エコキュート業務用と家庭用の違いは?美容室や店舗で後悔しない選び方の注意点

自宅兼店舗の建築やお店の改装に伴い、給湯器選びで迷っている

業務用エコキュートと家庭用エコキュートの違いは何?

そんな疑問を持っている方のための記事です。

基本的に、家庭用エコキュートと業務用エコキュートでは「1日に使うお湯の量」と「連続して使う時間」に対する設計基準が異なります。また耐用年数や保証にも違いがあります。

比較項目家庭用エコキュート業務用エコキュート
想定される使い方朝晩の決まった時間の使用営業時間中の連続した使用
耐久性と寿命(耐用年数)一般的(約10年)高耐久(家庭用の約2.5倍)
業務利用時の保証対象外になることが多い手厚いメーカー保証あり

1日の給湯量がごくわずかな小規模店舗であれば、家庭用で十分なケースもありますが、美容室や飲食を伴うサロンなどでは、寿命が長くて業務利用の保証がしっかりついた業務用エコキュートを選ぶほうがメリットが大きいこともあります。

エコキュートは、省エネ性の高い給湯器でランニングコストがガスに比べて安いことから注目されています。

当初エコキュートは初期費用が高いイメージがありましたが、昨今は初期費用0円のリースプランなども注目されてきており、選択の幅は広がっています。

ぜひ、本記事を読んで、業務用と家庭用の違いに対する理解を深め、ご自身の店舗に合ったエコキュート選びにお役立てください。

この記事を読んでわかること

  • エコキュートの業務用と家庭用の違い
  • 美容室や店舗に業務用エコキュートを導入するときのポイント
  • 店舗の業種や規模に合わせた、失敗しない貯湯タンク容量とメーカーの目安
  • 初期費用0円のリースプランや補助金を活用した導入費用の抑え方
目次

エコキュートの業務用と家庭用の違いとは

エコキュートの業務用と家庭用の最大の違いは、想定される利用シーンと必要な給湯量にあります。

家庭用エコキュートは朝や夜に数人がお風呂に入ることを想定しており、3人家族向けのモデルや5人家族向けのモデルなど、ある程度必要な給湯量と最適な稼働システムが家族構成や人数によって決まっているのが特徴です。

一方、業務用エコキュートは営業時間中ずっとお湯を出し続ける過酷な環境を想定しています。店舗の利用実態によって給湯シーンが異なっているため、湯切れを起こさないように給湯負荷計算をして、最適な容量等を割り出すのが特徴です。

ここからは、具体的な3つの違いを見ていきましょう。

  • 想定する給湯量と貯湯タンク容量の差
  • 連続給湯に耐える構造と耐久性
  • メーカー保証の適用条件が異なる

想定する給湯量と貯湯タンク容量の差

お店でお湯を使うなら、貯湯タンクの容量選びが明暗を分けます。エコキュートの業務用と家庭用の違いとして、使えるお湯の量が全く異なります。家庭用は最大でも550L程度ですが、業務用はさらに大きな容量や、複数台を連結してパワーアップを図り使うことができます。

比較項目家庭用エコキュート業務用エコキュート
想定利用人数3〜7人家族不特定多数の来店客
貯湯タンク容量370L〜550L程度最大数千リットル(連結時)
湯切れの対策沸き増し(時間がかかる)連結運転などで即座に対応

お客さんがひっきりなしに訪れるお店では、お湯の消費量が家庭とは比べ物になりません。もし容量が足りないと、営業中にお湯が出なくなってしまい、お客様に冷たい思いをさせてしまいます。

「うちは小さなお店だから」と思っても、シャンプーなどを頻繁に行うなら家庭用では追いつかないことが多いです。

事前の給湯負荷計算で、お店に合った容量を選び、お客さんが重なるピーク時でも、お湯が足りなくなる事態を防ぎながら給湯環境を守る必要があります。

連続給湯に耐える構造と耐久性

家庭用エコキュートは、あくまで「一般家庭(4〜5人家族)が1日のうち決まった時間にお風呂やシャワーを浴びる」という負荷を想定して設計されています。

一方で業務用はヒートポンプなどが連続運転に耐えられる頑丈な仕様になっています。

例えば美容室などの場合、営業時間のあいだ何度も連続してシャンプー台でお湯を出したり止めたりを繰り返します。このような「連続かつ大量の給湯負荷」は、家庭用モデルでは設計時の想定をはるかに超える過酷な使われ方になります。

すぐ壊れてしまっては修理代が高くつき、お店を休まざるを得なくなりますよね。しかしタフな業務用なら、長期間にわたって安定してお湯を作り続けてくれます。

比較項目家庭用エコキュート業務用エコキュート
稼働の想定朝晩のピンポイント営業時間中の連続稼働
本体の構造一般的な部品を使用高耐久な専用部品を使用
耐用年数(寿命)約10年約15年〜(定期メンテあり)

業務用は家庭用に比べると価格が少し高くなりますが、その分タフに作られているため、結果的に安心して長く使い続けられるのが特徴です。

  • 定期的なメンテナンスでさらに寿命を延ばせる
  • 故障リスクが減ることで休業の心配がなくなる
  • 長い目で見ればランニングコストの節約につながる

メーカー保証の適用条件が異なる

お店で給湯器を使う場合、保証の有無は絶対に確認しておきたいポイントです。

エコキュートの業務用と家庭用の違いで一番怖いのが、メーカー保証の適用条件です。

すでにお伝えした通り、家庭用と業務用では想定される使われ方(酷使のされ方など)に違いがあるため、前提として保証内容が異なります。

実は、家庭用を店舗で使うと業務利用とみなされ、保証が外れてしまうことがほとんどです。

家庭用エコキュートでありながら、設置場所が「店舗」であり「業務使用」であると判断された時点で保証は一切効かなくなることがあると知っておきましょう。

比較項目家庭用エコキュート業務用エコキュート
店舗利用時の保証原則として対象外しっかり適用される
故障時の修理代全額自己負担のリスク大保証期間内なら無料や減額
サポート体制一般的な受付時間24時間対応のメーカーも

万が一壊れたときに、数十万円の修理代が全額自己負担になってしまうのは痛いですよね。

家庭用は業務用に比べれば安く設置できる魅力がありますが、お店で使うにはリスクが大きい点にも注意が必要です。

美容室や店舗に業務用エコキュートを導入するなら

基本的に給湯器の導入計画を立てるなら、お店の規模に応じた適切な貯湯タンクの容量を選べるかが重要になります。専門の工事業者に依頼して細かな給湯負荷計算を行ってもらうことが必要ですが、特にエコキュートの場合に知っておくべきポイントをいくつかお伝えします。

  • 美容室や飲食店の適切な容量目安
  • 設置スペースと搬入経路の確認

美容室や飲食店の適切な容量目安

美容室や飲食店などでは、貯湯タンクの容量を適切に選ぶことが大切です。

美容室ならシャンプー台の数、飲食店なら客席数や厨房の規模に合わせて、余裕を持った容量を選ぶ必要があります。

例えば美容室であれば、ざっくりと次のような試算をしていくとイメージしやすいです。

シャンプー1回あたりシャワー8分だとすると、1分1Lの流量で1回80L。

1日15名のお客さまが来るとするなら、80L×15名=1200L程度のお湯が必要。

以下は、三菱が出している業務用エコキュートの容量目安です。550L容量で1550Lの給湯が可能ですので、小規模な美容室なら業務用エコキュート1台で賄えることになります。複数台を連結して容量アップもできます。

業種別の業務用エコキュート容量例
(三菱)業種別の業務用エコキュート容量の選択基準
業務用エコキュートの連結スタイル
(三菱)業務用エコキュートの連結スタイルの選び方

事前の給湯負荷計算を怠ると、忙しいピークの時間帯にお湯が水に変わってしまうという悲しいトラブルを引き起こします。

「うちの規模ならどれくらい必要かな?」と迷ったら、給湯器のプロや専門業者に相談してみましょう。

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設置スペースと搬入経路の確認

大きな給湯器を選ぶ際に忘れてはいけないのが、エコキュートの業務用と家庭用の違いからくる本体サイズと設置スペースの問題です。

業務用はたくさんのお湯を作るために貯湯タンクが大きくなる傾向があり、設置場所だけでなく、そこまで運ぶ搬入経路の広さも確認しなければなりません。

確認するポイント具体的なチェック内容注意すべき環境
搬入の経路門扉から設置場所までの幅狭い通路やクランク状の曲がり角
設置スペースタンクとヒートポンプの置き場隣の家との境界線ギリギリの場所
作業のスペースメンテナンスを行うための隙間壁にピタリとくっつきすぎる場所

もし、お店の裏手などに十分なスペースがない場合は、少しスリムな形状のモデルを選んだり、自宅用と店舗用を離れた場所に設置したりする工夫が必要になります。

導入を決める前に、必ず専門業者に現地調査へ来てもらい、設置スペースに問題がないかプロの目で診断してもらいましょう。

自宅兼店舗なら系統を分けるべきか

自宅兼店舗の給湯設計では、生活用と店舗用でエコキュートの系統を分けるかどうかは重要な判断になります。たしかに、給湯器を2台設置すると初期費用は大きくなります。しかし、リースプランを活用すれば手元にまとまった資金がなくても導入可能できたり、昨今は放熱ロスや故障リスクを避ける「分散給湯」の考え方が見直されているため、系統を分ける安全な設計も検討してみることをおすすめします。

分散給湯の考え方
分散給湯の考え方を知る

初期費用0円のリースプランや補助金を活用した導入費用の抑え方

エコキュートの業務用と家庭用の違いと費用を比べると、どうしても業務用は本体価格や工事費などの初期費用が高くなります 。 しかし、お店の規模に合わせて専門業者に給湯負荷計算をしてもらい、適切な業務用エコキュートを選ぶことで、長い目で見ればトータルの出費を大きく抑えることができます。高い耐久性による長寿命化や、リース、補助金をうまく活用することで、初期費用の壁はぐっと低くなることもあります。ここからは、費用の考え方と、お得に導入するコツを見ていきましょう。

耐用年数の長さで元を取る考え方

家庭用給湯器の寿命は約10年ですが、業務用はその2.5倍の耐用年数と言われています。

業務用エコキュートは、初期費用が高くても、長く使い続けられるためトータルで見るとコスト的にも賢い選択になりえます。

業務用は部品の供給期間も長いため、丁寧なメンテナンスをすればさらに長くお店を支えてくれます。

長い期間で費用を割って計算すると、実は業務用のほうがずっとコストパフォーマンスに優れているのです 。

初期費用0円のリースプラン活用

「まとまった資金を用意するのは厳しい」という場合には、法人や個人事業主向けのリースプランも検討してみると良いでしょう。 最近はエコキュートの需要が高まっており、初期費用0円で導入できる便利なプランがとても充実してきています 。

リースプランのメリット具体的な嬉しいポイント
初期費用が0円手元の資金を減らさずに導入できる
月々の支払いが一定経費の管理がとてもラクになる
修理費用が含まれる万が一の故障時も急な出費がない

リースを利用すれば、高額な給湯器を購入しなくても、毎月の少しの支払いで最新の設備を使い始めることができます。

導入コストを抑える補助金制度

エコキュートは脱炭素・省エネ給湯器として国が導入を支援している給湯器に該当します。

エコキュートの導入には、国や地方自治体の補助金制度を利用できるケースが数多くあります。

補助金活用のポイント確認しておきたいこと
対象となる機器省エネ性能が高い指定のモデルか
申請のタイミング機器を購入・工事する前に申請するか
もらえる金額の目安数万円から、多い場合は数十万円も

エコキュート補助金を受けながら負担コストを減らし賢く導入することも可能です。

補助金をもらうには、書類の準備や申請のタイミングなど、少し専門的な知識が必要になりますので、給湯負荷計算から補助金の申請サポートまで、親身になって手伝ってくれる専門業者に相談するのが一番の近道です。

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