コロナエコキュート「昼間に沸かす」方法は?太陽光発電の設定や時間ずらしの注意点も解説
太陽光発電を設置したので昼間にお湯を沸かしたい
エコキュートの設定はどうすればいい?
そんな疑問に答える記事です。
電気代の高騰で、深夜電力も安いとは言えません。
そんな中、日中の太陽光発電で給湯し自家消費することで節電め目指す方が増えています。
この記事では、昼間に沸かす方法や注意事項についても具体的に解説していきます。
不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
- コロナ製のエコキュートで「昼間に沸かす」方法3つ
- エコキュートで昼間に沸かす裏技「時間ずらし」の注意点
コロナエコキュート「昼間に沸かす」方法3つ
ソーラーモードを設定する
昼間に沸かす方法の1つ目は、ソーラーモード設定をする方法です。
※「ソーラーモード設定」は、太陽光発電を利用して沸き上げる方法として、メーカーが推奨している方法です。
具体的には、設定メニューで、昼間の沸き上げたい時間帯を指定します。
(この設定では、翌日と翌々日(2日間)、または1週間、のいずれかを選択できます)

例えば、ソーラーモード設定で開始時刻を13時としておけば、設定した時間から沸き上げを行いお湯が満タンになるように沸かします。
当日のソーラーモードの設定は、当日の17時まで設定可能です。
当日の17時を過ぎると、翌日、または翌々日のみ、設定できます。
1日ごと又は2日ごとに設定するのが面倒な場合はメニューで「ソーラーモード1週間」を設定してください。
なお、ソーラーモード設定には注意点があります
ソーラーモード設定は、夜間の沸き上げ量の一部を昼間にシフトさせる機能であって、夜間の沸き上げを完全に停止させる機能ではありません。
そのため、深夜の沸き上げを完全に止めて昼間だけ沸き上げしたいと思っても、ソーラーモードの機能では、仕組み上、それが出来ません。
湯切れしても構わないから夜の沸き上げを絶対に避けたい、という場合には、次の方法があります。
毎日ボタンで「沸き上げ停止」と「沸き増し開始」を操作する
昼間に沸かす方法の2つ目は、毎日「休止設定」と「湯増し」をボタン操作する方法です。
具体的には次の手順です
まず、夜間の沸き上げを行わないように、夜になる前に「休止設定」の機能をONにしましょう。
タンクメニューで「休止設定」を押して、夜間の沸き上げを完全に停止させます。
このとき、休止日を設定するように求められます。休止したい期間を設定してください。
(この機能は、本来は「長期不在時にエコキュートを数日間休止したい」という目的で利用されるものです)
そして翌日、昼間の沸き上げたい時間になったら「休止設定」を解除してください。解除はいつでも出来ます。

次に、昼間の沸き上げしたい時間になったら「1回満タン」をONにします。
「生活用水」のメニューで「1回満タン」を選び「開始する」を押します。
途中で終えるときは点灯している「タンク湯増し」ボタンを押してOFFにできます。

この方法のメリットは、自分でタイミングを完全にコントロールできることです。
また、夜間の沸き上げを完全に停止させることができます。
ただし、毎回自分で切り替えをする必要があり、少々面倒かもしれません。
操作を忘れてしまうと沸き上げがされないため、注意が必要です。
時間ずらしを設定する【メーカー非推奨】
昼間に沸かす方法の3つ目は、時間ずらしを設定する方法です。(※メーカー非推奨です。)
基本的に、エコキュート本体のプログラム上では深夜に沸き上げが行われる仕組みになっています。
そのため、沸き上げ時間を昼間に変更するには、「エコキュート本体の時間を12時間ずらす」ことが必要です。
午前と午後を反転させることができれば、実際の時間が昼12時のとき、深夜0時として沸き上げしてくれることになります。
まずは、電力契約の設定をマニュアルに切り替えて、自分が希望する時間帯で沸き上げ時間を設定しておきます。(実際には、この後の「時間ずらし」によって沸き上げ時間は12時間ずれることになります。)
①電力契約設定の変更 ※台所リモコンで行う
電力会社の契約プランにそって沸き上げ設定がされている場合は、マニュアル設定にすることで調整が可能になる。
1,「ecoガイド節水3秒押し」と「▲」を同時に5秒長押しする
2,「設定10」を選び「決定ボタン」を押す
(これにより、沸き上げ時間帯を自分の希望する任意の時間に設定可能になる。)
②沸き上げ時刻の設定
1,選択スイッチ▲▼で開始時刻を自分の家の発電量の多い時刻に合わせる。
2,選択スイッチ▲▼で夜間終了時刻を設定できる一番早い時間に合わせる。
(この後の設定で、12時間ずらしを行うため、それを考慮して時間を合わせること)

次に、「エコキュート本体の時間を12時間ずらす」ことをしていきます。
③日時設定 ※重要
この設定で時計を12時間ずらすことで昼と夜が逆転し、エコキュートをだますことができる。
1,オプションを押して選択スイッチ▲で「日時設定」を選ぶ。
2,選択スイッチで「年」を合わせ決定ボタンを押す。(▲▼▶︎◀︎であわせられます)
3,選択スイッチで「月」を合わせ決定ボタンを押す。
4,選択スイッチで「日」を合わせ決定ボタンを押す。
5,選択スイッチで「時刻」を合わせ決定ボタンを押す。 ※この時、現時刻から12時間ずらす。

ただし、この方法は注意しなければならないことがあります。
注意すべきことについて、次で詳しく説明します。
エコキュート「昼間に沸かす」時間ずらしの注意点
時間ずらしを行うときに注意するべきことは2つあります。
それは、メーカー保証を受けられないリスクがあること、電気代が上がるリスクがあることです。
まず、時間ずらしの設定は、メーカーとしては推奨されておらず、本来の使用方法ではありません。
故障や不具合が起きたときにメーカー保証を受けられないリスクがあり、自己責任になります。
また、時間ずらしの方法では天気に関わらず毎日昼間に沸き上げが稼働することになります。
太陽光発電エネルギーを使って沸き上げするつもりでも、曇や雨の日は当然ながら、電気代が上がってしまいます。
本当にこのやり方で電気代が下がるかどうかは日々の日照状況次第です。
もし仮に雨の日が多いと、かえって電気代が上がるリスクもあります。
このような理由から、当社としても、おすすめできない方法です。
手間でも手動で毎日切り替えるか、ソーラーモード設定を使うのがおすすめです。
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