エコキュートリモコンがつかないのは故障？お湯は出る時の対処・交換費用を解説

エコキュートのリモコンのボタンが反応しない・・・

エコキュートのリモコンの液晶画面が突然消えるのは故障？

エコキュートのリモコンの寿命症状は？故障原因は何？

エコキュートのリモコンがつかないけどお湯は出る原因は？

そんな疑問に答える記事です。

リモコンのボタンが急に反応しなくなったり、液晶が消えてしまうと、慌ててしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エコキュートリモコンの故障原因や症状、部品交換が必要かどうかの見分け方を具体的に解説していきます。

不要な出費やトラブルを避けるためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

エコキュートリモコンの故障原因と寿命症状

リモコンのボタンが急に反応しなくなったり、液晶が消えてしまうと、慌ててしまうかもしれません。

まずは、故障だと勘違いしてしまいがちな３つのケースを確認してみましょう。

• リモコンの電源がオフになっていた
• リモコンが節電モードになっていた
• リモコンに一時的なエラーが発生していた

これらの場合には、実際は故障ではないものの、うっかり故障だと勘違いしてしまうことが多くみられます。

まずは、リモコンの電源のON/OFFを確認してみましょう。

節電モードの場合も電源をON/OFFすることで反応を確認できます。

停電が発生した直後などは、一時的なエラーが起きることがありますが、電源をリセットすることで復旧することがあります。

これらを確認してリモコンが正常な動きに戻るなら問題ありません。

しかし、上記に該当しない場合は、リモコン又はリモコン周辺機器の不具合が疑われます。

具体的には次の４つのケースです。

リモコン本体が故障している

リモコンのボタンが急に反応しなくなったり、液晶が消えてしまう主な原因の１つ目は、リモコン本体の故障です。

リモコンは、ボタンや配線接続部の劣化、内部回路の故障などが原因で正常に機能しなくなることがあります。

他にも、よくある事例としては、液晶パネルの故障があります。

リモコンの液晶画面が薄い・表示されない場合、リモコンの液晶パネルが故障した可能性があります。

この場合も、リモコンの故障となるため、リモコン交換が必要です。

よく「電池交換すれば直る」と勘違いする方がいらっしゃいますが、リモコンに電池はついていません。

エコキュートのリモコンは電池式ではなく、エコキュートの本体からケーブル（リモコン線）を繋いで電源を取っています。

また、リモコンは内部部品と液晶パネルが一体型となって動いているため、液晶パネルだけの修理はできません。

詳しくはこちらの記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

リモコン線が断線している

リモコンのボタンが急に反応しなくなったり、液晶が消えてしまう主な原因の２つ目は、リモコン線の断線です。

エコキュートのリモコンは、電池式ではなく、エコキュートの本体からリモコン線で繋いで電源を取っています。

リモコン線に接触不良が生じると、エコキュート本体からのリモコン信号が正常に送られなくなります。

すると、リモコンが反応しない、反応が遅いなどの症状になることがあります。

また、リモコン線が断線すると、リモコン側は電源も取れないため、液晶画面が表示されなくなります。

リモコン線に不具合が起きる原因は様々です。

例えば、地震や台風などの災害、雨風に晒されたことによる劣化、部品の寿命などが考えられます。

リモコン線に不具合がある場合は、リモコン線の交換が必要です。

貯湯タンク側の制御基板が故障している

リモコンのボタンが急に反応しなくなったり、液晶が消えてしまう主な原因の３つ目は、制御基板の故障です。

制御基板とは「エコキュートの頭脳」ともいえる部品です。

制御基板はエコキュート全体の動きを制御しながら電気信号を送って動作指示を出しています。

制御基板は、通常は貯湯タンク内部にあり、そこから浴室リモコンと台所リモコンにそれぞれ繋がっています。

この制御基板が故障していると、適切な電気信号が送られず、リモコン側に不具合が生じることがあります。

制御基板のリモコンの回路のみの故障で、他が正常であれば、蛇口をひねると問題なくお湯が出ることが多いです。

しかし、制御基板の他にも貯湯タンク内に不具合があった場合、お湯も出ないことがあるため注意が必要です。

例えば、貯湯タンク内部で水漏れが起こり制御基板に水がかかって故障した場合、お湯も出ない等の症状が起こることがあります。

このケースでは制御基板だけでなく、水漏れ原因となった箇所を特定して、修理する必要があります。

リモコンがつかない・お湯は出るときの原因と対処

エコキュートのリモコンがつかないもののお湯は出る、というケースでは、次の全ての原因を検討する必要があります。

• リモコン本体が故障している
• リモコン線の断線又は接触不良
• 制御基板が故障している

もしリモコン本体やリモコン線のみが故障しており、制御基板も含め貯湯タンク側に問題がないなら、蛇口をひねれば問題なくお湯が出ることが多いです。

一方で、貯湯タンク側で不具合が起こっている場合には、お湯が出る・出ないの両方の可能性があり、様々な原因が考えられます。

• 制御基板の一部が故障しているのか
• 制御基板の全体が故障しているのか
• リモコン線が抜け落ちているのか
• コネクタ接続が間違っているのか
• 一時的な誤作動か
• 大掛かりな不良や水漏れが起こっているのか 等々

これらの原因を特定するのは素人では難しく、プロによる判断が必要です。

リモコンの不具合を感じたら、メーカーや販売店、地元の給湯器専門業者などへ相談するようにしてください。

エコキュートのリモコンの交換費用の目安

エコキュートのリモコン交換をメーカーに依頼した場合、交換費用の目安は３万円前後です。

各メーカーが公式サイトで公開しているリモコン関連の修理・交換費用の概算目安はこちら。

メーカー	症状	費用目安
三菱	リモコンが点灯・表示しない	27,500円～49,500円
ダイキン	リモコン通信異常(コミュニケーションリモコン)	33,000円程度
パナソニック	台所リモコン動作しない・表示しない	30,000円程度〜33,000円程度
パナソニック	ふろリモコン動作しない・表示しない	33,000円程度
コロナ	非公開	非公開

コロナについては修理・交換費用の目安を公開していないため、修理費用は、直接コロナの修理窓口に問い合わせないと分かりません。

ただし、エコキュートの一般的な修理相場は、他社メーカーが公開している料金が参考になります。

三菱・パナソニック・ダイキンの場合は、目安が公開されているので参考にしてみてください。

リモコン交換が必要かどうかの見分け方

リモコンの交換費用は決して安くないため、片方のリモコンが使えるなら、あえて修理しない選択をする方もいます。

特に、購入から10年以上経過しているエコキュートの場合は、壊れたときにまとめて買い替えたほうが金額的にもお得です。

図を見ても分かるように、台所リモコンと浴室リモコンは、それぞれ別のリモコン線で繋がっています。

台所リモコンが故障していると、日々の沸き上げ設定などが出来なくなり不便ですので、交換される方がほとんどです。

しかし、浴室リモコンだけが壊れていた場合、購入年数が長いなら、あえて修理しない選択をする方もいらっしゃいます。

浴室リモコンが使えないぶん不便にはなりますが、いずれ近いうちにエコキュートを交換することになります。

それなら経済面を考慮して

エコキュート本体を交換するときに、浴室リモコンもまとめて交換しよう

このような選択もアリです。

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