エコキュート基盤交換のメーカーごとの費用は？故障の原因や寿命も解説

2023年8月29日

基盤故障で交換費用はどのくらいかかる？

そもそも基盤ってどこにある？

基盤の寿命は何年くらい？

そんな疑問に答える記事です。

エコキュートの基盤交換の費用が気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エコキュートの基盤交換に関して、原因やメーカー別の費用を解説していきます。

当日に不要なトラブルを避けるためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事で分かること

エコキュートの制御基板（基盤）の寿命
エコキュートの制御基板（基盤）の故障原因
基盤交換のメーカー別の費用の目安
基盤交換や修理を依頼するときの注意点

エコキュートの制御基板（基盤）の寿命

一般的にエコキュートの基盤の寿命は約10年で、10年前後で故障が見られる場合が多いです。

エコキュート本体の寿命は約10〜15年となっています。

もし10年前後使用しているエコキュートの基盤が故障した場合は、本体の交換も考えましょう。

エコキュートの基盤は、ヒートポンプ・タンク・リモコンの中にそれぞれあります。

基盤は様々な部品に電気信号を流して繋ぐ役割があり、実際に多くの配線が繋がっています。

基盤が故障すると、エコキュートがうまく作動することができません。

経年劣化による故障の場合は、購入から約10年は経過していることが多いです。

エコキュート本体の寿命について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

エコキュート寿命20年は本当？実際の耐用年数や症状・平均寿命を伸ばす方法！口コミ知恵袋の内容も

基本的にメーカーの部品供給期間は最終製造年から10年までです。

稀に15年を超える年式の古いエコキュートも見かけますが、あまりに古いと部品供給が終了していることがあります。

そうなると、新しい基盤の部品が手に入らないため、修理することができません。

エコキュートの基盤故障の主な原因

基盤が故障する最も多い原因としては、エコキュート自体が古く、経年劣化による部品の故障です。

しかし、経年劣化の他にも、例えば、次のようなことが挙げられます。

落雷などの自然災害
初期不良や整備不良
ホコリや湿気、水漏れ

落雷などの自然災害

落雷や台風などによる自然災害で基盤に不具合が発生することがあります。

落雷であれば一時的な電気ショック、台風であれば水が内部に入り込んで基盤にかかった、などが原因です。

初期不良や整備不良

初期不良や整備不良が原因で、基盤に不具合が発生することがあります。

基盤へはたくさんの配線が繋がっており、取付時に間違ったところへ接続してしまっていると電気信号がうまく流れません。

これらは主に、工事業者側のミスが原因です。

設置してすぐに異常が発生した場合、取り付けをお願いした業者やメーカーへ確認するようにしましょう。

ホコリや湿気、水漏れ

また、基盤は、ホコリの蓄積と湿気の影響によりショートしやすい場所です。

エコキュートを長く使っていて掃除をしていないと、内部に長年にわたるホコリが溜まります。

そしてそのホコリに湿気が含まれると、水分により基盤でショートがおこる可能性が高まります。

また、基盤に水が直接かかると、基盤が壊れてしまいます。

何らかの事故による配管の破裂や台風などの影響で水がかかってしまっていたら、基盤故障の可能性が高いです。

メーカー別の基盤の修理・交換費用

一般に基盤の交換費用の目安としては約30,000円~40,000円程度となっています。

パナソニック、三菱、ダイキンについては公式サイトに概算目安が公開されています。

メーカー	内容	交換費用の目安
パナソニック	基板故障	約30,000円程度
三菱	電気部品類交換	約18,700円～68,200円程度
ダイキン	基板故障	約30,000円程度

※2023年8月調べ

コロナ、日立、東芝については公式ホームページに料金目安の記載がないので、直接問い合わせてお確かめください。

一般に、エコキュートの修理・交換費用は、メーカーによって差が生じます。

また、現場点検の結果、基盤のほかにも交換が必要な部品や手順がある場合、上記金額を超える費用がかかることがあります。

とくに注意が必要なのが、冷媒系統に関する不具合です。

冷媒系統の不具合はヒートポンプユニットに関するエラーで、高額の修理費用が発生する可能性があります。

冷媒系統の不具合については、こちらの記事を参照してください。

エコキュート冷媒とは？ヒートポンプの水漏れの仕組み・ガス漏れ時の対応も解説

エコキュートの基盤交換や修理を依頼するときの注意点

メーカー修理の特徴

メーカー窓口に修理依頼した場合の修理費用は、次のように計算されます。

修理費用＝技術料＋部品代＋出張費

現場点検の結果、仮に部品交換などの修理が不要だった場合でも、点検料と出張費はしっかり請求されます。

窓口に依頼すると出張・点検だけでも14,500円〜19,000円かかるため、高いと感じる方も多いかもしれません。

もし可能であれば、先に販売店（据付工事店）に連絡してみましょう。

先に販売店（据付工事店）に連絡するメリット

万が一にも販売店側の過失（施工不良や施工ミスなど）だった場合、修理費をサービスしてくれる可能性があります。

販売店独自の延長保証を利用している場合も、保証期間内であれば無料で修理してもらえます。

販売店（据付工事店）の連絡先は、通常は、お手元の取扱説明書や保証書に記載されていますので確認しましょう。

地元の給湯器の専門業者に連絡するメリット

地元で信頼や実績のある給湯器の専門業者を知っていれば、そちらに連絡しても良いでしょう。

電話などで問い合わせて具体的な症状を伝えると、必要な応急処置を教えてくれます。

地元の業者であれば、出張費をサービスしてくれるところもありますし、良心的な料金体系で修理に応じてくれるところもあります。

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