エコキュートのパワフル高圧タイプと標準タイプの違いは?デメリットや価格差を解説

エコキュートのパワフル高圧タイプと標準タイプは何が違うの?

パワフル高圧タイプにすることでデメリットはある?

パンフレットに「〇〇kPa」と書かれているがイメージが湧かない・・

標準タイプにするか、パワフル高圧タイプにするか、どう判断すればいい?

そんな疑問に答える記事です。

エコキュートは水圧が弱いと言われますが、パワフル高圧の水圧が必要なのかどうか迷う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、パワフル高圧タイプと標準タイプとの違いを分かりやすく解説します。

この記事を読むことで、あなたにパワフル高圧の機能が必要かどうか判断ができるようになります。

不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事でわかること
  • エコキュートのパワフル高圧タイプと標準タイプの違い
  • パワフル高圧(ハイパワー給湯)が必要な人とは
  • パワフル高圧タイプを選ぶメリット・デメリット
  • パワフル高圧タイプと標準タイプの価格差(差額)の考え方
目次

エコキュートのパワフル高圧タイプと標準タイプの違い

エコキュートの標準タイプと高圧タイプの主な違いは、水圧の強さです。

一般的にエコキュートでは次の2種類のタイプの水圧が選べます。

タイプ別水圧の違い
標準タイプ約200kPa(カタログでは170〜230kPaで表示)
高圧タイプ
※パワフル高圧
・ウルトラ高圧など
約300kPa(カタログでは280〜320kPaで表示)

エコキュートの水圧単位はkPaで表示されます。

メーカーによっては、上表の標準タイプを「高圧タイプ」、上表の高圧タイプを「パワフル高圧」や「ウルトラ高圧」などと呼ぶことがあります。

なぜ標準タイプを「高圧」と呼ぶかというと、これは歴史的な名残りです。

そもそもエコキュートの前身である電気温水器は、水圧は100kPa程度が普通でした。

そこへエコキュートが登場したわけですが、標準タイプのエコキュートであっても水圧は200kPaもあるため、電気温水器と比べると十分「高圧」だったわけです。

その名残りで、エコキュートの標準タイプを「高圧タイプ」と呼ぶメーカーもあります。

メーカーごとに、タイプ別の呼び方が違って混乱しそうになりますが、カタログ記載のkPaの数字で判断するのが一番正確です。

標準的な水圧はどれくらい?

一般に、お住まいの地域によって水道圧は150Kpa~500Kpa程度まで幅があります。

※山間部ほど水道圧は低いですが、法律により150kPaを下回ることはできません。(水道施設の技術的基準を定める省令)

お住まいのエリアで差があるため、一概に平均的な水圧を論じることは難しく感じ方は人それぞれです。

一般的に、給湯器のなかで最も水圧が高いのはガス給湯器や灯油ボイラーと言われます。

▼水圧イメージ概要

給湯器一般的な水圧
ガス給湯器・灯油ボイラー水道圧と同じ(エリアによって150kPa~500kPa)
エコキュート高圧タイプ300kPa前後(280〜320kPaで表示)
エコキュート標準タイプ200kPa前後(170〜230kPaで表示)
電気温水器100kPa前後

ガス給湯器や灯油ボイラーは水道圧をそのまま利用して給湯するため「お湯の水圧=そのエリアの水道圧」になります。

そのため、一般的にはガス給湯器や灯油ボイラーの水圧はエコキュートに比べると高いと言われることが多いでしょう。

一方、エコキュートや電気温水器は、タンクに水を引き入れる途中で、水圧が200〜300kPaまで減圧されています。

そのため、エコキュートからの給湯圧は、水道の水圧よりはやや低めとなります。

とはいえ、よほどの山間部地域でない限り、通常、一般的なご家庭の配水圧は、平均すると250〜300Kpaくらいと言われることもあります。

エコキュートの水圧は標準タイプでも遜色ない圧力は確保されていると言えます。

エコキュート選びで必ずハイパワー給湯が必要な人

一般的に、エコキュートの水圧選びで基準となるのは、浴室(風呂)やキッチンの場所です。

結論としては

  • 水回り(浴室やキッチン)が1階なら標準タイプ
  • 水回り(浴室やキッチン)が3階以上なら迷わず高圧タイプ
  • 水回り(浴室やキッチン)が1〜2階にあるなら生活スタイル次第で選ぶ

上記が選ぶときの基準となります。

水回り(浴室やキッチン)が1階なら標準タイプで十分

水回り(浴室やキッチン)が1階にあるならエコキュートの水圧は標準タイプでも十分です

一般に、水回りが全て1階にあるご家庭であればエコキュートの水圧は標準タイプで十分と言われます。

よほどの山間部地域でない限り、通常、一般的なご家庭の配水圧は、平均すると250〜300Kpaくらいでしょう。

  • 配水圧は250〜300kPa
  • 給湯圧は200kPa(標準タイプ)

エコキュートからの給湯圧は200kPa前後となりますが、実際にはタンクの熱湯を水道と混ぜて温度調整しながら蛇口に供給するため、蛇口の給湯パワーには水道圧も加わることが多いので不便を感じることはほぼありません。

水回り(浴室やキッチン)が1階なら標準タイプでも十分快適な水圧が得られます。

※山間部地域にお住まいで元々の水道圧が低い場合はこの限りではありません。

水回り(浴室やキッチン)が3階なら迷わず高圧タイプ

水回り(浴室やキッチン)が3階以上にあるなら迷わず高圧タイプを選びましょう

一般的な配水管の水圧の250~300kPaは、水が25~30mまで上がる計算で、これは2~3階建の建物で水を快適に利用することを想定しています。

給湯圧も300kPa前後あることが望ましいため、迷わず高圧タイプを選ぶことをおすすめします。

  • 水道圧は250〜300kPa
  • 給湯圧は300kPa(高圧タイプ)

ちなみに、4階建以上のビルや建物では、もはや水道でも水圧が足りないため、途中の階に増圧ポンプを設置して、足りない水圧を加えているのが一般的です。

水回り(浴室やキッチン)が1〜2階なら生活スタイルで選ぶ

最も悩ましいのが水回りが1〜2階にあるケースです。

標準タイプでも2階への給湯は可能ですが、人によっては水圧が弱いと感じることもあるでしょう。

  • 浴室やキッチンが2階にある
  • 同時に2箇所以上でお湯を使う可能性がある

上記のような生活スタイルの場合には、水圧が下がる原因となるため標準タイプでは不満を感じるかもしれません。

もしそれが嫌なら、あらかじめ高圧タイプを選んでおくと安心です。

「電気温水器からエコキュート」なら標準タイプでも満足しやすい

「以前は電気温水器を使っていた」という方にとっては、標準タイプ(200kPa前後)のエコキュートでも十分な満足できることが多いでしょう。

多くのご家庭の電気温水器は旧式で水圧が低く100kPa前後となっていることも珍しくありません。

▼水圧イメージ概要

給湯器一般的な水圧
エコキュート高圧タイプ300kPa前後(280〜320kPaで表示)
エコキュート標準タイプ200kPa前後(170〜230kPaで表示)
電気温水器100kPa前後

エコキュートなら標準タイプでも電気温水器を比較して約2倍(200kPa)の水圧となります。

そのため、標準タイプでも十分に水圧が強くなったと感じやすいでしょう。

パワフル高圧にするかで悩むよりタンク容量に悩むほうがいい

標準タイプよりも高圧タイプのほうがエコキュートのお値段は高くなります。

そのため、予算内で「どこまで水圧を重視するか」を悩ましく感じる方も多いかもしれません。

もし限られる予算のなかで「高圧タイプにするかどうか」で悩んだら、まず先にタンク容量を優先しましょう。

なぜなら、エコキュートは、水圧よりも「毎日のお湯切れ」のほうが生活上のストレスになることが多いからです。

シャワーの水圧で悩む以前に

  • すぐにお湯切れを起こす
  • すぐにお湯が使えない

といった日常を考えてみると、そちらの方がよほどストレスに感じるのではないでしょうか。

まずはタンク容量をしっかり大きめにする、その後、予算に余裕があれば水圧も高機能を選ぶ

これが、エコキュートに機能を追加するのときのおすすめの考え方です。

優先すべき項目を見定めながら、賢くエコキュートを選びましょう。

※もちろん水回りが2階以上にあるご家庭はこの限りではなく総合的な判断となります。

パワフル高圧タイプのメリット・デメリット

メリット:水圧が高い

高圧タイプ(パワフル高圧・ウルトラ高圧)のメリットは、当然ですが水圧が高いことです。

高圧タイプの300kPa前後の水圧があれば、2〜3階へも快適にお湯を供給することができます。

  • 2箇所の同時利用でも不便がない
  • 浴室シャワーの水圧が高い

普段の生活で、こういったメリットを感じることができるでしょう。

しかし次のようなデメリットもあるため、慎重に判断しましょう。

デメリット1:水圧の低いエリアでは機能しない

たとえ高圧タイプのエコキュートを選んだとしても、お住まいのエリアの水道圧が低い場合は、高い水圧を利用できません。

例えば、お住まいのエリアが山間部地域で水道圧が150kPaの場合、仮に300kPaの高圧タイプのエコキュートを設置しても、お客様の家のお湯の給湯圧は150kPa前後となります。

これは、エコキュートが貯湯式(減圧式)の仕組みであることが理由です。

エコキュートでは、水道の水圧がそのままタンクにかかると負荷が大きいため、減圧してからタンクに水を引き入れます。

具体的にはタンクに水を引き入れる給水配管に減圧弁を設置して、減圧弁で水圧を減圧してからタンクに入れます。

  • 標準タイプでは200kPaのレベルまで減圧する
  • 高圧タイプでは300kPaのレベルまで減圧する

例)下図は三菱公式サイトの「パワフル高圧」の説明図

標準タイプと高圧タイプでは、減圧のレベルに違いはありますが、どちらも減圧してから水道を引き入れるのが基本的な内部の仕組みとなっています。

※高圧タイプの場合は、タンクが300kPaの水圧に耐えられるように、強度がより強化されています。

そのため、いくら300kPaの水圧に耐えられる高圧タイプのエコキュートを選んだとしても、お住まいのエリアの水道圧が、そもそも150kPaという低い値のエリアの場合、減圧すべき水道の水圧自体が低いわけですから、機能しない(意味がない)というわけです。

よほどの山間部地域でない限り、通常、一般的なご家庭の配水圧は、平均すると250〜300Kpaくらいですので気にする必要はありません。

しかし、もしお住まいのエリアの水圧が低い場合(山間部地域などで、省令で定める最低水準の150kPaレベルの場合)は、高圧タイプを選んでも意味がないためおすすめできません。

デメリット2:標準タイプと比較すると水道代が高くなりがち

高圧タイプは、標準タイプと比較すると、水圧が高く勢いよくお湯が出るため1分あたりの出湯量は多くなります。

どのメーカーも高圧タイプは標準タイプに比べて約1.5〜1.8倍の水圧になっており、それに伴い供給される湯量は約1.3〜1.5倍ほど増えると言われます。

当然ですが、自然と使われる湯量が増えますので、水道代は高くなりがちです。

こまめに節水を心がければ気にするほどではないかもしれませんが、感じ方は人それぞれです。

気になる方は、こういった傾向があることも知っておきましょう。

デメリット3:高圧タイプの方が価格が高い

パワフル高圧などの高圧タイプは、タンクの強度が強化されており、標準タイプに比べると値段が高くなります。

価格差はメーカーによって異なりますが、価格が高くなるという点もデメリットとしてあげられます。

予算内でエコキュートを選ぶときには、どの機能を優先するか慎重に検討しましょう。

ちなみに前述したように、タンク容量には十分に配慮しましょう。

まずはタンク容量をしっかり大きめにする、その後、予算に余裕があれば水圧も高機能を選ぶ

追加機能に対する予算の考え方は、基本的には上記がおすすめです。

パワフル高圧タイプと標準タイプの価格差(差額)

高圧タイプ(パワフル高圧・ウルトラ高圧)と標準タイプでは、どのメーカーも平均して10万円前後の価格差があります。

メーカー標準タイプ高圧タイプ
※パワフル高圧
※ウルトラ高圧
価格差(差額)
三菱SRT-B466U
988,000円(税込)
SRT-S466U
1,138,000円(税込)
+150,000円
コロナCHP-46AY5 460L
1,105,500円(税込)
CHP-E46AY5
1,203,400円(税込)
+97,900円
ダイキンEQN46XFV
1,155,000円(税込)
EQX46XFV
1,270,500(税込)
+115,500円
※460L フルオートタイプ 一般地仕様の場合 で比較

水回りが1階にある場合は標準タイプでも遜色ない水圧を得られます。

しかし、感じ方は人それぞれです。

以前は水圧の高い給湯器(ガス給湯器や灯油ボイラー)を使っていた方なら、高圧タイプを選ぶ方が水圧の弱さを感じにくく無難とも考えられます。

また、以前は水圧の低い給湯器(電気温水器)を使っていた方なら、標準タイプでも十分に高い水圧と感じられるかもしれません。

気になる方は、お住まいの地域の水道圧や下図を参考に、専門家へも相談してみましょう。

▼水圧イメージ例

給湯器一般的な水圧
ガス給湯器・灯油ボイラー水道圧と同じ(エリアによって150kPa~500kPa)
エコキュート高圧タイプ300kPa前後(カタログは280〜320kPaで表示)
エコキュート標準タイプ200kPa前後(カタログは170〜230kPaで表示)
電気温水器100kPa前後

なお、高機能タイプのエコキュートの設置については国や自治体から補助金がおりることがあります。

パワフル高圧を検討している人は、補助金の利用も視野に入れると良いでしょう。

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