対処9選!エコキュート壊れた&お風呂入れない時どうする?復旧まで乗り切る方法を紹介
エコキュートが壊れてしまうと、お風呂に入れないと焦ってしまいますよね。
こんなときは、どうしたら良いのでしょうか?
実は、エコキュートが壊れてしまったとしても
・「お湯が出ない」パターン
・「お湯は出る」パターン
どちらに該当するかで、対処方法が異なります。
今回は、エコキュートが壊れてしまった方が、復旧までのあいだにできる
「お風呂に入るための対処法9選」
をお伝えしていきます。
エコキュートが壊れた・お風呂に入れないときの対処方法9選
①お湯が出るなら残湯量チェックして使う!
エコキュートが壊れたときに、まず最初にチェックしたいのが
お湯が出るのか、出ないのか
のチェックです。
エコキュートのリモコンでエラーが出ても、お風呂の蛇口やシャワー、ふろ自動の給湯口からはお湯が出ることがあります。
そして、リモコン表示で、どんなエラーが出ているにせよ
『 もしお湯が出てくるのであれば、そのお湯は使っても大丈夫!!』
と知っておきましょう。
お湯が出てくる場合というのは、そのお湯の供給に必要な配管、混合弁、貯湯タンクに問題がないので、貯湯タンク内に貯まっているお湯は問題なく使うことができます。
ただし、タンク内のお湯すらも使い切ってしまったときは注意が必要です。
エラー内容によっては、次の沸き上げが出来ませんので、タンク内のお湯を使い切ると、それ以上はお湯が使えなくなくなります。お湯を使い切るまでには修理が必要です。
ここで大事なのが、エラー発生時のタンクの残湯量です。
復旧までに時間がかかる場合、あと何回シャワーが使えそうか、あと何回お湯はりが出来そうか、見通しを立てることができます。
リモコンに残湯量表示がある場合は、すぐに確認しましょう。
目安として
1人あたりのシャワー使用量は30〜50リットル
1回あたりのお湯はり使用量は200〜400リットル(ご家庭による)
と覚えておきましょう。
もしリモコンの残湯量が100リットルなら2〜3回はお湯のシャワーが使えるという計算になりますので、1人暮らしなら2〜3日はタンクの残湯量でしのぐことができます。
なお、お風呂場でお湯が出るかどうかチェックするときは、次の2パターンでチェックしてみてください。
まずは、お風呂場の「蛇口」や「シャワー」からお湯が出るかどうかのチェックです。もしお湯が出るなら「蛇口」や「シャワー」からお湯を出して使えばOKです。
もし、お風呂場の「蛇口」や「シャワー」からお湯が出なくても、お風呂場の「ふろ自動の給湯口」からはお湯が出ることがあります。
その場合は、「ふろ自動の給湯口」からお湯張りをして、洗面器で汲み出しながらお湯を使えばOKです。
そもそも、エコキュートの貯湯タンクからお風呂場へのお湯の供給は
・給湯混合弁を通るルート(蛇口やシャワーからお湯がでる)
・風呂混合弁を通るルート(ふろ自動の給湯口からお湯がでる)
の2パターンがあります。
混合弁とは水と熱湯を混ぜてお湯を作る場所(パーツ)です。
仮にエラーの内容が混合弁の異常だったとしても、片方が故障しているだけで、もう一つの混合弁が正常ならば、正常な混合弁からはお湯を出せます。
その場合、正常な混合弁から出るお湯は問題なくお使いいただけます。ただ、いずれにしてもエラーの放置は厳禁ですので、早めに修理を依頼しましょう。
②【自宅で】お風呂用の湯沸かし器を使う
もしも「エコキュートが壊れてしまってお湯が出ない」という場合は、お風呂専用の「簡単湯沸かし器」でお湯を沸かすという方法があります。
「エコキュートが壊れているときも、自宅のお風呂に入りたい」
という方におすすめの方法です。
具体的な手順は、まずお風呂の浴槽に水をためて、そこにお風呂専用の「簡単湯沸かし器」を投入し、電源・スイッチを入れて、浴槽の水を温め、お湯を沸かします。
お風呂専用でよく使われている湯沸かし器は
・風呂バンス1000
・沸かし太郎
の2つが知られています。
値段や湯沸かし時間の目安は下記を参考にしてください。
商品名 | 値段相場 | 湯沸かし時間の目安 |
---|---|---|
風呂バンス1000 | 正規40,000円〜50,000円 | 夏季4〜6時間・冬季8時間 |
沸かし太郎 | 正規30,000円前後 | 夏季3〜4時間・冬季8時間 |
どちらの商品もヤフオクやメルカリで探せば正規の値段より1〜2万円ほど低い相場で出品されていることがあります。
新品購入した後に、メルカリやヤフオクで出品・売却する、という方法でも良いかもしれませんね。
各商品のメリット・デメリットをまとめましたのでぜひ参考にしてください。
商品名 | メリット | デメリット |
---|---|---|
風呂バンス1000 | ・業界最大の1000Wヒーター搭載 ・浴槽内上下のお湯を均一に温める循環機能 ・無料点検サービスがある | ・細かな温度設定が出来ない。(2段階切替) ・水深35㎝以上必要(商品を完全に沈めるため) |
沸かし太郎 | ・30~45℃の温度設定ができる ・水深8㎝以上あれば使える(少ない水量で使用可能) | ・設定した温度に達すると自動で電源が切れる(お湯が冷めると自動で稼働) ・浴槽内上下のお湯を均一に温めることが出来ない ・耐用年数よりも早く故障するケースがある |
風呂バンス1000は、消費電力(1000Wヒーター)が高く、一番早く温度が上昇します。
お水からお湯を沸かす場合や、家族の人数が多く1日にお湯を何度も出し入れする場合には、風呂バンス1000がおすすめです。
ただし、風呂バンス1000は、お湯を沸かすために商品本体の上部から約10cm以上の水深が必要です。前提として、たっぷりの水量が必要になるため、半身浴をされる方には不向きです。
沸かし太郎は、多目的使用を目的とした商品のため、コンパクトで使いやすいです。
温度調整機能が付いているため、長時間の連続保温に適しています。ただし電源コントロールが故障しやすい、という評判もあります。
そのため、沸かし太郎は一日に何度も出し入れされる方には不向きかもしれません。とにかく簡単に一時的に使いたい方、一人暮らしの方などに向いています。
風呂バンス1000も、沸かし太郎も、お風呂が沸くまでにはある程度の時間(最低でも3時間以上)は必要です。
もし、浴槽に浸からなくてもいいから手早くお風呂を済ませたいという方は、次でご紹介する「投げ込みヒーターでシャワーを沸かす」方法も検討してみてください。
③【自宅で】投げ込みヒーターで簡易シャワーを使う
「簡単なシャワーで良いから、短い時間ですぐに沸かして使いたい」
「できるだけコストを安く抑えたい」
という方におすすめなのが、投げ込みヒーターでシャワーを沸かす方法です。
ポリタンクに投げ込みヒーターを投入し「設定温度55度」で1時間程度あたためることで、40度前後のお湯を沸かすことができます。
あとはポリタンクにポータブル用のシャワーヘッドを装着することで、適温のシャワーをあびることができます。
手順を解説した動画がYou Tubeなどにあがっているため、検索してみると良いかもしれません。
準備するものは下記の3つで、費用は合計で1〜2万円程度ですみます。
商品 | 値段 | 詳細(型番・リンクなど) |
---|---|---|
投げ込みヒーター | 正規13,000円程度 | サンアート ICコントロールヒーター 900W SCH-900SC |
アウトドアシャワー | 正規5,000円程度 | ー |
ポリタンク | 正規1,000円程度 | ー |
④【外部施設を利用】おすすめサービス 6 選!
「自宅外でお風呂をすませたい」
「お風呂が利用できるサービスを知りたい」
という方におすすめの外部施設やサービスもご紹介していきましょう。
銭湯
普段は全く存在を意識しない銭湯ですが、調べてみると意外と点在しています。もし手軽に行ける位置にあるのなら毎日通うだけで乗り切れます。
マンションのゲストルーム
大きめのマンションであれば来客が泊まることができるゲストルームやシャワールームがあったりします。
シャワールーム付きの漫画喫茶・ネットカフェ
繁華街の駅付近なら必ずあると言っていい漫画喫茶。中にはシャワールームが備わっている店舗もあります。
レンタルルーム
レンタルルームとはホテルとネットカフェの中間のようなサービスで、一室を時間単位で借りることができます。30分でさっとシャワーを浴びて出ればそれなりのコストで済ますことが可能です。
市営スポーツセンター
市営スポーツセンターには、プールと併設でサウナやシャワーが準備されているところが多く値段もワンコイン並の料金で手頃です。エコキュートが復旧するまで数日間だけ通ってみるのもいいでしょう。
ジム・スポーツクラブ
エコキュートが使えない期間だけ、ジムやスポーツクラブを契約し、月定額でシャワーを利用する方法もあります。平日ナイト会員であれば5000円前後で利用できたりします。
エコキュートが壊れた・お風呂に入れないときの対処方法まとめ
今回は、エコキュートが壊れた場合の
・「お湯が出ない」パターン
・「お湯は出る」パターン
それぞれケース別に対処方法をお伝えしました。
エコキュートが壊れてしまうと、ついつい「お風呂に入れない!」と焦ってしまいますが、落ち着いて対応しましょう。
そして、早めに業者を呼んで修理してもらいましょうね!