スマートソーラーチャージが機能しない原因は?昼間沸き上げできないときの見直しポイントと対処法

太陽光発電を活用してオトクにお湯を沸かせるはずのパナソニック製「スマートソーラーチャージ」

でも実際には、晴れている日でも昼間に沸き上げず、夜間にしか動かない…という経験をしていませんか?

アプリで手順どおり設定しているのに昼間に沸き上げされない。

翌日の晴れ予報や十分な発電量を満たしているはずなのに、動かない。

そんなとき、機能が優秀ではないのか、それとも設定ミスなのか不満を感じる方もいるかもしれません。

この記事では、スマートソーラーチャージが動かない理由改善するためのチェック項目を、わかりやすく整理して解説します。

不要な出費やトラブルを避けて、落ちついて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

パナソニック「スマートソーラーチャージ」の仕組みと使い方概略

まずは、スマートソーラーチャージの基本動作をざっくり押さえておきましょう。

項目概要
判断タイミング毎日18:00ごろ、翌日の天気と発電量・使用パターンに基づき昼間沸き上げの実行可否を判断
発電量の目安 設定したパネル容量・使用量条件を満たす必要あり(例:パネル容量6kW以上・使用量1kW以下など)
モード設定 アプリ側の「おまかせ節約」設定がベース。リモコンのソーラーチャージ設定は不要
条件との兼ね合い 判断には「天気予報」「日射量」「使用量」「蓄電状況」などが連動

夕方18:00前後に自動で判断される仕組み

スマートソーラーチャージは、毎日18:00ごろに動作可否を判断します。

このタイミングで「翌日の天気予報」「想定される日射量」「自宅の電気使用パターン」をもとに、翌日どれくらい昼間沸き上げを行うかを自動計算します。

晴れが予想され、かつ十分な発電量が見込めると判断された場合のみ、翌日の昼間沸き上げがスケジュールに組み込まれます。

発電量と使用量の条件

機能が働くためには、アプリで設定したパネル容量日中の電気使用量の条件を満たす必要があります。

例えば、9kWのパネルを設置している場合、アプリ設定もそれに合わせて正確に入力しなければ正しい判断ができません。

また、日中の使用量が多すぎると、発電分が足りないと判断されて夜間沸き上げに切り替わることもあります。

アプリでの設定とモード選び

スマートソーラーチャージを使うためには、スマホアプリ側で「おまかせ節約」モードを選択しておくことが前提です。

リモコン側でソーラーチャージの設定を手動で切り替える必要はありません。

このモードを有効にしておくことで、翌日の天気に応じて自動的に昼間沸き上げするかどうかを判断してくれます。

設定が間違っていると動作しないため、まずはアプリの条件が正しく入力されているか確認しましょう。

条件が複雑だからこそ、確認が大切

判断には「天気予報」「日射量予測」「使用量」「蓄電池の充電状況」など複数の要素が関わります。

パナソニックの公式サイトでも以下のようにアナウンスされています。

前日の日射量予報から余剰電力を予測しているため、実際の余剰電力とは異なる場合があります。

出典:パナソニック公式サイトhttps://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/110649/related/1

そのため、思った通りに動作しないときは、次の視点で設定方法の見直しを行ってみましょう。

昼間沸きあげできないときの見直しポイント

スマートソーラーチャージがうまく機能しない時は以下のポイントを見直してみましょう。

  • 地域設定(天気予報が正しい地域になっているか)
  • パネル容量と使用量設定が実際と合っているか
  • 蓄電池の充電優先度が高すぎないか

これらの点を考慮にいれて見直すことが大切です。

天気予報データの誤差や更新タイミングを確認

スマートソーラーチャージは毎日18:00頃に翌日の沸き上げ可否を判断します。

このとき参照している天気予報が「曇り」や「雨」になっていると、自動的に昼間沸き上げがキャンセルされることがあります。

対策:

  • 予報更新が18:00頃に変わるとキャンセルされることがあるので、直前の日射量予測も併せて確認。

地域設定(天気予報が正しい地域になっているか)

また実際は晴れていても、予報の地点が自宅から離れている場合や山間部の影響で天気が違ってしまうケースもあります。

そのため、アプリの地域設定を見直し、自宅に最も近い予報地点になっているかも確認しましょう。

対策:

  • アプリの地域設定を見直し、自宅に最も近い予報地点に変更する。
  • 気象データが頻繁に曇り判定する場合は、天気情報ソースをメーカーに問い合わせてみる。

パネル容量と使用量設定のミスマッチ

発電量が十分にあるのに昼間沸き上げが選択されない原因として、アプリで設定しているパネル容量や日中使用量が実際の家庭と合っていない可能性が考えられます。

例えば、9kWのパネルを設置していてもアプリ設定が「6kW」のままだと、AIが発電量不足と判断する場合があります。

対策:

  • 実際のパネル容量(例:9.0kW)を正確に入力。
  • 日中の電気使用量設定(例:1kW)も、家庭の実態に合わせて調整。
  • 設定変更後は翌日の18:00判断に反映されるので、結果を翌日に再チェック。

蓄電池や他機器の優先度の影響

蓄電池を導入している家庭では、充電が優先されてしまい、給湯に回る電気が足りず夜間沸き上げに切り替わることがあります。

EV充電器や他の高負荷機器も同じタイミングで動いていると、AIが「昼間沸かすと足りない」と判断することもあるため、詳細設定を見直しましょう。

対策:

  • 蓄電池の運転モードを確認し、必要なら「給湯優先」や「バランス運転」に切り替える。
  • EV充電など他の消費機器とのスケジュールをずらして、昼間の発電を給湯に回せるように調整。

見直しても改善されないときの対処法

ソフトウェアのバグの疑いをパナソニックに問い合わせる

パナソニックの公式サイトにあるように、ソーラーチャージ機能は前日の日射量予報から余剰電力を予測して昼間の沸きあげを判断しているため、実際の余剰電力とは異なる場合があります。

しかし、設定を見直して挙動が改善しない場合、ソフトウェアの不具合で正しい判断がされていないケースもありえます。

そんなときは、思い切ってパナソニック公式サポートに問い合わせてみましょう。

なお、事前にアプリや本体で表示される動作履歴をスクリーンショットで残しておくと、スムーズに調査がすすむことがあります。

手動で「昼間沸きあげ」する

ソーラーチャージの自動制御がうまく機能しない間は、手動で昼間沸きあげの時間帯を設定することで対処します。

詳しくは、取扱説明書の「リモコンからソーラチャージ設定をする」または「沸き増しする」 を参照してください。

もしくは、こちらの記事で詳しく書いています

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