三菱の電気温水器エラーコードE6|給湯サーミスタの故障原因は?修理・交換の手順を解説
三菱電気温水器のエラーE6って何?
給湯サーミスタの故障原因や症状は?
サーミスタの修理・交換費用は高い?
そんな疑問に答える記事です。
三菱電気温水器のエラーE6は「給湯サーミスタの短絡・断線」を示すエラーです。
サーミスタとは何か、修理費用にいくらかかるのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、電気温水器のサーミスタの故障原因や、修理・交換費用などについて具体的に解説していきます。
不要な出費やトラブルを避けるためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 三菱電気温水器エラーE6のサーミスタとは何か
- 三菱の電気温水器エラーコードE6の対処法
- 三菱製の電気温水器の修理費用や修理日数の目安
三菱電気温水器エラーE6のサーミスタとは
サーミスタは、温度を検知するための部品です。
電気温水器は、サーミスタによる温度情報をもとに混合弁などの部品を動かし、湯沸かしや給湯の動きを調整しています。
サーミスタは電気温水器の内部の様々な場所に設置されており、各所で温度の異常がないかを常にモニタリングしています。
各所のサーミスタ例
- 上ヒーター制御用(※残湯75L)サーミスタ
- 下ヒーター制御用(水温検知)サーミスタ
- 残湯(200L)サーミスタ
- ふろ用温度検知サーミスタ
- 給湯温度サーミスタ
- ふろ戻り温度サーミスタ
- ふろ側熱交出口温度検知サーミスタ
- ふろ循環熱源入口サーミスタ
- ふろ循環熱源出口サーミスタ
- 凍結防止制御用サーミスタ
- 残湯(0L)サーミスタ
- 混合弁給水水温サーミスタ
- ふろ側熱交出口/入口温度検知サーミスター
- 残湯(50L)サーミスター短絡・断線)
- 残湯(100L)サーミスター短絡・断線)
- 残湯(150L)サーミスター短絡・断線)
- 残湯(200L、220L、250L、300L)サーミスタ
- 残湯(250L、290L、330L、400L)サーミスタ
- 中温水サーミスタ
エラーE6は、これらのサーミスタのなかでも「給湯温度」をモニタリングするサーミスタです。
通常はタンクから蛇口に向けてお湯が流れる配管や弁の付近に設置されており、主に給湯する温度に異常がないかをみています。
エラーE6の主な症状
サーミスタが故障すると、例えばこんな症状が出ます。
例)
- リモコンにエラーが表示される
- 電気温水器が動かなくなる
- 給湯温度が安定しない
- お湯の出が悪くなる 等
サーミスタの故障原因は様々ですが、最も多い理由は経年劣化による部品の損傷です。
エラーE6の主な原因
E6が示す異常の原因は公式サイトで次のように書かれています。
E06(給湯温度サーミスタ短絡・断線)
出典:三菱公式サイトFAQ
サーミスタが短絡したり断線することにより、正常に機能しなくなります。
短絡とは、サーミスタ内部の回路がショートして正常な抵抗値を示さなくなる状態のことです。
また、断線とはサーミスタの内部回路が物理的に切れて、正常に機能しなくなる状態をいいます。
また、サーミスタそのものには異常がなくても、制御基盤に不具合があるとエラーが出ることもあります。
コネクタが抜けていたりする場合も、正常に動きません。
三菱の電気温水器エラーコードE6の対処法
メーカーが推奨する対処法
三菱が公式に推奨している対処方法は次のステップです。
200V電源ブレーカーと漏電遮断器の電源レバーを「切」にして、据付工事店(販売店)または「三菱電機 修理窓口」へご連絡ください。
200V電源ブレーカーを「OFF」にする
200V電源ブレーカーは、お住まいの住居にあるブレーカーのことです。
電気温水器につながっている電源を「OFF」にします。

漏電遮断器の電源レバーを「切」にする
次に、電気温水器のタンクに内蔵されている漏電遮断器を「切」にします。
機種によって場所が異なる場合があるため、お手元の取扱説明書で正確な位置を確認してください。
以下は、参考例です(三菱電気温水器ダイヤホットSRT-3765CFU-BL)

据付工事店(販売店)または「三菱電機 修理窓口」に連絡する
電源OFFの対応ができたら、電気温水器を設置した時の購入元(販売店)がわかる方は、そちらへ連絡しましょう。
購入元(販売店)がわからない方は、「三菱電機 修理窓口」へ連絡します。
「三菱電機 修理窓口」への問い合わせ手順の詳細はこちらをご覧句ください。
三菱製の電気温水器の修理費用や修理日数の目安
保証期間外の修理費用の目安
保証期間を過ぎている場合には、有償修理となります。
しかし、三菱電機の公式サイトをみても電気温水器の修理費用の概算目安は公開されていません。
そのため、修理費用を正確に把握するには、直接三菱電機の修理窓口に問い合わせるしかありません。
電気温水器の給湯のしくみはエコキュートとよく似ているため、エコキュートの修理費用が参考になります。
軽微〜中程度の故障は1〜5万円程度ですが、重度の故障の場合は7万円〜20万円程度が相場となります。
故障内容によっては目安金額を大幅に超える見積もり額となる場合があります。
実際には、現場を見てからの判断となるでしょう。
修理日数の目安
実際の現場の修理時間は、2〜3時間程度で終了するケースが多いです。長くても半日程度でしょう。
しかしメーカー窓口に修理依頼するとメーカーが担当者を手配するのに日数がかかる場合があります。
繁忙期には問い合わせてから修理に来てもらうまでに2〜3日(またはそれ以上)かかるケースも多いです。
出張費が高い?
メーカーに修理依頼するときに注意したいのが、出張費などの取扱いです。
メーカーに修理依頼すると、メーカーが担当者を現場に派遣することになります。
万が一、現場で状況を確認した結果、部品交換などの修理をしない(修理不要)となった場合でも、出張費がかかります。
メーカーの修理費用が高いと感じる場合には、給湯器の専門業者への依頼も検討してみましょう。
給湯器の専門業者は、メーカーに比べると良心的な料金体系になっていることが多いです。
とくに、近隣のお住まいの地域で活動している給湯器の専門業者なら
- 出張費が無料になる
- 見積もり費用がかからない
といった料金体系で対応してくれる業者もあるため、ムダな出費を抑えれらることがあります。
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三菱製の電気温水器の修理業者の探し方と依頼手順
修理費用や出張費が安い修理業者の特徴
修理費用や出張費が安い修理業者の特徴は2つあります。
- お住まい近くの修理業者、地元の修理業者
- 自社施工できる技術をもった修理業者
まず、お住まい近くの修理業者や地元の修理業者の場合、出張先が近隣のため当然ながら出張費は安いです。
電気温水器の修理にかかる出張費は、修理担当者の所属拠点から遠くなるほど高く計算されます。
メーカー修理の場合、メーカーが修理業者を指定してくるため、出張費を安く抑えることができません。
なるべく地元の業者にお願いすることで修理費用を安く抑えられます。
※良心的な業者であれば出張費をサービスしてくれることもあります。
次に、自社施工できる技術をもった修理業者は、メーカーや家電量販店などに頼むより、修理費用は安いことが多いです。
なぜなら、メーカーや家電量販店のように、修理を外注する必要がないためです。
基本的にメーカーや家電量販店は、修理作業を別の業者に外注しているため、修理費用は割高になります。
外注マージン分が割高に請求されるため、結果的には損した気分になるかもしれません。
つまり、修理費用が安いおすすめの修理業者の特徴はこの2つとなります。
- お住まい近くの修理業者、地元の修理業者(出張費が安くなるため)
- 自社施工できる技術をもった修理業者(外注する必要がないため)
電気温水器の修理をどこに頼むか
給湯器の専門業者を探すときは、電話帳やネット検索で探すことが多いかもしれません。
どの修理業者を選んだら良いか迷ったら、次のポイントを意識して探しましょう。
- 三菱製の電気温水器の取扱いがある
- 三菱製の電気温水器の修理工事の実績がある
- 口コミなどで施工内容が評価されている
- 保証・アフターサービスが充実している
- 料金が明朗会計で良心的
まず第一に、必ず三菱製の電気温水器の取扱いがある業者を探しましょう。
業者によっては、三菱製の電気温水器の修理工事の経験・実績がないこともあります。
実績や技術力が乏しい業者に依頼すると、またすぐに壊れてしまうというリスクもあります。
実績豊富で高い技術力をもつ業者なら、独自の保証やアフターサービスを行っているところも多いのでチェックしてみましょう。
思いがけないところで追加料金を請求されて嫌な思いをしないように、料金体系が良心的か、明朗会計になっているか、といった点も、チェックしておくと安心です。
電気温水器の修理業者の依頼手順
電気温水器の修理業者に問い合わせる手順は、次のとおりです。
- まずは専門業者に電話(又はメール)する
- 電話で連絡先・品番・訪問日を打ち合わせる
- 指定日に専門業者が来る
- 修理作業に立ち会う
- 修理費用を支払う
まずは各業者に電話(又はメールなど)で連絡しましょう。
電気温水器のトラブル内容を具体的に伝えます。
業者によっては、現場の写真を送る必要がある場合もあります。
この時点でもし可能であれば、概算の見積もりをもらい、修理を行うか交換するかの参考にしてください。
続いて、自宅に業者を招いて点検を受けましょう。
この時点で、口頭や写真だけでは伝わらなかった症状を判断してもらいます。
修理の場合、業者の訪問日当日に、そのまま工事に移ることが多いです。
しかし、状況によっては、後日工事というケースもあります。
少しでも早く電気温水器を直してお湯を使えるようにするためにも、完全に壊れてしまう前に点検・修理を受けるのがおすすめです。
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