エコキュート交換工事の時間や手順は?必要日数や前日・当日の流れを解説
交換工事にどれくらいの日数や時間がかかるの?
エコキュートの交換工事の内容を具体的に知りたい…!
エコキュートの交換前日や当日の流れは?
エコキュートの交換当日にお風呂に入れる?
そんな疑問に答える記事です。
エコキュートの交換工事にどのくらい時間がかかるのか、前日や当日の流れが気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、エコキュートの交換工事に関して、事前に知っておきたい内容や注意点を解説していきます。
当日に不要なトラブルを避けるためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
- エコキュート交換工事の必要日数や時間
- エコキュートの交換工事の前日の流れ
- エコキュートの交換工事の当日の流れ
エコキュート交換工事の必要日数や時間
エコキュート交換工事にかかる時間
既設のエコキュートからエコキュートの交換工事は半日~一日程度で終わります。
既設のガス給湯器からエコキュートに交換するときは、基礎工事に1日、設置工事1日の合計2日間くらいが必要になります。
作業時間帯としては、午前9時~午後5時になることが多いでしょう。
交換当日、お風呂には入れる?
スムーズに行けば、当日中にお風呂に入ることも可能です。
当日にお風呂に入れるかどうかというのは、試運転をいつ始められるかによって決まります。
エコキュートは、大量の水をタンクにためて、水を温め、お湯を作っています。
仕様によりますが、お湯を満タンにするのに8時間前後かかります。
そのため、20時にお風呂に入るとすると、12時には試運転を始められないといけない計算になります。
タンクの半分程度お湯になっていればシャワーくらいは使えるでしょう。
シャワーのみならば、15時頃までに試運転が始められれば当日の夜にお風呂に入れます。
とはいえ、工事がスムーズに終わると嬉しいですし、当日の夜にはお風呂に入りたいですよね。
工事時間を短くスムーズに実施するための前日の準備や、当日の流れを詳しくみていきましょう。
エコキュートの交換工事の前日の流れ
一般に、エコキュートの交換工事の前日に以下のようなことをしておくと、当日工事をスムーズに行なうことができます。
貯湯タンクユニットの排水
エコキュートの交換工事の前日にはエコキュートの貯湯タンクユニットの中のお湯や水を抜いておくと良いでしょう。
エコキュートは基本的に370L、460L、550~560Lの三種類のタンクにいっぱいに水やお湯が入っています。
この水やお湯が貯まっている状態の貯湯タンクユニットの重さは数百キロもあります。
そのため、撤去をする前に水抜きが必要になるのですが、30分間〜1時間ほどの時間がかかります。
エコキュートの交換前日にこの作業を行っておくことによってエコキュートの交換工事の時間を短くすることができます。
一般的な貯湯タンクユニットの排水の方法は、次のステップになります。
- 漏電遮断器(漏電ブレーカー)を切る
- 給水止水栓を閉じる
- 逃がし弁を開ける
- 排水栓をあけ排水する
- 逃し弁を閉じる
※メーカーによって水抜きの手順が異なる場合があります。
詳しい貯湯タンクユニットの排水の方法は、エコキュートの取扱説明書を確認してください。
①漏電遮断器(漏電ブレーカー)を切る
まず、貯湯タンクユニットにある漏電遮断器を切ります。
漏電遮断器は、貯湯タンクユニットの中央付近にあります。
カバーを開けて、下側に漏電遮断器のレバーを動かすと切ることができます。
②給水止水栓を閉じる
次に、給水止水栓(給水配管専用止水栓)を閉めます。
エコキュートのメーカーや機種によって給水止水栓の場所は違いますが、基本的にエコキュートの近くの配管をチェックしましょう。
ネジで回す配管の途中にある箇所があれば、それが給水止水栓です。
③逃がし弁を開ける
次に、貯湯タンクユニットの上の方にある逃し弁を開けます。
普段は閉まっているカバーを開けると逃し弁があります。
逃し弁はレバーを上げると、開けることができます。
普段は逃し弁を触らないことが多く、硬くて開けにくいことがあります。
できるだけ男性が行うか、困難なときは無理せず業者に頼むといいでしょう。
④排水栓をあけ排水する
逃し弁を開いた後、排水栓を開けます。
排水栓は、給水止水栓の近くにあります。
排水栓は、配管の奥の方にあるため、十分にチェックしましょう。
逃し弁のレバーを上げると排水ができます。
排水中は逃し弁レバーを下げないよう注意してください。
⑤逃し弁を閉じる
お湯や水が出なくなったら、逃し弁を閉めましょう。
操作するときは、十分に開け閉めが行われているかをチェックしましょう。
エコキュートの電源を切る
排水が難しいと思った方は、エコキュートの電源を切っておくだけでも作業時間を短縮することができます。
多くの場合、タンク内には80℃くらいの熱々のお湯が入っています。
しかし、そのまま排水管に流してしまうと、熱で変形させてしまう恐れがあるため、水と混ぜつつ少しずつ流していきます。
排水管に接続されていない場合は全開で排出できますが、排水栓は細い栓なので、勢いよく出てくれません。
さらに、地面の浸透が追い付かず、熱々のお湯の池ができてしまう可能性もあります。
この排水の時間を減らすためにできることがエコキュートの電源を切ることです。
電源が落ちると、それ以降はお湯が作られないので翌朝にはほぼ水になり、工事時間を短縮することができます。
エコキュート周辺の整理
エコキュートの周辺を整理しておくことも大切です。
エコキュートの周りが整理されていないと、交換工事の邪魔になるため、まずその整理から行う必要があります。
エコキュート交換の前日に周りを整理しておくだけで、30分間くらいは工事時間が短くすることができます。
また、普段からもエコキュートを効率良く運転するために、周りには物を置かないことは大切です。
普段のエコキュートの運転を効率よくするため、また交換工事を効率よく進めるために、常にエコキュートの周りは整理しておきましょう。
お湯や水の準備をしておく
エコキュートの交換工事中はお湯だけでなく、水も使えないケースがあります。
というのも、エコキュートの交換で配管工事を行う過程で水も出なくなってしまうからです。
また、エコキュートを交換した後にお湯を作るまで、お湯は出なくなります。
事前に、必要なお湯や水の準備をしておきましょう。
交換工事が終われば水はすぐに使えるため、工事がいつ頃完了するかを前もって業者に聞いておくと良いでしょう。
エコキュートの交換工事の当日の流れ
エコキュートの交換工事の当日は、一般的には次のような流れになることが多いです。
- 貯湯タンクの排水
- 電気配線の取り外し
- 配管の取り外し
- 撤去・運び出し
- 新しいエコキュートの設置
- 電線コード接続
- 配管接続
- 台所リモコン・ふろリモコンの取り付け
- 脚部カバーの取り付け
- 試運転
次で説明していきます。
①エコキュートの水抜き
最初に「エコキュートの排水」を行います。
タンクの中には水(又はお湯)が溜まっているので、溜まっている水をすべて抜く必要があります。
すべての水が抜けるまで、残量に応じて30分~1時間程度かかります。
エコキュートの中の水と配管内に溜まっている水を抜いている間に、電気配線や配管の取り外し作業を行います。
②電気配管の取り外し
排水が終わるまでの間、「電気配線の取り外し」を行います。
まずは電線コードを取り外し、アース線も取り外します。
接続されている電線コードをすべて取り外して、絶縁テープをまいたら完了です。
③配管の取り外し
エコキュートに接続されている配管は給湯配管・ヒートポンプ配管・給水配管・浴室配管の4つがあります。
この4つの配管を取り外します。
④撤去・運び出し
電気配線と配管の取り外しが完了したら、既存設備を撤去します。
交換前のエコキュートの貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットの運び出しを行います。
⑤新しいエコキュートの設置
新しいエコキュートは段ボールや発泡スチロールで包装されているため、慎重に搬入した後に開梱して設置します。
包装されたまま運ぶ理由は、運び入れる際に傷をつけないようにするためです。
⑥電線コード接続
②で取り外した電源コードを新しく取り替えるエコキュートに接続していきます。
接続するのはエコキュートの電源配線・ヒートポンプユニットとの連絡配線・リモコンの電源配線・アース線の4か所です。
⑦配管接続
新しく取り替える配管(ヒートポンプユニット配管・給湯配管・給水配管・浴室配管)を接続していきます。
既存の配管をそのままつなげることが可能な配管と、そうでない配管とがあります。
以前とは繋げる場所が変わる配管があれば、必要な対応をして接続していきます。
⑧リモコンの取り付け
既存のリモコンを取り外して、新しいリモコンを設置します。
接触不良になるとリモコンが動かないため、慎重に繋ぎます。
⑨脚部カバーの取り付け
電線コード接続・配管接続が完了したら、最後は脚部カバーを取り付けます。
脚部カバーは標準仕様では付属されていないため、業者によっては追加料金が発生する商品です。
(事前の見積もりの段階で、追加料金の有無を確認しておきましょう)
脚部カバーを取り付けると、接続されている配管を保護することができます。
脚部カバーを取り付けないと配管部分がむき出しになってしまいます。
雨風にさらされたり落ち葉やゴミが隙間に入り込むと劣化が進むため、脚部カバーは必須アイテムです。
⑩試運転
配管・電気工事、及びエコキュート本体への配線など、全ての作業が終わると試運転を開始します。
- きちんとエコキュートが水平に取り付けられているか
- 土台とエコキュートがボルトでしっかり固定されているか
これらを業者が入念にチェックします。
その後、試運転を開始して、問題なければ設置完了となります。
試運転が終わると、電力会社に申請します。
工事業者が代わりに申請してくれることが多くありますが、工事業者によっては追加料金がかかる場合があります。
申請費用が見積もりに入っているか、どの程度の費用になるかは事前にチェックしておきましょう。
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