【電力会社申請を自分で】電気温水器からエコキュートに電気契約を変更する費用と流れ

電気温水器からエコキュートへ交換した場合、電気契約を変更する必要があります。

ただ、電気契約の変更は「業者に依頼するの」「自分で出来るの」と悩んでいる方も多いようです。

そこで今回は、電気温水器からエコキュートに換えた場合

  • 電力会社への申請は自分で出来る?
  • 電気契約を変更する費用や流れ

について詳しく解説していきます。

これから契約変更を自分で行う予定の方は、ぜひ読み進めてください。

目次

【電気温水器からエコキュート】電気工事日数と電力申請の流れ

電気温水器からエコキュートに交換するときの工事内容と工事日程

一般的に、電気温水器からエコキュートに交換した場合、全ての工事が終了するまで2日程度かかります。

電気温水器からエコキュートへ交換するには、次の工程を踏んでいきます。

①設置場所の確認

エコキュートはヒートポンプと貯湯タンクの2つのユニットに分かれており、2つの機械を置くとなれば、それなりのスペースが必要です。

また、ヒートポンプは深夜に稼働するため、近隣の方と騒音トラブルに繋がる可能性もあります。

広いスペースが確保できなかったり、近隣との距離を保てない場合は、業者に相談するのが良いでしょう。最適な場所を提案してくれるはずです。

②既存の電気温水器を撤去

既存の電気温水器を撤去します。使わなくなった電気温水器を撤去するだけですので、それほど時間はかかりません。

撤去作業をスムーズに行うため、周辺や搬入経路を片付けておくことをおすすめします。

③基礎工事

エコキュートは貯湯式の給湯器です。お湯を貯めるタンクの重量は、空の場合であっても100㌔程度です。このタンクに水が入ると500㌔を越えてしまいます。

やはり、これだけの重量を支えるには、設置場所の基礎工事は必須です。

貯湯タンクが災害にも耐えられるよう、基礎工事を行う必要があります。

基礎工事の費用は業者によって異なりますが、10~15万円が相場です。

コンクリート打設による基礎工事には、最低でも1日はかかるでしょう。

ただし、電気温水器を使用していて基礎が完成している場合には、基礎工事は不要になるケースもあります。

④エコキュートの設置・取付工事

基礎(コンクリート)が固まれば、エコキュート本体の設置および取り付け工事に進みます。

エコキュート本体を基礎の土台に固定し、耐震補強をしっかり行います。

⑤配管接続工事

配管の接続工事では、ほとんどの場合は既存の配管を利用することになるでしょう。

具体的な作業内容は

  • エコキュート本体と給水配管を接続
  • お風呂の配管を繋ぐ
  • 排水管接続

などの工事を行います。

万が一配管に問題があれば、別途費用が発生するケースもあります。また、寒冷地の場合は、凍結防止の工事を別途行う必要があるでしょう。

⑥電気工事

エコキュートには専用のブレーカーが必要になるため、ブレーカーを設置する電気工事を行います。

距離によっては追加費用が発生する場合もありますので、ご注意ください。

⑦リモコン取付・試運転

浴室とキッチンにエコキュートを操作するリモコンを取り付け、試運転を行います。

エコキュートのリモコン自体はシンプルな構造ですが、温度設定など操作方法が分からないこともあるでしょう。

そのような場合には、設置業者にリモコンの操作方法を確認してください。

エコキュートの専用ブレーカーをつけるため電力申請は必須

エコキュートは専用のブレーカーを設置します。

専用ブレーカーとエコキュート本体を繋ぐ配線工事を行うため、工事の前に電力会社への申請が必須です。

ただし、申請できるのは電力会社に登録された有資格者のみとなります。申請書類はとても複雑になっており、基本的に個人で行うことは不可能です。

一般的には、エコキュートの設置工事を依頼した業者に頼みます。

【電気温水器からエコキュート】電力会社申請にかかる費用は?自分で出来る?

事例:九州電力の電力申請の手順

使用設備の取替え、取外しを行なった場合、申込みが必要ですか?

屋内配線工事をおこなった場合や電気給湯器(電気温水器、エコキュート)の取替え等の変更の際は、工事をおこなった電気工事店を通じてお申込みをお願いします。

(注1)ご契約内容に応じて当社供給設備を施設しています。ご契約内容の設備と使用設備が相違する場合、計量器等の焼損、停電の原因になることがあります。

(注2)使用設備の変更により、ご契約容量が変更になった場合、基本料金が変更になる場合があります

出典:九州電力送配電

【エコキュートからエコキュート】電力会社への電力申請は自分でできる?

電気温水器からエコキュートに交換した場合、電力会社への申請は自分ではできません。

そのため、資格を持っている設置業者へ依頼するのが一般的です。

申請にかかる費用は業者によって異なりますが、おおよそ8,000円前後が相場になります。

ただし、悪質な業者に当たってしまうと、別途申請費用として数万円を請求されるケースもあるため注意が必要です。

エコキュートの購入をご検討されている方は、電気会社への申請費用を事前に業者へ確認することをおすすめします。

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