東芝電気温水器エラーH3|電磁弁の修理費用は高い?お湯が出ない・止まらない時の対処法

東芝の電気温水器に エラーH3 が表示された…

電磁弁の異常、流量検知ってどういうこと?

電磁弁の修理費用は高い?どう対応すればいい?

そんな疑問に応える記事です。

エラーH3は、主に フルオートタイプの電気温水器で発生するエラー です。

自動お湯張りや追いだきに使われる 電磁弁(流量を制御する部品) の動作と、実際の水の流れが一致しないときに検知されます。

そのため、電磁弁の故障や不具合が疑われます

この記事では、エラーH3が出たときに起こりやすい症状、考えられる原因、取るべき対処法 を整理します。

また、電磁弁修理の費用感や、修理・交換を検討する際の注意点 まで分かりやすく解説します。

不要な出費を避け、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事で分かること
  • 東芝の電気温水器に エラーH3 とは何か
  • 電磁弁が故障したときの主な症状と原因・対処法
  • 電磁弁の修理にかかる費用
  • 電磁弁は自分で修理・交換できるのか
目次

東芝電気温水器エラーH3|電磁弁の異常とは

東芝の電気温水器のエラーH3の内容は次のとおりです。

原因:電磁弁不良(簡易ホッパー)異常。電磁弁が閉まっているはずなのに流量を検知した。

電磁弁とは、お風呂の浴槽アダプターに向けた湯送りのON/OFFを制御する弁です。

そのため、主に フルオートタイプの東芝電気温水器で表示されるエラー です。

フルオートタイプの電気温水器では、自動お湯張りや追いだきの際に、電磁弁(流量を制御する部品) を開いたり閉じたりしながら「お湯を流す・止める」を細かく制御しています。

エラーH3は、この電磁弁の動作指示と、実際の水の流れが一致しないときに、「正常な制御ができていない」と判断されて表示されます。

電磁弁が故障したときの主な症状

H3のエラーが出ると、例えば次のような症状が出ます。

主な症状の例

  • ふろ自動を押してもお湯が出ない
  • ふろ自動のお湯が出続ける(止まらない)
  • 勝手に足し湯され続ける
  • 足し湯したいのにお湯がでない など

電磁弁が故障する、最も多い理由は「経年劣化による弁の固着」です。

固着とは、部品が固まって動かなくなることをいいます。

  • 弁が閉まっている状態で固着すれば「お湯が出ない」
  • 弁が開いている状態で固着すれば「お湯が出続ける」

このように、弁がどんな状態で固着したかで症状が変わります。

一番慌ててしまうのは、お湯が止まらないケースです。

浴槽アダプターからお湯が出続けて、浴槽からお湯が溢れ出してしまいます。

場合によっては、元栓の給水配管専用止水栓を閉じて、いったんお湯(又は水)が出るのを止める処置が必要です。

電磁弁が故障する原因

電磁弁が故障する、最も多い理由は「経年劣化による弁の固着」ですが、ほかにも

  • 停電などで一時的に誤作動を起こした
  • 開閉を制御する制御基板に不具合がある
  • コネクタが抜け落ちている

など、様々な可能性があります。

原因は1つとは限らず、複数の原因が同時に起きていることもあります。

原因を特定していくのは素人では難しく、プロによる判断が必要です。

お湯が出ない・止まらない時の対処法

お湯が出続ける(止まらない)とき

お湯が出続けるときは、元栓の給水配管専用止水栓を閉じて、早めにメーカー窓口や販売店、修理業者に相談しましょう。

一般的に元栓は、タンクの下部にあり、元栓を閉めることで流水が止まります。

機種によって止水栓の場所は異なりますが、取扱説明書に詳細な記載があるので確認しましょう。

お手元に取扱説明書がない場合でも、公式サイトで型番を入力することで検索・ダウンロードできます。

取扱説明書を検索する▶︎公式ダウンロードページ

お湯を止めるには、三方弁を循環回路にして出湯を止める方法もあります。ただし、これは専門業者が行う専門的な方法です。素人が自己判断で作業出来るものではありません。

お湯が出ないとき

浴槽アダプターからお湯が出ないだけであれば、焦る必要はありません。

他の箇所でお湯が出るかどうかを確認しましょう。

  • シャワー
  • キッチンの蛇口
  • 洗面台 など

これらの箇所でお湯が出るのであれば、基本的にそのお湯は使っても大丈夫です。

ただし、電磁弁は、お風呂の浴槽アダプターに向けた湯送りのON/OFFを制御する弁なので、自動湯はりや足し湯などの機能は使えないはずです。

焦る必要はないですが、放置せずにメーカー窓口や販売店、修理業者に相談しましょう。

電磁弁の修理費用は高い?

保証期間外の修理費用の目安

保証期間を過ぎている場合には、有償修理となります。

しかし、東芝の公式サイトをみても修理費用の概算目安が公開されていません。

そのため、修理費用を正確に把握するには、直接、修理窓口に問い合わせるしかありません。

とはいえ、修理費用の相場は、どのメーカーも似たり寄ったりなので、他社の提示金額が参考になるでしょう。

一般的には以下のような相場感です。

  • 出張・点検のみ(修理なし)なら5,000円〜15,000円程度
  • 混合弁・サーミスタ等の部品交換なら20,000円〜40,000円程度
  • 制御基板やリモコンなど電気系統部品交換なら30,000円〜60,000円程度

詳しく修理目安の一覧を見たい方は他メーカー(ナショナル)の修理費用一覧を参照してください。

おおまかな相場感は把握できるはずです。

症状別の修理費用の一覧はこちら▶メーカー公式の修理費用一覧

修理日数の目安

実際の現場の修理時間は、2〜3時間程度で終了するケースが多いです。長くても半日程度でしょう。

しかしメーカー窓口に修理依頼するとメーカーが担当者を手配するのに日数がかかる場合があります。

繁忙期には問い合わせてから修理に来てもらうまでに2〜3日(またはそれ以上)かかるケースも多いです。

東芝電気温水器の修理問い合わせ手順はこちらの記事をご覧ください

型式が古い電気温水器は修理できない可能性も

保証期間内であれば無料でメーカー修理してもらえます。

しかし電気温水器の場合は古いものが多く、保証期間は過ぎていることがほとんどです。

さらに、メーカー側の部品保有期間は、生産終了から10年間となっているため、その期間を過ぎていると、修理用の部品が入手できないこともあります。

修理用の部品がないと、電気温水器を丸ごと交換するしかありません。

メーカー窓口に問い合わせても買い替えを勧められる可能性が高いでしょう。

型式が古くても、品番によってはメーカーではなく給湯器専門業者が部品を持っていることがあります。

メーカーだけでなく、給湯器専門業者へ問い合わせてみるのもおすすめです。

当社は九州エリア(一部除く)で迅速対応中です!
電気温水器の修理のご相談はお電話又はLINEでお問合せください

電磁弁は自分で修理・交換できるのか

DIYよる修理は基本的にはおすすめできません。

素人が自分で修理・交換すると、うっかり他の部品を損傷して故障が悪化し、不要な出費が増える、などのリスクがあります。

すべて自己責任となりますので、注意が必要です。

九州エリア(一部除く)で迅速対応中!ぜひ坂口ボイラーへご連絡を

「電気温水器の修理は、どこに頼むといい?」

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