コロナ製エコキュートエラーH23のコンプレッサ制御系の故障とは?解除方法や修理費用を解説
コロナエコキュートエラーのH23って何?
H23のエラーの原因や解除方法は?
H23の修理費用はいくらかかる?
そんな疑問に答える記事です。
コロナエコキュートエラーH23は、コンプレッサ制御系の異常を知らせるエラーです。
コンプレッサとは、室外機(ヒートポンプ)側に内蔵されている部品で、大気から熱をつくる、まさにエコキュートの心臓部です。
この異常の修理費用はいくらかかるのか、気になる方も多いでしょう。
この記事では、コロナエコキュートにH23のエラーが出たときに、必ず確認しておきたいポイントを具体的に解説します。
不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
- コンプレッサとは何か
- エラーの主な症状や原因
- メーカーが推奨する対処法
- メーカーの修理費用の目安
- エラーの強制解除の方法
コロナエコキュートエラーH23のコンプレッサ制御系とは
コロナエコキュートH23のコンプレッサ制御系エラーは、主にヒートポンプユニット(室外機)に関連するエラーです。
通常ヒートポンプユニット内部では、冷媒と呼ばれる特殊なガスを圧縮して熱を作ります。
コンプレッサーとは圧縮すること、つまり下の図でいくと②の圧縮機の制御に何かしらの異常があることをあらわしています。

H23コンプレッサ制御系の異常による主な症状
基本的に、コンプレッサは、タンクの水を温めてお湯にするための「熱をつくる役割」があります。
そのため、コンプレッサに異常があると、新しく熱をつくれなくなり、新しくタンクにお湯を作れなくなります。
わかりやすい例でいくと、次のような症状が出ます。
主な症状の例
- タンクのお湯が沸かない
- タンクのお湯がたまらない
- リモコンでタンクの沸き上げ操作ができない
- タンクのお湯を使い切るとお湯が出ない など
このように、新しくお湯を作ることが出来ない症状に見舞われます。
ただし、すぐにお風呂に入れなくなる、お湯が出なくなる、というわけではありません。
タンクにお湯がまだ残っているなら、そのお湯は使えます。
タンクのお湯を使い切った時に、新しくお湯が作れないだけなので、すぐにお風呂に入れなくなる、お湯が使えなくなる、というわけではありません。
コンプレッサ制御系に不具合が起きる主な原因
コンプレッサ制御系に不具合が起きる原因は様々です。
まっさきに疑うのは、コンプレッサ本体の故障や、コンプレッサに動作指示を出す制御基盤(電子基板)の不具合・配線の劣化などです。
しかし、実際には内部の様々なパーツが相互に関連しながら動いているため、多角的な点検が必要です。

コンプレッサの動作に関連するパーツ例
- 冷媒を循環させる配管
- タンク側から水を循環させる配管
- 外の空気を取り込むファン(プロペラ)
- 冷媒を圧縮するコンプレッサー
- 冷媒の熱を水と交換する水熱交換器
- 冷媒の熱を空気と交換する空気熱交換機
- 冷媒の熱を監視するサーミスタ(温度センサ)
- 各部品に動作指示を出す制御基板
- 貯湯タンク側の水を循環させる循環ポンプ 等
基本的に、コンプレッサーに異常があると、冷媒をうまく圧縮できません。
そのため、本来あるべき冷媒配管の圧力や温度が基準値内から外れて、安全装置が作動・ストップしてしまいます。
部品損傷の可能性もありますが、一方でヒートポンプ配管のゴミ詰まりや、単に止水栓が閉じていたことによる流量不足でエラー表示になるケースもあります。
原因は1つとは限らず、複数の不具合が同時に起きていることもあります。
原因を特定していくのは素人では難しく、プロによる判断が必要です。
コロナエコキュートエラーH23の対処法
メーカーの推奨する対処法
コロナ公式サイトで推奨している対処方法は次のステップです。
- まずは販売店(据付工事店)へ連絡する
- またはメーカー修理窓口(コロナサービスセンター)へ連絡する
公式サイト説明を確認したい方は、こちらの公式サイトFAQをご覧ください▶公式サイトをみる
公式サイトではエラー解除は勧めていません。
自分でエラー解除する場合は自己責任となります。
※次の章でリセット方法を説明しますが、全て自己責任として行ってください。
メーカーの修理代の目安
保証期間を過ぎている場合には、有償修理となります。
しかし、コロナの公式サイトをみても修理費用の概算目安が公開されていません。
そのため、修理費用を正確に把握するには、直接コロナの修理窓口に問い合わせるしかありません。
エコキュートの一般的な修理相場は、他社メーカーが公開している修理料金が参考になります。
三菱・パナソニック・ダイキンの場合は、エコキュートの修理費用の目安が公開されているので参考にしてみてください。
どのメーカーも、だいたい次のような相場感となっています。
- 出張・点検のみ(修理なし)なら5,000円〜15,000円程度
- 混合弁・サーミスタ等の部品交換なら20,000円〜40,000円程度
- 制御基板やリモコンなど電気系統部品交換なら30,000円〜60,000円程度
- ヒートポンプの重要部品の修理なら70,000円超
- ヒートポンプ自体を丸ごと修理なら100,000円超
ぜひ、他社の修理相場を確認してみてください。
正確な金額は、コロナの修理窓口に直接きくのが一番確実です。
電話窓口で問い合わせれば、だいたいの修理費用の目安を教えてくれます。
ただし、現場の状況によっては実際には目安金額を大幅に超える見積もり額となる場合もあります。
コロナのメーカー修理に出す流れは、以下の記事で確認してください
コロナエコキュートエラーH23の解除方法
前の章でも言いましたが、メーカーの公式サイトではエラー解除を勧めていません。
自分でエラー解除する場合は全て自己責任となります。
次で手順を説明しますが、自己責任という理解がある方のみ、エラー解除を行うようにしてください。
タイプごとにリセット方法が違いますので、お使いの台所リモコンを確認し、リセットを行うようにしてください。
▼リセット方法はこちら






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