【コロナエコキュートエラーH16】ストレーナーの場所は?掃除やリセット方法!給水ポンプ交換の修理費用も解説
コロナのエコキュートのエラーH16は
- 水は出るのにお湯がでない
- そもそもお湯がたまらない
- お湯を沸きあげしない
- タンクが満タンにならない
- 残湯量のメモリが増えない
といった症状と一緒に表示されやすいエラーです。
今回はコロナのエコキュートのエラーH16について、原因と対処法をお伝えします。
コロナエコキュート『エラーH16』の原因は給水ポンプの故障
エラーH16は、ヒートポンプユニットのなかにある給水ポンプに異常があることを示すエラーです。
コロナ公式サイトでは次のように解説されています
エラーコード | エラーコードの内容 | 処置方法 |
H16 | 給水ポンプの故障 | 点検または修理が必要です。販売店様かコロナサービスセンターに連絡して下さい。 |
ヒートポンプとは、下の仕組み図にあるように、空気から熱を作るユニット(室外機)です。
給水ポンプは、ヒートポンプユニット(室外機)の右側の膨らみ部分に内蔵されています。
この給水ポンプは、貯湯タンクから水を引き込み、熱湯に変えて貯湯タンクに戻す大切な役割を担っています。
ヒートポンプ内にある給水ポンプが正常に稼働していないと、H16エラーコードが表示されます。
給水ポンプが正常に稼働していない原因としては
- システムの一時的な誤作動・誤検知
- 給水ポンプの部品自体が壊れている
などのケースが考えられます。
まずは自分でリセットしてみよう
エラーは、一時的な誤検知・誤作動により表示されることがあります。
この場合は、ご自分で一度リセットをかけることでエラーごと消えて、エコキュートが復帰する場合があります。
そのため、まずはご自分でリセットを試してみても良いでしょう。
▼リセット方法はこちら
これで正常に動作するようであれば一時的な誤作動、誤検知だった可能性がありますので、様子を見ながら使用して大丈夫です。
もし、いちど自分でリセットを試みたにも関わらず、【復帰しない 又は 再発する】場合は、専門業者へ【点検・修理】を依頼しましょう。
H16エラーはヒートポンプ側のエラーであり、新しくお湯を作れない状態のため、追い焚き(沸き増し)はできません。
しかし一方で、貯湯タンク側は正常なため、タンク内のお湯を利用することは可能です。
貯湯タンクの残湯量の範囲内であれば、お風呂やキッチンでお湯を使うことができます。詳しくはこちらの記事も参照してください。
コロナエコキュート『エラーH16』ストレーナーのお掃除は有効?
ストレーナーとは、エコキュートの配管に設置されているゴミ除けフィルターのことです。
ストレーナーのフィルターがゴミなどで詰まっていると、水やお湯の循環がうまく働かず、異常が検知されることがあります。
そのため、ストレーナーのフィルターを掃除し詰まりを解消することでエコキュートが復旧する可能性もあります。
素人が触ることで、かえって故障の悪化を招くケースがあるため、本来は【点検・修理】を依頼した方が良いです。
しかし、もしご自分で「ストレーナーを確認・掃除したい」と思う場合は、自己責任で確認してみても良いでしょう。
ストレーナーの場所は2箇所
給水ポンプに関連するストレーナーは
- 貯湯タンクの脚部カバーの奥
- ヒートポンプ配管の接続部付近
の2箇所に設置されています。
貯湯タンクの脚部カバー奥のストレーナーはこちら。
例)型番:CHP-46AY5
給水専用止水栓の直上の給水接続口にストレーナーがついているためお掃除します。
一方、ヒートポンプ配管の接続部付近のストレーナーの場所はこちら。
例)型番:CHP-YA603
配管接続部の(A)と(B)の水抜き栓にそれぞれストレーナーがついているため、栓を抜いてお掃除します。
ただし、ヒートポンプ側の栓をぬくと熱湯が出てくる可能性があり大変危険なため、本来は専門業者に点検・掃除を依頼するほうが良い場所です。
ストレーナーの掃除方法
もしご自分でストレーナーのフィルターをお掃除したい場合は、次のステップで掃除します。
貯湯タンクの脚部カバーの奥のストレーナーのお掃除
- エコキュートの貯湯タンク下にある脚部カバーを外す
- エコキュートの止水栓をしっかりと閉める(止まるところまで)
- ストレーナーを抜く
- フィルター部分を歯ブラシなどで掃除する
- ストレーナーを戻す
- 止水栓を開ける
- 脚部カバーを戻す
ヒートポンプ給水タンク付近のストレーナーのお掃除
- 貯湯タンク側のエコキュートの止水栓をしっかりと閉める(止まるところまで)
- ヒートポンプ給水タンク付近のストレーナーを抜く
- フィルター部分を歯ブラシなどで掃除する
- ストレーナーを戻す
- 止水栓を開ける
ストレーナーの取り外しには、ドライバーが必要な場合もあります。あらかじめ用意しておくと、スムーズでしょう。
ストレーナーの位置は取扱説明書でも、しっかり確認しましょう。機種によって場所が異なる場合があります。
繰り返しますが、素人が触ることで、かえって故障の悪化を招くケースがあるため、本来は【点検・修理】を依頼した方が良いです。
そのため自分で対処してうまくいった場合であっても、極力メーカーに、いちどは点検を依頼することをおすすめします。
さらに、ご自分で対処した後にエラーが頻発するようでしたら、部品の故障が疑われますので、専門業者を頼ってくださいね。
コロナエコキュート『エラーH16』給水ポンプ交換の修理費用
給水ポンプは部品代だけで2万円以上します。
作業・出張費を入れたら3万円〜4万円程度の修理費用がかかる場合があります。
コロナは24時間365日対応のサポートセンターを設置しています。
日曜・祝日・夜間の時間帯も対応してくれ、早ければ即日・翌日に修理に来てくれます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!