エコキュートと太陽光発電を連携するデメリット3選!導入すべき人の特徴を解説
エコキュートと太陽光発電を連携するデメリットは?
エコキュートと太陽光発電を連携すると本当にお得になる?
そんな疑問に答える記事です。
太陽光発電があれば、電気代の安い夜間よりも、日中に沸かした方が電気代が安くなると言いますよね。
はたして、エコキュートと太陽光発電を連携すると本当にお得になるのかと疑問に思う方もいるかもしれません。
そこで、太陽光発電を連携するデメリットや本当にお得になるかどうかについて具体的に解説します。
不要な出費やトラブルを避け、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
- エコキュートと太陽光発電を連携するデメリット3選
- エコキュートと太陽光発電を連携すると本当にお得になる?
- エコキュートと太陽光発電を連携すべき人の特徴
エコキュートと太陽光発電を連携するデメリット3選
停電時に稼働できない可能性がある
エコキュートと太陽光発電を連携させても、停電時に稼働できない可能性があります。
エコキュートは、一般的な家電製品や電気製品と異なり200V対応機器です。
太陽光発電と連携していれば停電時でも電気を供給できますが、200V機器に対応していない可能性があります。
200V機器に対応していなければ、停電時にエコキュートを稼働させることができないため注意しましょう。
初期費用の負担が大きい
エコキュートや太陽光発電をこれから導入する場合、初期費用の負担が大きいことに気を付ける必要があります。
エコキュートと太陽光発電システムの本体価格の目安と、新規設置する場合の工事費用の目安は以下のようになります。
本体価格 | 新規設置費用 | |
---|---|---|
エコキュート | 370L:約15.7~約44.9万円 460L:約17.4~約47.3万円 550L:約19.5~約50.8万円 | 基礎工事・水道工事:約15~20万円 電気工事:約6~15万円 |
太陽光発電システム | 1kW当たり:約20~30万円 (4人家族・4.5kW:約90~135万円) | 1kW当たり:約7万円 (4人家族・4.5kW:約31.5万円) |
現時点でソーラーローンなどの融資を組みたくない方や100万円以上の初期費用を負担できない方もいるでしょう。
そのような状況の方は、資金面に余裕ができたあとに再検討してみることが大切です。
どちらの設備も、日々の光熱費の節約や災害時の備えとして活躍します。
しかし、初期費用の負担が大きいことが、高いハードルになっているといえます。
どの家でも導入できるわけではない
エコキュートと太陽光発電を導入するデメリットとして、どの家でも導入できるわけではないということがあります。
エコキュートも太陽光発電も、設置するためのスペースが必要です。
エコキュートは、特に貯湯タンクの設置スペースが問題になります。
エコキュートの大きさ | |
---|---|
貯湯タンクユニット | 幅900mm前後、奥行き3000mm前後 |
ヒートポンプユニット | 幅550~650mm、奥行き600~750mm程度 |
また、太陽光発電は、南向きに傾斜が30度なければ、十分な発電量を確保できない可能性があります。
このような理由から、エコキュートや太陽光発電は設置できない可能性があります。
エコキュートと太陽光発電が設置できるかについては、設置する業者に問い合わせてみましょう。
エコキュートと太陽光発電を連携すると本当にお得になる?
エコキュートは夜間の電気代が安くなるプランに入り、夜間に沸かすことで電気代節約に繋がっています。
しかし、太陽光発電があれば、日中に沸かした方が電気代が安くなるとも言いますよね。
はたして、エコキュートと太陽光発電を連携すると本当にお得になるのかと疑問に思う方もいるかもしれません。
エコキュートと太陽光発電を連携するとお得になるかは、完全にケースバイケースとなります。
太陽光発電での発電量は、日照時間で決まりますよね。
晴れた日でたくさん発電できるなら、昼間沸かしたほうが安くなる場合が多いです。
例外として、九州電力は深夜料金が12~13円と安いため、夜沸き上げをした方が安くなるでしょう。
太陽光発電は16円で売電できるため、売電したほうがお得です。
しかし、雨や曇りの日は発電量が少なくなるため、沸き上げが十分にできなかったり、高い電気を買うことになってしまうかもしれません。
これでは、太陽光発電と連携していてもお得にはなりません。
日本の晴天の多い場所でも、年間の3〜4割は雨や曇りの日です。
太陽光パネルを10kW以上設置するのであれば、曇りならエコキュートの湯沸しできるくらいは発電するでしょう。
しかし、パネルが5kW以下だと曇りの日は厳しいです。
お得に使うためには、翌日の天気予報を見て晴れなら太陽光で湯沸かし、曇りや雨なら夜に沸かすことが大切です。
太陽光発電と連携できるエコキュートにはこのような機能が搭載されているので、上手に使い分けると良いでしょう。
エコキュートと太陽光発電を連携すべき人の特徴
FIT制度を卒業し売電単価が著しく低い人
FIT制度を卒業し売電単価が著しく低い人は、エコキュートと連携して湯沸かしに活用すべきです。
FIT制度とは、余剰電力の固定買い取り制度のことです。
自宅の太陽光パネルで発電した電気を、電力会社が10年間、一定金額で買い取る制度となります。
制度開始当初の2009年は、1kWあたり48円とかなり高額の買い取り金額でした。
その後、太陽光パネルの設置費用が下がったため、2024年度の売電単価は1kWあたり16円になっています。
また、設置から10年経過しFIT制度が終了すると、1kWあたり9円とかなり単価が下がります。
一方で、一般家庭で電力会社から購入する電気代は1kWあたり約27円が相場です。
FIT制度の終了や固定買取価格の下落などで、売る電気代よりも買う電気代の方がかなり高くなっているのが現状です。
つまり、FIT制度終了後は太陽光発電で作った電気を売るよりも、自宅で使用する方がお得になります。
このような理由から、FIT制度を卒業し売電単価が著しく低い人は、エコキュートと連携して湯沸かしに活用すべきです。
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