★エコキュートと蓄電池の併用メリットとデメリットは?
節約のためにエコキュートを購入したけど、蓄電池も設置したほうがいい?
エコキュートと蓄電池を併用するメリット・デメリットは?
エコキュートと蓄電池の価格の相場は?
そんな疑問に答える記事です。
最近、電気代などが高騰していて、少しでも節約したいと思っている方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、エコキュートと蓄電池を併用することです。
この記事では、エコキュートと蓄電池を併用するメリットやデメリット、併用すべき人にいついて具体的に解説します。
不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
- エコキュートと蓄電池を併用するメリット
- エコキュートと蓄電池を併用するデメリット
- エコキュートと蓄電池の併用が向いている人
エコキュートと蓄電池を併用するメリット
エコキュートと蓄電池を併用するメリットは次のようなことが挙げられます。
- 日々の電気代を節約できる
- 停電中でもお湯を使える
これらについて、詳しく解説していきます。
日々の電気代を節約できる
エコキュートと蓄電池を併用すれば、日々の電気代を節約することができます。
これは、蓄電池によって深夜にためておいた安い電気を、電気代の高い昼間に使用できるようになるためです。
エコキュートは、電気代の安い夜間にお湯を沸かして貯め、電気代の高い昼間は貯められたお湯を使っています。
そのため、どうしても昼間にお湯を沸かしたい場合、エコキュートだけでは電気代が高くなってしまいます。
そんなとき、エコキュートだけでなく蓄電池を併用することで電気代を抑えることができます。
停電中でもお湯を使える
2つめのメリットは、台風や地震などで停電になってしまってもお湯を使うことができる点です。
蓄電池には、1~2日分の電気を貯めることができます。
そのため、急に停電になってしまってもエコキュートでお湯を沸かすための電力を供給することができます。
1~2日分の電気だけでは足りないと考えるかもしれませんが、少しずつ使用すれば長期間使うことができます。
お湯を使うことができれば、お風呂だけでなく、衛生的な食事の準備ができたり、温かいものが食べられたりするでしょう。
このように、停電中でもお湯を使うことができるのは、エコキュートと蓄電池を併用する大きなメリットといえます。
エコキュートと蓄電池を併用するデメリット
エコキュートと蓄電池を併用するデメリットは次のようなことが挙げられます。
- 初期費用が高い
- 広い設置場所が必要
- 10~15年で寿命を迎える
- 200Vに対応した蓄電池を選ぶ必要がある
これらについて、詳しく解説していきます。
初期費用が高い
エコキュートと蓄電池の療法を一度に導入すると、本体価格や工事費など込みで140~310万円ほどの初期費用がかかります。
初期費用の内訳は以下のようになっています。
エコキュート | 40~60万円 |
蓄電池 | 100~250万円 |
このように、機能や容量によって幅はありますが、高ければ300万円を超えてしまうこともあります。
長期的に見ればお得でも、初期費用がこれだけ高ければ導入が難しいと考える人もいるのではないでしょうか。
しかし、今後も電気代はさらに上昇し続けると予想されているため、今のうちに導入していればお得になる可能性は十分にあります。
さらに、エコキュートや蓄電池の設置は国も推奨しており、タイミングによっては最大60万円もの補助金を受け取ることもできます。
このような制度をうまく活用することで、初期費用の負担を大幅に抑えることができるでしょう。
広い設置場所が必要
エコキュートと蓄電池は、どちらもかなり大きめの設備です。
そのため、設置場所に余裕がないと、これらの設備を置けない状況になる可能性があります。
具体的なそれぞれの大きさの目安は次のとおりです。
エコキュート | サイズの目安 |
---|---|
タンクの幅 | 0.6~0.8m |
タンクの奥行 | 0.7~0.8m |
タンクの高さ | 1.8〜2.0 m |
ヒートポンプユニットの幅 | 0.8〜0.9 m |
ヒートポンプユニットの奥行 | 0.3m |
ヒートポンプユニットの高さ | 0.6~0.7m |
蓄電池 | サイズの目安 |
---|---|
幅 | 0.5~1.0m |
奥行 | 0.3~0.4m |
高さ | 0.5~1.0m |
ただし、エコキュートも蓄電池も本体が熱を持つため、壁や他の設備にくっつけて置くことはできません。
搬入やメンテナンスのためにもスペースは必要となるため、機器の周りには20~30㎝の余裕をもたせる必要があります。
特に、蓄電池は火災を防ぐために以下のようなことが決められています。
- 屋外に置く場合は建物から3m以上距離をとること
- 屋内に置く場合は燃えない壁や床などで作られており、窓や出入り口に防火戸がある場所にすること
購入前に、どの場所に置くことができるか確認しておくようにしましょう。
10~15年で寿命を迎える
エコキュートも蓄電池も、永続的に使用することはできず、寿命があります。
寿命の目安はどちらも10~15年となっているので、買い替えが必要になると覚えておきましょう。
ただし、こまめにメンテナンスを行うなどして使用状態が良ければ長く使用することもできます。
エコキュートを長持ちさせるには、3年に1度程度、専門業者に点検してもらうと良いでしょう。
また、以下のようなメンテナンスを自分で行うとより良い状態を保つことができます。
- 貯湯タンク内や給水口などの清掃
- ヒートポンプユニット内の水抜き
- 配管の清掃
蓄電池は、経年劣化に伴って充電できる容量が減っていきます。
これも、以下のような対策によって劣化を抑えることができます。
- 高温や低温の環境下に置かない
- 直接日光の当たる場所や熱のこもりやすい通気性の悪い場所を避ける
- 太陽光発電と併用する場合、蓄電池対応の太陽光発電と接続する
このような対策を行い、少しでも長く使用できるように丁寧にケアしていくようにしましょう。
200Vに対応した蓄電池を選ぶ必要がある
エコキュートと蓄電池を併用する場合、蓄電池は必ず200V対応商品を選ぶようにしましょう。
蓄電池には「100Vのみ対応」のものと「100V/200Vの両方に対応」のものがあります。
エコキュートに必要な電源は200Vなので、蓄電池も200Vに対応できるものを選ぶ必要があります。
そうすることで、エコキュートと蓄電池を併用できるようになります。
蓄電池は100V対応のみの製品も多いため、購入前に確認するようにしましょう。
エコキュートと蓄電池の併用が向いている人
以下のような人は、エコキュートと蓄電池を併用が向いているといえます。
- 電気やお湯をたくさん使う人
- 災害への対策をしたい人
これらの人が向いている理由について、詳しく解説していきます。
電気やお湯をたくさん使う人
電気やお湯を現時点でたくさん使用しているしている人は、エコキュートと蓄電池の併用がおすすめです。
また、これから使用量が増えそうな人も、初期費用が高くても長い目で見るとコストメリットが生まれるでしょう。
- 子供が成長して、お風呂の時間が長くなった
- 家族の入浴の時間が異なり、お湯の張り直しや追い焚きを頻繁に行う
同居している人数が多い場合やお湯を多く使う場合は特に、光熱費の削減額が大きくなるので、セットでの導入がおすすめです。
災害への対策をしたい人
「災害時でも安心できるように対策しておきたい」という人にも、エコキュートと蓄電池の併用はおすすめです。
最近は気候変動の影響で大雨や災害のリスクが高まっており、対策を考えている人も増えているのではないでしょうか。
エコキュートと蓄電池を併用すれば、停電中でも蓄電池の電気で不自由なくお湯を作ることができます。
また、蓄電池は非常用電源としても活躍するため、エアコンや照明を使い続けることもできるでしょう。
真夏や真冬に停電すると体温調節ができなくなってしまい、子供や高齢者や持病のある人は特に命に関わる可能性があります。
災害に備えておきたい人は、併用での導入が特におすすめです。
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