長府ボイラー追い焚きできない原因と対処法!ゴボゴボと音がするのは故障?
長府ボイラーの追い焚き機能がうまく動いていない
長府ボイラーで追い焚きしてもすぐに止まってしまう
長府ボイラーで追い焚きするとゴボゴボと音がする
そんな疑問に答える記事です。
長府ボイラーの追い焚き機能がうまく動かなかったり、ゴボゴボと異音がすると焦ってしまいますよね。
追い焚きができない状況に、どう対処すればいいのか、気になる方も多いでしょう。
この記事では、長府ボイラーで追い焚きができないときに、必ず確認しておきたいポイントを具体的に解説します。
不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 追い焚きの仕組みと追い焚きできない原因
- 故障の場合と故障でない場合の見分け方
- 追い焚き時にゴボゴボと音がするのは故障?
- 追い焚きできないときの対処法
追い焚きの仕組みと追い焚きできない原因
灯油ボイラーの追い焚きの仕組みは、他の給湯器と同様です。
まず、お風呂の残り湯は、専用の配管を通じてボイラーに戻されます。
下の図の右下のお風呂から、専用配管がぐるっと循環して浴槽に戻っているのが分かると思います。
お風呂の残り湯は、専用の配管を通じて、ボイラー内の熱交換器によって再加熱され、戻ってきます。
追い焚きができないときは次の2つのケースが想定されます。
- 一時的なエラー又はお手入れ不足が原因のケース
- 故障が疑われるケース
一時的なエラー又はお手入れ不足のケース
追いだきができないとき、故障ではない原因は以下の4つが考えられます。
- 浴槽の湯量が少ない
- 循環フィルターが汚れ詰まっている
- 台風等の天候影響による着火不良(点火しない)
- 停電等の影響による一時的なエラー
浴槽の湯量が少ない
追い焚きは、浴槽内のお湯を循環口から取り込み、温め直したお湯を再び浴槽へ戻す機能です。
そのため、追い焚きには浴槽内にある程度のお湯が必要です。
お湯が少なすぎる場合、お湯を取り込むためのポンプがうまく作動せず、追い焚きができなくなります。
また、空焚きを起こす危険性から、安全のため追い焚きが自動停止します。
追い焚きができないときはまず、湯量が十分にあるかどうかを確認しましょう。
循環フィルターが汚れ詰まっている
循環フィルターに髪の毛や湯垢が詰まり、お湯が循環しにくくなると追い焚き機能が作動しない場合があります。
循環フィルターは、ゴミや髪の毛が配管の中に入らないようにする役割があります。
しかし、掃除をせずに長期間使用すると、フィルターが詰まってお湯が通りにくくなってしまいます。
循環フィルターに汚れが詰まっていないか確認しましょう。
台風等の天候影響による着火不良(点火しない)
台風やゲリラ豪雨などの直後は、給湯器が点火しづらい状態になります。
また、冬期に配管内の水が凍ってしまい、追い焚きができなくなるケースも多いです。
天候が回復して給湯器本体が乾くと動作する場合もあるので、少し様子を見てみましょう。
本体が乾いても動作しなければ故障の可能性があるため、メーカーもしくは専門業者に連絡してください。
停電等の影響による一時的なエラー
停電時は、より長時間の給湯使用ができるように、給湯器の機能は自動的に制限されます。
また、停電によって一時的に電源が落ちている場合があります。
この場合、使用時はリモコンの「ON/OFF」「運転 入/切」を押してください。
リモコン操作による復旧ができない場合は、本体のコンセントを抜いて再度差し込んでください。
これらの方法で復旧しない場合は、故障も考えられるため販売店または各メーカーへご連絡ください。
故障が疑われるケース
「一時的なエラー又はお手入れ不足のケース」に該当しない場合は、何かしらの部品の不具合や故障が疑われます。
基本的には「給湯器本体の故障なのか」と「本体以外の追い焚き機能の故障なのか」を特定していきます。
故障箇所の見分け方
「給湯器本体の故障なのか」と「本体以外の追い焚き機能の故障なのか」を見分けるには、以下の2つの方法があります。
- 蛇口からお湯を出してみる
- エラーコードが出ていないか確認する
まずは、蛇口からお湯を出してみましょう。
蛇口をひねってお湯が出るかどうかで、故障箇所が給湯器本体か追い焚き機能なのかを判断できます。
設定温度のお湯が出る場合は追い焚き機能の故障、お湯が出ない場合は給湯器本体の故障と考えられます。
また、追い焚きできない場合、リモコン画面にエラーコードが表示されていないか確認してください。
給湯器には、トラブルの内容を把握するためにたくさんのエラーコードが設定されています。
長府製作所の灯油ボイラーには、追いだき関連のエラーコードは4種類設定されています。
エラーコードが表示されているようなら、取扱説明書や公式サイトの対処法の内容に沿って対応しましょう。
追い焚き機能の故障・不具合の例 | 給湯器本体の故障・不具合の例 |
---|---|
追い焚き配管(ふろ配管)の故障 | 点火系部品の故障 |
湯量や湯温を測るセンサーの不具合 | 給湯器本体の制御基盤の故障 |
配管の逆接続 | リモコンやスイッチの不具合 |
いずれにしても、正確な原因の特定にはプロによる判断が必要です。
追い焚き時にゴボゴボと音がするのは故障?
追い焚き時にゴボゴボと音がして空気が出てくる場合は、故障ではありません。
お湯の沸かし始めには、追いだき配管内に滞留した空気が出てくることがあります。
この空気が押し出される音が、ゴボゴボと音がする原因です。
しかし、空気が出てこないけれどゴボゴボと音がする場合は、注意が必要です。
入浴剤や湯垢が配管の中で詰まっていたり、追いだきフィルターの掃除不足でもこの症状が起こります。
放置すると詰まりがひどくなったり、ポンプが故障して給湯器が作動しなくなる恐れがあります。
フィルターの掃除などでなるべく早めに対処しましょう。
長府ボイラー追い焚きできないときの対処法
メーカーが推奨する対処方法
長府製作所が公式サイトで推奨している対処方法は次のとおりです。
- 台所リモコンの【運転SW=OFF/ON】により警報解除
- 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼
公式サイトの案内にもあるように、エラーが出たら、まずは警報を解除しましょう。
長府ボイラーのエラーを解除しリセットする場合は、リモコンの運転スイッチを押します。
台所リモコンの【運転SW=OFF/ON】により警報解除します(公式サイトより)
台所リモコンの運転スイッチの「切」のボタンを押して一度電源を切り、その後もう一度「入」のボタンを押して電源を入れましょう。
これでエラーは解除・リセットされます。
この方法でエラーを解除・リセットしても再表示される場合、一時的な誤作動でのエラー表示ではありません。
【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください
台所リモコンでエラーを解除・リセットしても再表示される場合、部品の故障などが考えられます。
メーカーやご自分がボイラーを購入する際に契約した販売店に、点検修理の依頼をしましょう。
修理の問い合わせ先と修理費用の目安
長府ボイラーを修理したい場合はメーカーに連絡して修理してもらうのが一般的です。
修理費用は、状況次第ですので一概に言えません。
軽微な清掃や点検のみであれば、1万円以内におさまることもありますが、部品交換となると1〜4万円(状況次第ではそれ以上)かかることもあります。
なお、メーカーに連絡して修理を依頼した場合、修理にはメーカーの担当者ではなく代理店の担当者が来ることが多いです。
出張費は、担当者の店舗が遠いほど高くなってしまいます。
近くに信頼できる給湯器専門業者があれば、そちらに連絡するほうが、修理費用は安くなります。
近くに信頼できる給湯器専門業者がいるなら、メーカーではなく、専門業者に連絡しても良いでしょう。
▼長府製作所の修理窓口の電話番号
・フリーダイヤル 0120-925-339
・携帯電話(有料)0570-666-339
▼長府製作所の修理窓口の受付時間
24時間 365日受付
修理費用の目安や修理の受付手順について、詳しい内容はこちらで書いています。
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