荏原ポンプのエラーコードF17|圧力センサ異常の原因と修理費用の目安
※本記事は2004年以降製造モデルのエラーコードF17について解説しています。年式によってエラーコードの意味が異なるためご注意ください
荏原ポンプのエラーコードF17は「圧力センサ異常」を意味しています。(2004年〜現在までのモデル)
ポンプの圧力を検知する部品に不具合が起きている状態で、放置するとポンプ内部の圧力が異常上昇し、ケーシング(外殻)の破壊など大事故に繋がる危険なサインです。
| 項目 | 内容 |
| 異常の名称 | 圧力センサ異常(圧力制御の不具合) |
| 主な原因 | 圧力センサや圧力スイッチの故障、経年劣化など |
| 緊急度 | 高(そのままにするとケーシング破壊のリスクあり) |
| 最初の対処 | ただちにポンプの運転を停止し、専門業者へ連絡する |
エラーの原因には、ポンプの圧力を測るための圧力センサが寿命で破損していたり、基板部品に不良が起きている等が考えられます。
また、圧力センサが故障した状態で放置してしまうと、水が止まらなくなるだけでなく、ポンプが停止するタイミングを見失って圧力を上げ続けてしまいます。
そのまま無理に運転を続けて、内部の圧力が限界を超えると、ポンプ本体のケーシング等が破壊される恐れがあります。
そうなると水浸しの大惨事やポンプの完全停止による断水の危険も出てくるため、荏原ポンプのエラーコードF17を見つけたら、場合によっては被害を防ぐために即座に運転を停止する応急処置を行うことがあります。
この記事では、荏原ポンプのF17エラーの本当の原因や、今すぐできる応急処置、そして修理費用の相場や後悔しないための判断基準を丁寧に説明します。
無駄な出費を避けて、管理者として適切に対処するためにもぜひ最後まで読んでみてください。
- この記事を読んでわかること
- 荏原ポンプのエラーコードF17の意味
- 圧力センサ(圧力スイッチ)の修理にかかる費用の相場
- プロの修理業者へ依頼すべきタイミング
- 修理依頼先の選び方と判断
荏原ポンプのエラーコードF17は圧力センサ異常
荏原ポンプのエラーコードF17は、給水ポンプの運転を制御する上で非常に重要な「圧力センサ(または圧力スイッチ)」という部品に異常が起きていることを知らせる警告です。
このエラーが出ている状態は、ポンプが管内の水圧を正しく検知できなくなっていることを意味します。
放置すると水圧のコントロールが効かなくなり、最悪の場合はケーシング破壊などの重大な故障を引き起こす原因となります。
ここでは、F17エラーが具体的にどのような不具合なのかについて解説します。
- 圧力センサ・圧力スイッチの役割と故障のサイン
- よくある原因は部品の経年劣化や寿命
- 一時的なエラー(誤作動)と完全な故障の見分け方
圧力センサ・圧力スイッチの役割と故障のサイン
給水ポンプに組み込まれている圧力センサ(圧力スイッチ)は基盤と連動しながら、配管内の水圧を常に監視し、水が使われて圧力が下がればポンプを動かし、水の使用が終わって圧力が上がればポンプを停止させる「司令塔」のような役割を担っています。
この部品が故障すると、ポンプは正しい判断ができなくなり、様々な異常なサインを出して知らせます。
| 状況 | ポンプの動き | 水への影響 |
| 正常時 | 圧力に合わせて自動で運転と停止を繰り返す | 蛇口をひねれば安定して水が出る |
| 故障のサイン① | 水を使っていないのにポンプが回り続ける | 水圧が異常に強くなることがある |
| 故障のサイン② | 水を使ってもポンプが動かない | 全く水が出ない(断水状態) |
| 故障のサイン③ | 操作盤にエラーコードF17が表示される | 安全装置が働き、警告ブザーが鳴る |
F17エラーは、正常な水圧制御ができていない状態になっていることが多く、ポンプの運転が不安定になり、上記のようなサインが現れやすいです。
よくある原因は部品の経年劣化や寿命
荏原ポンプでF17エラーが発生する最も多い原因は、圧力センサや圧力スイッチ自体の経年劣化による寿命です。
給水ポンプは、私たちが毎日水を使うたびに休むことなく稼働し続けています。それに伴い、圧力を検知する部品も常に負荷を受け続けているため、設置から年数が経過すると内部のセンサー部分が摩耗したり、電気的な接触不良を起こしたりします。
一般的に、給水ポンプの電子部品の寿命は設置環境や使用頻度にもよりますが、一般的な取扱説明書では3年程度が一つの交換タイミングの目安として示されています。
もし、設置から長期間経過しているポンプでF17エラーが出た場合は、部品の寿命による故障である可能性が高いと言えます。
一時的なエラー(誤作動)と完全な故障の見分け方
F17エラーが表示された場合、それが一時的なシステムの誤作動なのか、それとも部品の完全な故障なのかを見分けることは、その後の対処を決める上で重要です。
落雷や一時的な停電など、外部からの予期せぬ電気的なショックが原因で、制御盤のコンピューターが一時的にフリーズしてしまい、誤ってF17エラーを出してしまうケースもあります。
この場合は、制御盤の電源を一度切り、数分待ってから再度電源を入れる(リセットする)ことでエラーが消え、正常な状態に復旧することがあります。
しかし、リセット操作を行ってもすぐにF17エラーが再発する場合や、ポンプが正常な運転と停止を行わない場合は、圧力センサそのものが完全に故障している可能性が高くなります。
この状態での無理な運転再開は、ケーシング破壊などの二次被害を招くリスクが非常に高いため、早めに専門業者へ点検を依頼するのが賢い選択といえます。
荏原 ポンプ エラーコード F17 の修理費用と業者を呼ぶべき判断基準
エバラの給水ポンプでエラーコードF17が出た場合、専門知識のない方がご自身で修理や部品交換を行うことは推奨しません。
誤った部品選びや作業は、水漏れや感電、さらにはケーシング破壊などの大事故に繋がる恐れがあるからです。
安全かつ確実に水を使える状態に戻すためには、プロの専門業者へ修理・交換を依頼したほうが安心です。
ここでは、業者を呼ぶべき判断基準と、圧力センサーの点検・修理にかかる費用相場をお伝えします。
- プロの業者へ修理・交換を依頼すべきタイミング
- 圧力センサー交換・修理費用の相場目安
- 安心できる修理業者の選び方と依頼時の伝え方
プロの業者へ修理・交換を依頼すべきタイミング
エバラの給水ポンプの構造は複雑で、圧力センサーの故障だけでなく、基板や他の部品が連鎖的に異常を起こしていることも少なくありません。以下の傾向がみられるときは修理・交換を依頼するタイミングと判断しましょう。
- 応急処置としてエラーの解除操作を行っても、すぐにエラーコードF17が再発する
- 水を使っていないのに、給水ポンプが稼働と停止を繰り返している
- 設置から7年以上経過しており、一度も専門業者による点検や部品交換をしていない
圧力センサ交換・修理費用の相場目安
故障の状況や給水ポンプが設置されている環境によって金額は変動しますが、圧力センサだけの交換ですめば修理費用の相場は数万円程度です。
無理な運転によるケーシング破壊などの二次被害があると、給水ポンプ本体の丸ごと交換(数十万円以上)になるリスクを考えれば、早めの点検と部品交換が結果的に最も安く済みます。
安心できる修理業者の選び方と依頼時の伝え方
荏原ポンプの修理依頼をどこにするべきか迷った際は、現在お使いのポンプの保証状況と設置からの経過年数を基準に判断してください。
メーカー保証期間内であれば迷わず荏原製作所の公式窓口へ、すでに15年以上経過している古いポンプや、緊急で直したい場合はフットワークの軽い専門業者へ連絡するのが、最も確実で損をしない方法です。
なお実際に修理業者へ連絡する際は、対応が早くて信頼できる専門業者を選ぶことが大切です。
依頼時は、現場での正確な情報を伝えることで、現場での部品手配や修理作業がスムーズに進み、給水ポンプの停止時間を短くすることができます。
- エバラの給水ポンプの修理・交換実績が豊富にある専門業者を選ぶ
- 電話口で「エラーコードF17」が出ていることをはっきりと伝える
- ポンプの銘板(シール)に書かれている「型番」と「製造年」を伝える
- 現在の水の出具合(全く出ない、水圧が異常に強い等)を具体的に説明する
荏原ポンプに関して、メーカー修理を依頼する場合は以下の記事も参考にしてください。
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荏原ポンプの修理依頼をどこにするべきか迷った際は、現在お使いのポンプの保証状況と設置からの経過年数を基準に判断してください。
メーカー保証期間内であれば迷わず荏原製作所の公式窓口へ、すでに15年以上経過している古いポンプや、緊急で直したい場合はフットワークの軽い専門業者へ連絡するのが、最も確実で損をしない方法です。
当社は創業40年、給湯設備の修理交換を強みとしており、荏原ポンプの修繕・点検の実績もございます。
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荏原 ポンプ エラーコード F17 に関するよくある質問まとめ
ここでは、多くの方が疑問に感じるポイントについて簡潔に回答します。
- エバラポンプのF17エラーはどうやって直すの?
- 圧力センサの故障を放置するとどうなる?
- 自分でリセットや修理はできるの?
- F17エラーが出た時の応急処置は?
エバラポンプのF17エラーはどうやって直すの?
専門の修理業者に圧力センサーや圧力スイッチの交換を依頼して直します。ご自身での部品交換や修理は、感電やケーシング破壊などの二次被害を招くリスクが非常に高いため、絶対におやめください。
圧力センサの故障を放置するとどうなる?
ポンプ内部の圧力が異常に上昇し続け、ケーシング等がドカンと破壊される恐れがあります 。水浸しや長期間の断水といった大惨事に繋がるため、異常に気づいた時点で直ちに給水ポンプの運転を停止してください。
自分でリセットや修理はできるの?
一時的な解除として、制御盤の電源を入れ直すリセット操作は可能です。しかし、エラーが再発する場合の自力修理は危険です。根本的な原因解決と安全確保のため、迷わずプロの専門業者へ点検を依頼してください。
F17エラーが出た時の応急処置は?
被害の拡大を防ぐため、まずは制御盤の漏電遮断器を切って給水ポンプを完全に停止させます。その後、速やかに専門の修理業者へ連絡し、エラー表示や現在の状況を正確に伝えて到着を待つことが最も安全な応急処置です。



