東芝電気温水器エラーE6|お湯が出ない時の対処3つ!手動で解除リセットするときの注意点も

東芝の電気温水器に エラーE6 が表示された…

お湯が出ないけど故障なのだろうか?

原因は何?自分で対処しても大丈夫?

本記事は、そんな疑問に応える記事です。

型式が比較的古いタイプの東芝電気温水器では、エラーE6は取扱説明書では「停電によるエラー」として説明されています。

これは、仕組み上は、電源まわりの“履歴異常”をもとに安全装置が作動した結果として表示されるエラーです。

そのため、単純に安全装置が作動しただけの場合は、状況によって

  • 次の夜間時間帯まで待てば 自動解除される ケース
  • 次の夜間時間帯まで待てない場合は 手動で解除して沸き上げできる ケース

があります。

一方で、電源まわりの状態や履歴の異常は、実際には、必ずしも停電だけが原因とは限らないことがあります。

電源まわりにエラーを引き起こすような部品の不具合がある場合は、点検や修理が必要になるケースもあります。

この記事では、東芝の取扱説明書に記載されている内容をもとに、エラーE6が出たときに取れる対処法を「3つ」に整理して解説します。

あわせて、手動でリセットする際の注意点についても、わかりやすくまとめています。

不要な出費を避け、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事で分かること
  • 東芝電気温水器エラーE6の対処法3つ
  • 取扱説明書に記載されているE6の意味
  • 自分でエラーを手動リセットするときの注意点
  • 故障が疑われる場合の修理窓口への相談方法
目次

東芝電気温水器エラーE6の対処法3つ

東芝の電気温水器でエラーE6が表示された場合、すぐに「故障」と決めつける必要はありません。

E6は 電源まわりの状態や履歴をもとに安全装置が作動したことを知らせるエラー であり、状況によって3つの対処法があります。

そのまま待つ(自動解除されるケース)

エラーE6が表示された場合、まず検討したいのが 「そのまま待つ」 という対処法です。

機種によっては、「そのまま待つ」ことで自動的にエラーが消えると解説されている場合があります。

出典:HPL-2TF462RMA取扱説明書より抜粋

例えば、上の取扱説明書(機種:HPL-2TF462RMA)の場合、このように書かれています。

◉取扱説明書に記載されているE6の意味

原因:夜間時間帯に2時間以上の停電があった
処置方法:電力会社に停電があったのか確認してください。次の夜間時間帯に2時間以上の停電がなければ自動的に消えます

  • 夜間に停電があった
  • ブレーカが一時的に落ちた

このようなケースでは、エラーが表示されても 本体に異常がないことも多いです。

一時的に安全装置が作動しただけですので、次の夜間時間帯に正常な運転できれば、自動的にエラーが解除される 仕様になっていることがあります。

そのため、何も操作せずに待つだけで翌朝にはお湯が沸いている、なんてことも。

「E6が出たけれど、特に急ぎでお湯を使う予定がない」という場合は、まずはそのまま待って様子を見る という選択もアリです。

手動でエラー解除(リセット)を行う

機種によっては、手動でエラーを解除(リセット)する という選択肢もあります。

出典:HPL-2TFB372RAU取扱説明書

E6は、機種によっては上の取扱説明書(HPL-2TFB372RAU)にあるように 手動解除が可能なエラー と扱われていることがあります。

その場合は、取扱説明書に記載された手順に従って操作することで、再度沸き上げを行えます。

ただし、手動解除を行うと、時刻設定などが初期状態に戻るケース もあるため、解除後に再設定が必要になることがあります。

少々面倒かもしれませんが「できるだけ早くお湯を使いたい」「待てない」という場合に、試してみるとでしょう。

なお、手動でエラーを解除するときの注意点は、後の章で書いています。

手動で解除する際は、必ず読んでください。

点検・修理を依頼する(故障の可能性が高いケース)

エラーE6は取扱説明書では、一般の方にも分かりやすいように「停電によるエラー」として説明されていることが多いです。

しかし仕組み上は、電源まわりの“履歴異常”をもとに機械が危険を判断して安全装置を作動させています。

そのため

  • いつまでもエラーが消えない
  • 手動で解除してもすぐ再発する
  • お湯がでない状態が続く

このような症状がみられるときは、電源まわりの部品や制御系に不具合が発生している可能性 があります。

このような状態でリセットを繰り返すと、本来働くべき安全装置が正しく機能しなくなるおそれもあります。

「待っても直らない」「リセットしても改善しない」場合は、自分で解決しようとせず、点検・修理を依頼する のが最も安全な対処法です。

早めにメーカー窓口や販売店、修理業者に相談しましょう。

自分でエラー解除するときの注意点

エラーE6は、機種によっては 手動で解除(リセット)できるエラー です。

ただし、手動リセットはあくまで 一時的に運転を再開するための操作 であり、原因そのものを解消するものではありません。

操作を行う際は、次の点に注意しましょう。

必ず取扱説明書に従って操作する

エラー解除の方法は、機種や製造時期によって異なります

ボタン操作や電源の切り方を誤ると、正しくリセットされなかったり、別の設定が初期化されてしまうことがあります。

必ずお手元の 取扱説明書に記載されている手順 を確認し、その通りに操作してください。

お手元に取扱説明書がない場合でも、公式サイトで型番を入力することで検索・ダウンロードできます。

取扱説明書を検索する▶︎公式ダウンロードページ

取扱説明書が手元にない場合は、自己判断で行わない

取扱説明書が手元にない状態で、

「とりあえず電源を切ればいいだろう」

といった自己判断で操作するのはおすすめできません。

誤った操作を行うと、次のようなリスクがあります。

  • 異常を正しく検知できなくなる
  • 本来働くべき安全装置が正常に機能しない状態になる

取扱説明書が見つからない場合は、メーカー窓口や販売店に連絡して、操作方法を確認してから行う ようにしましょう。

公式サイトで型番を入力することでも検索・ダウンロードできます。

取扱説明書を検索する▶︎公式ダウンロードページ

リセット後は設定状態を必ず確認する

手動リセットを行うと、機種によっては

  • 時刻設定
  • 沸き上げ時間帯

これらが 初期状態に戻る 場合があります。

設定がずれたまま使用すると、機械が夜間時間帯を正確に検知できず

「夜間に沸かない」「思った時間にお湯がでない」

といったトラブルにつながることもあります。

リセット後は 表示内容や設定を必ず確認 してください。

リセットを繰り返さない

リセット後すぐに再びE6が表示される場合は、無理に使い続けないことが重要 です。

何度もリセットを繰り返すと、原因が解消されないまま運転を続けることになり、故障の悪化や別の不具合につながる可能性があります。

先にも説明したように、改善しない場合は故障の可能性もあるため、早めにメーカー窓口や販売店、修理業者に相談しましょう。

東芝電気温水器の修理問い合わせ手順

東芝の修理問い合わせの受付手順は次のとおりです。

  1. 東芝電気給湯器ご相談センターに電話する
  2. 電話で連絡先・品番・訪問日を打ち合わせる
  3. 指定日に修理担当者が訪問し、修理品を診断する
  4. 修理を実施する
  5. 修理料金を支払う

※現場確認の結果、部品の手配が必要になった場合は日を改めて訪問することがあります。

▼東芝電気給湯器ご相談センターの受付時間

365日 9時~20時

▼東芝電気給湯器ご相談センターの電話番号

フリーダイヤル0120-1048-19
携帯電話(有料)03-5365-7420
FAX(有料)0947-32-2892

電話で、連絡先情報・製品情報(品番など)・故障内容を伝え、訪問日を打ち合わせます。

すると、打ち合わせた訪問日に、東芝の修理担当者が指定場所に来てくれます。

修理には必ず立ち会うようにしましょう。

現場を確認した技術員が、必要な修理費用や工程を見積もり、料金を提示してくれます。

故障内容に合わせて修理が行われるため、症状によっては請求額が当初見込みと異なることがあります。

※修理作業は後日となる場合があります。

なお、東芝は2024年に電気温水器事業から撤退しているため、修理不可のケースが増えてくると想定されます。

撤退の概要は以下の記事で紹介しています。

電話がつながらない/即日対応が難しいケースも

修理窓口の電話回線は混み合っていることが多いです。

さらに日中の受付時間は限られるため

なかなか電話がつながらない…!

というときには、焦ってしまうかもしれません。

また、メーカーの修理窓口に依頼する場合、基本的に、技術員の手配に日数を要します。

今すぐ修理に来てほしい…!

そう思っても、即日対応できるかどうかは、状況次第です。

急ぐ場合は、地元の給湯器の専門業者にも電話などで問い合わせてみましょう。

地元の業者なら、近くなのですぐに駆けつけてくれ、即日対応してくれるところもあります。

また修理費用もメーカー修理に比べると安くすむ場合があります。

型式が古い電気温水器の場合

メーカー側の部品保有期間は、生産終了から10年間となっています。

その期間を過ぎていると、修理用の部品が入手できないこともあります。

修理用の部品がないと、電気温水器を丸ごと交換するしかありません。

メーカー窓口に問い合わせても買い替えを勧められる可能性が高いでしょう。

型式が古くても、品番によってはメーカーではなく給湯器専門業者が部品を持っていることがあります。

メーカーだけでなく、給湯器専門業者へ問い合わせてみるのもおすすめです。

さらに、給湯器専門業者の場合、他メーカーも含めてお得な機種を安く交換できることが多いです。

当社でも、修理・交換の相談に応じておりますので、ぜひご相談ください。

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