給湯器からポタポタ水漏れ!水抜き栓どこ?パッキン交換の費用や対処法も解説

給湯器からポタポタ水漏れしていると、焦ってしまいますよね。

給湯器からの水漏れには

  • 給湯器のどこかが故障しているケース
  • 機械がわざと水を抜いているケース(正常)

の2つがあります。

給湯器は凍結などのリスクを感知して、機械が自動で水抜き栓から水抜きを開始することがあります。

故障による水漏れなのか、正常な水漏れなのか

それを判断するためにはどうしたら良いのでしょうか?

今回は

  • 給湯器からポタポタ水漏れする2つのケース
  • 給湯器の水抜き栓はどこにあるのか
  • 給湯器の水漏れの対処法
  • 給湯器のパッキンの交換費用

などについて解説していきます。

目次

給湯器からポタポタ水漏れする2つのケース

水抜き栓から水漏れしている場合

給湯器の水漏れで一番多い場所は水抜き栓です。

水抜き栓とは、給湯器と配管の接続部近辺などについている栓です。

▼水抜き栓のイメージ

すべての給湯器には、次のような理由により『水抜き栓』が設けられています。

  • 給湯器内部の圧力が高くなった際に減圧するため
  • 点検時に配管内にある水を抜くため
  • 寒冷地方で水の凍結を防ぐため

水抜き栓からの水漏れは、水が漏れているというよりは、給湯器の機能として意図的に水を漏らしている(水を抜いている)状態です。

旅行や出張などで長期間家を空けて、給湯器をしばらく使っていないと本体内部の圧力が上がるため、圧力を逃がすために水抜き栓から水を漏らすことがあります。

また、点検時に配管内の水を抜くために、又は、気温が氷点下を下回ったときに凍結防止のために、水を流すこともあります。

従来型の給湯器は手動で水を流すのが一般的でしたが、最近は給湯器のリモコンパネルで「自動水抜き」ができるものも登場しています。

もし上のいずれかの理由に該当する場合、水抜き栓から一時的にポタポタと水が出ていたとしても、いずれ止まるため心配ありません。

ただし、水の量が多い、ずっと水が出ているということがあれば他の原因も検討する必要があります。

たとえば次のような不具合です。

  • 経年劣化による故障
  • 凍結による破損
  • 施工不良

劣化による故障や破損が疑われるパーツとしては、水抜き栓のパッキンなどが挙げられます。

パッキンは、蛇口や配管のパーツをつなぎ合わせるドーナツ型のゴムです。

パッキンは蛇口のハンドルや配管同士の隙間など、ある程度動く部分に幅広く採用されています。

しかし、そもそもゴムは水に弱く摩耗するため、経年劣化による損傷を受けやすいパーツのひとつと言われています。

パッキンは本体よりも寿命が短く、定期的に交換しなくてはなりません。

仮に、水抜き栓のパッキンが劣化して水漏れしているとなると、パッキンの交換などの修理が必要になってきます。

水抜き栓以外の場所から水漏れしている場合

給湯器の水抜き栓以外から水がポタポタと漏れ出しているとしたら、それは間違いなく故障だと考えられます。

配管から水が漏れているのであれば、配管が損傷し穴が開いていることが考えられます。

また、給湯器本体からの水漏れは内部の損傷や不具合が考えられます。

給湯器の水抜き栓はどこ?

水抜き栓は基本的に給湯器の下についていることが多いですが、給湯器の機種によっては下ではなく横サイドに付いていることもあります。

下記で水抜き栓の場所を例示しますので参考にしてください。

▼ガス給湯器の水抜き栓の場所の例

▼エコキュートの水抜き栓の場所の例

通常、どんな給湯器でも水抜き栓は複数ついています。

お使いの給湯器の取扱説明書をみて水抜き栓の場所を1つ1つ確認していく必要があります。

そして水漏れに異常がある場合には、故障が疑われるため早急に業者を呼びましょう。

業者が到着するまでの間、次にご紹介する対処法を実施してください。

給湯器の水漏れの対処法

給湯器の水漏れを発見したら不安になってしまうかもしれませんが、落ち着いて適切に対処すれば問題ありません。

STEP
給湯器の電源を切る

給湯器の水漏れを発見したら、漏電や電気のショートを防ぐため、電源を切りましょう。

電源プラグを抜けばOKです。直接電極部分に触れてしまうと大変危険なので、十分に注意して行ってください。

STEP
水道の元栓をしめる

元栓を必ずしめて、被害の拡大を防止しましょう。

水抜き栓から水漏れしている状態で元栓を開いたままにしておくと次のようなリスクがあります。

  • 大量に水漏れする
  • 水道代が高額になる
  • 周囲が水浸しになる
  • 住宅設備に損害を与える
STEP
業者に連絡する

早めに水道業者へ連絡しましょう。

水が給湯器内の電気系統に入り込むと、漏電やショートを起こす危険性があります。

被害の拡大を防ぐためにも、早めの連絡が大切です。

STEP
大家さんや管理会社に連絡する(賃貸の方)

賃貸に住んでいる場合には、自分で業者に依頼する前にまずは大家さんや管理会社に連絡を取りましょう。

賃貸契約において、経年劣化や設備不良による給湯器トラブルの修理は、大家さんや管理会社が費用を負担するケースがほとんどです。

賃貸物件にお住まいの方は、初期対応した上で、大家さんや管理会社へ連絡しましょう。

給湯器のパッキンの交換費用

水抜き栓のパッキンは最も壊れやすいパーツのひとつです。

水抜き栓から異常な水漏れがあった場合、真っ先に疑われる原因と考えて良いでしょう。

パッキンの交換費用は、自分で修理する場合と業者の力を借りる場合で、費用相場が大きく違います。

パッキンはひとつ150〜200円程度、道具もひとつ1,000〜3,000円程度です。

道具もそれほど大量に買い込む必要がないため、高くても1万円もあればすべて用意できます。

しかし、交換作業は部品の取り付けが甘いと水漏れなどのトラブルを引き起こします。

また、自分でやろうとしたけど「思ったより難しくてできそうにない」などの事態に遭遇することもあります。

業者ごとに価格は変わりますが、大体5,000〜1万円程度のところが多いです。

業者に依頼すると、部品代と作業費・出張費がかかるため、自分で修理したときよりも高めに費用はかかりますが、プロが施工するためトラブルに遭遇する心配がありません。

確実に修理してほしいなら、費用がかかっても業者に依頼した方がよいでしょう。

交換作業を自分でやる自信がない方は、業者へ相談しましょう。

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