常時対応の強化(災害時の給水対応)
  • 対応アプリやスマート連携機能

これらの進化したポイントは、表にまとめると以下のようになります。

それぞれの項目について、詳しく解説します。

項目10年前現在
COP(効率)約3.04.0〜4.5
寒冷地対応弱い−10℃対応もOK
断熱性能標準高断熱構造
AI学習なし使用パターン学習
非常時機能限定的手動バルブ付きなど充実
スマホ連携ほぼなし標準対応モデルも多い

省エネ性能の向上(給湯保温効率・給湯効率の上昇)

給湯保温効率とは、給湯や湯はり、ふろ保温を行った場合の単位消費電力量あたりの給湯熱量と保温熱量を表しています。

分かりやすく言えば、お湯をどれだけ効率よく沸かして、長時間保温できるかという性能を示しています。

給湯効率とは、給湯や湯はりを行った場合の単位消費電力量あたりの給湯熱量を表しています。

給湯効率は、ふろ保温機能がない機種の性能として表示されます。

給湯保温効率や給湯効率が高いほど、少ないエネルギーで効率よくお湯を沸かすことができます。

10年前は数値が3.0前後が一般的だったのに対し、現在では4.0〜4.5以上のモデルも登場しています。

給湯保温効率が0.1違うと、電気料金が年間1,000円違うとされています。

このように、より少ない電力で多くのお湯を沸かせるようになり、電気代の削減にも直結しています。

電気代については後で詳しく説明します。▶10年前のエコキュートと比べた電気代の差

低外気温でも安定運転(寒冷地対応)

エコキュートは空気の熱を使うので、冬の寒い日や寒い地域(東北・北海道など)では、うまく熱を集められず効率が下がるというデメリットがありました。

しかし、ここ10年で寒さに強いエコキュートが増え、−10℃以下でもしっかりお湯を作れる機種まで登場しています。

エコキュートが寒冷地にも対応できるようになった理由には、以下のような技術の進化が背景にあります。

コンプレッサーの改良お湯を作る心臓部であるコンプレッサーが、低温でもパワフルに動くようになった。
熱交換器の進化熱を伝える部品の性能がアップして、少ない熱でも効率よくお湯を作れるようになった。
霜取り機能の改善霜がつくと空気が取り込めなくなるので、霜を素早く落とす機能(自動霜取り)ができた。

タンク・配管の高断熱化

エコキュートは、あらかじめお湯を作ってタンクにためておくタイプの給湯器です。

10年前のエコキュートはタンクや配管の断熱がそこまで強くありませんでした。

タンクや配管の中のお湯が冷めてしまうと、再加熱しなくてはならず、電気を多く使っていました。

しかし、タンクや配管を高性能な断熱材や保温材で包むことで、今ではお湯の保温性が高くなっています。

すると、以前よりも少ない追い炊きで快適な温度を維持でき、結果として省エネにつながっています。

お湯の学習機能・AI制御の進化

10年前のエコキュートは、決まった時間に決められた分のお湯を沸かすものが一般的でした。

使用量の少ない日でも決められた分のお湯を沸かすため、必要ない分まで電気を使ってしまうこともありました。

しかし、使用パターンを学習し、家族構成や生活スタイルに応じて最適な時間にお湯を沸かすAI制御が主流になりました。

無駄な湯沸かしを減らし、夜間電力をうまく活用することで、省エネや快適な使用ができるようになっています。

非常時対応の強化(災害時の給水対応)

エコキュートのタンクには、300リットル〜460リットルくらいのお湯がためられています。

地震や台風などで、停電や断水が起きてしまっても、タンク内のお湯を生活用水として使える機能が改善されました。

バルブをひねるだけで、簡単に取り出せる設計や、非常用の手動給水弁を標準装備するモデルもあります。

きれいな水として、トイレ・洗顔・手洗いなどに使うことができます。(※飲用は要確認)

対応アプリやスマート連携機能

10年前のエコキュートは、家のリモコンでしか操作できませんでした。

帰宅後にすぐお風呂に入りたいと思っていても、帰宅してからお風呂を沸かすしかありません。

しかし、スマートフォン連携により、外出先からの湯張りや残湯確認ができるようになりました。

また、IoT家電との連携で、エネルギー使用料の管理や見守り機能なども追加され、より便利に使用できるようになっています。

10年前のエコキュートと比べた電気代の差

省エネ性能の向上(給湯保温効率・給湯効率の上昇)は、電気代に大きく影響しています。

10年前は給湯保温効率が3.0前後が一般的だったのに対し、現在では4.0〜4.5以上のモデルも登場しています。

給湯保温効率が0.1違うと、電気料金が年間1,000円違うとされています。

例えば、2008年製のパナソニックエコキュート(HE-K37AZS)は給湯保温効率が3.1でした。

現在、2024年製のパナソニックエコキュートは給湯保温効率が3.5~4.1となっています。

2024年製で給湯保温効率が一番低い3.5の機種でも、2008年製と比べると0.4高いので、年間で4,000円の差があります。

エコキュートの寿命を10年と仮定すると、電気代は10年間で40,000円も安くなることになります。

2024年製で給湯保温効率が一番高い4.1の機種では、年間で10,000円、10年使えば100,000円も電気代が安くなります。

電気料金の高騰があっても、給湯保温効率が高いほうがより安くすますことができるでしょう。

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