パナソニックエコキュートのおまかせ運転の設定方法は?トラブルの対処法も解説

パナソニックエコキュートのおまかせ節約モードとおまかせモードの違いは何?

おまかせモードだと沸き上げ量が多く、もっと節約する方法が知りたい

おまかせモードでは沸き上げ量が少なく、昼間に沸き増しされてしまう

そんな疑問に答える記事です。

パナソニックエコキュートには、省エネのためにおまかせモードやおまかせ節約モードという沸き上げの方法があります。

しかし、これらのモードでは沸き上げ量が自動で決められるため、希望通りの湯量にならない場合があります。

この記事では、パナソニックエコキュートでのおまかせ運転の設定方法や、おまかせ運転によって生じるトラブルの対処法を詳しく解説します。

不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事で分かること
  • パナソニックエコキュートのおまかせ運転とは?
  • パナソニックエコキュートのおまかせ運転の設定方法
  • おまかせ運転で発生するトラブルと対処法
目次

パナソニックエコキュートのおまかせ運転とは?

パナソニックエコキュートのおまかせ運転とは、家庭ごとのお湯の使用量やパターンを学習し、最適な湯量を自動で沸かす機能です。

無駄な電力消費を抑えつつ、快適な給湯を実現するために設計されています。

通常、エコキュートは深夜の電気料金が安い時間帯にお湯を沸かし、日中に使用するスタイルが一般的です。

一方、おまかせ運転では、各家庭の給湯パターンを学習し、必要なときに適切な湯量を確保するよう調整してくれます。

パナソニックエコキュートのおまかせ運転には、おまかせ節約モードおまかせモードの2種類があります。

出典:パナソニック公式サイト

おまかせ節約モード

「おまかせ節約」モードでは、過去の使用データを基に、無駄のない最適な量のお湯を沸かします。

昼間にお湯を使っても沸き増しはされず、湯切れしそうになることで自動で沸き増しがされるようになります。

また、夕方のお風呂に使うお湯が足りないと予測されたときにも自動で沸き増しがされます。

このモードは省エネを重視しており湯切れしそうなときのみ沸き増しするため、電気代、水道代の節約につながります。

初期設定ではこの「おまかせ節約」モードが推奨されています。

おまかせモード

「おまかせ節約」モードでお湯が不足する場合には、「おまかせ」モードへの切り替えが推奨されます。

おまかせモードでは、常にタンクのお湯が満タンをキープできるよう、昼間でも自動で沸き増しされます。

使用料よりも多めにお湯を沸かすことで、湯切れの心配を軽減することができる機能です。

ただし、電気料金が割高な昼間に沸き増しを行うため、使用状況に応じて選択することが重要です。

パナソニックエコキュートのおまかせ運転の設定方法

パナソニックのエコキュートで「おまかせ」モードを設定する手順は以下のとおりです。

  • メニューを開く:台所リモコンの「メニュー」ボタンを押す。
  • 沸き上げ設定を選択:メニュー内の「沸き上げ設定」を選び、決定ボタンを押す。
  • モードを選択:「おまかせ」または「おまかせ節約」を選び、決定ボタンを押す。

エコキュートの機種によって多少の違いがあるため、詳細な操作は取扱説明書を参照してください。

おまかせ運転で発生するトラブルと対処法

おまかせ運転が動かない

「おまかせ運転」が正常に動作しない場合、以下の点を確認してください。

  • 電源が入っているか確認する
  • リモコンの設定を確認する
  • 一度リセットする(電源を切り、再度入れる)

まず、本体やリモコンの電源が入っているか確認しましょう。

物が電源ボタンに当たってしまったなど、心当たりがなくても電源が切れている場合もあります。

つぎに、リモコンで「おまかせ」モードが正しく設定されているか確認します。

パナソニックエコキュートでは、リモコンの液晶部分の左上の表示でおまかせ運転になっているかどうか確認できます。

出典:パナソニックエコキュート 取扱説明書

電源やリモコンの設定を見直しても異常が見つからなければ、エコキュートをリセットしてみてください。

一度電源を切り、再度入れ直すことでエコキュートをリセットできます。

それでも解決しない場合は、メーカーのサポートセンターに問い合わせることをおすすめします。

おまかせモードでお湯切れしてしまう

おまかせ節約モードでは頻繁にお湯切れを起こしてしまう

お湯切れして、昼間に自動で沸き増しされてしまい、電気代が高い

このように「おまかせモード」でお湯が不足する主な原因は、以下の通りです。

  • 学習期間中である
  • 急に使用量が増加している

使用開始直後は、エコキュートが家庭の使用パターンを学習中のため、適切な湯量が確保できない場合があります。

また、来客などで一時的にお湯の使用量が増えた場合、予測が追いつかずお湯が不足することがあります。

学習期間中であれば、数週間待つことでエコキュートが使用量を把握し、お湯切れが防げるようになります。

リモコンの「沸き増し」ボタンから沸き増し機能を活用することでも、お湯切れは防げるでしょう。

もし電気料金が割高な昼間に沸き増しされて電気代が高くなっているようであれば、以下の方法を試してみてください。

  • モードを変更してみる
  • 手動で沸き上げ時間を設定する

「おまかせ節約」から「おまかせ」モードに変更することで、夜間の沸き上げ量が常に満タンにされるようになります。

すると、昼間に沸き増しをしなくても、電気料金が割安な夜間の沸き上げだけで一日使えるようになるかもしれません。

手動で沸き上げ時間を設定する方法は、こちらの記事を御覧ください。

おまかせモードのお湯が多すぎる

おまかせモードでは湯量が多すぎるため、もっと節約できる方法を知りたい

おまかせモードでお湯が多すぎる場合の対処は、以下の3つの方法が挙げられます。

  • 「おまかせ節約」モードに切り替える
  • 「学習リセット」を実施する
  • 手動設定で沸き上げ量を調整する

「おまかせ節約」モードに切り替える

「おまかせ節約」モードに変更すると、沸き上げ量を減らし、無駄な沸き上げを抑えることができます。

  1. 台所リモコンの「メニュー」ボタンを押す
  2. 「沸き上げ設定」を選択
  3. 「おまかせ節約」を選び、決定ボタンを押す

「学習リセット」を実施する

使用状況が大きく変わった場合、エコキュートの学習データをリセットすることで、適切な湯量に調整できます。

  1. リモコンの「メニュー」から「学習リセット」を選択
  2. リセットを実行し、新しい使用状況に合わせて再学習を開始

リセット後はしばらくの間、使用量に応じた学習が行われるため、適正な湯量になるまで様子を見てください。

手動設定で沸き上げ量を調整する

おまかせ運転を解除し、手動で沸き上げ量を調整することで、必要最小限の量だけ沸かすことができます。

  1. 「沸き上げ設定」で「手動」を選択
  2. 必要な湯量を設定

手動設定にすると、省エネ効果が下がる可能性がありますが、無駄な沸き上げを防ぐことができます。

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