コロナ製エコキュート工事費込み価格や交換費用は?370Lと460Lの相場や寿命・買い替え費用も紹介
コロナは世界で初めてエコキュートを開発した老舗メーカーです。
一般家庭ではあまり知られていませんが、実はエコキュート業界では
「西の長府 、東のコロナ」
と言われるほどの知名度を誇っています。
※長府とは長府製作所を指します
エコキュートの中でコロナ製が気になっているものの、工事費込み価格や交換費用・寿命などに関して不安に思っている方もいるかもしれません。
そこで今回は
- コロナ製エコキュートの特徴と評判
- コロナ製エコキュートの工事費込み価格
- コロナ製エコキュートの買い替え・交換費用の相場
- コロナ製エコキュートの寿命と保証期間
について解説していきます。
コロナ製エコキュートの特徴と評判
コロナ独自の省エネ設計
コロナは、独自の技術で、徹底した省エネ性と熱効率性を追求したエコキュートを開発しています。
貯湯タンクに内蔵されている「7つの温度サーミスタ」はコロナ独自の技術です。
きめ細かい温度管理が可能になり、他メーカーにはない熱効率を実現しており、電気代や水道代の節約に貢献しています。
コロナの高い技術には定評があり、寿命で買い替え時期が来た時もメーカー変更せず、コロナからコロナへの交換をする熱いファンが居るのも特徴です。
良い口コミ・評判
>やはりコロナ製品今までコロナ製品を使っていたので、やはりコロナにしました。機能が増えていて驚きでした。サイズもアップしてゆっくり使えます。
https://review.rakuten.co.jp/item/1/364193_10000029/1.1/
コロナの迅速丁寧なメンテナンス
また、コロナは修理対応やメンテナンスが早く丁寧だという点も特徴です。
コロナは24時間365日対応のサポートセンターを設置しています。日曜・祝日・夜間の時間帯も対応してくれるので、安心です。
一般に、大手家電メーカーの場合は、修理まで3日〜1週間くらい待たされることも珍しくありません。
そんななか、コロナはメンテナンスのスピードが早い(出張対応)という点も評判です。
良い口コミ・評判
コロナの子育て配慮デザイン
実はコロナは数年前まで、取扱説明書が分かりにくい・難しいといった声もありました。
悪い口コミ・評判
しかし、2020年には、子どもや子どもの産み育てに配慮した製品を対象とする「キッズデザイン賞」も受賞。
環境だけでなく子供のいる家庭にも優しい設計へと改善されています。
今では取扱説明書も見やすく・分かりやすく改善されています。
コロナ製エコキュート工事費込み価格
一般的にどのメーカーであれ、エコキュートの工事費込みの値段は50万円程度を想定しておくと良いと言われます。
エコキュートの工事費込みの価格はおもに下記の4つの要素で構成されています。
内容 | 詳細 | 価格相場 |
エコキュート本体 | 貯湯タンクヒートポンプ | 20〜50万円 |
エコキュート付属品 | 台所リモコン浴室リモコンなど | 1〜3万円 |
標準工事 | 基礎工事水道工事電気工事など | 10〜20万円 |
追加工事 | 古い給湯器の処分費 オイルタンク移設費 浴槽循環器取り付け工事 搬入困難場所の特殊運搬料など | 4〜6万円 |
結論から言うと、コロナのエコキュートの工事費込みの価格も、上と同じ様な相場観になります。
370L又は460Lのエコキュートの相場
一般にエコキュートの大きさは
・3〜5人家族に適したエコキュートはタンク容量が370Lタイプ
・4〜7人家族に適したエコキュートはタンク容量が460Lタイプ
と言われています。
さらに、一般家庭であれば機能は
・フルオートタイプ(ふろ自動・追い焚き・保温などの機能つき)
のエコキュートが標準的に採用されています。
コロナの場合、これらの条件を満たす最も標準的な家庭向けタイプのエコキュートは、カタログ記載のメーカー小売希望価格では、本体価格+リモコンだけで100万円近くします。
しかし、実際には私たち一般市民がカタログ記載の正規価格(メーカー希望小売価格)で購入を迫られることは、あまりありません。
仮にカタログ記載の定価(メーカー希望小売価格)を前提に交渉が進んだとしても、その交渉の過程で、多少なりとも値引きされるのではないでしょうか。
インターネット上では、実際の工事費込みの価格相場は約40〜50万円程度です。
機種・タイプ | 370Lフルオート | 460Lフルオート |
一般地向け | 型番『CHP-37AY5』 | 型番『CHP-46AY5』 |
メーカー希望小売価格(カタログ定価) | 947,100円(税込み) 出典: コロナエコキュートカタログ2022年10月発行 | 1,045,000円(税込み) 出典: コロナエコキュートカタログ2022年10月発行 |
楽天ネット提示価格(事例) | 418,800円 (税込み) 値段に含まれるもの・本体・リモコン・基本工事・脚部カバー 出典:https://item.rakuten.co.jp/komakikizai/chp-37ay3-koujiset/ | 443,300円 (税込み) 値段に含まれるもの・本体・リモコン・基本工事・脚部カバー 出典:https://item.rakuten.co.jp/komakikizai/chp-46ay3-koujiset/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868&iasid=wem_icbs_&icm_acid=255-776-8501&icm_agid=&gclid=CjwKCAiAkfucBhBBEiwAFjbkr9wrjCpqny7TniqoLFc7EP_Sj1IWSatzTHRaWBHiaN7OJXes1sDGsBoC4qYQAvD_BwE&icm_cid=18513380369 |
厳密に言うと、工事費込み価格の相場は取り扱い業者によって傾向があり、相場に幅があります。
相場の傾向を、分かりやすく図にするとこうなりますので参考にしてみてください。
値段がやすい
やや割高
値段が高い
インターネット販売業者
家電量販店
街の
電気屋
家電屋
値段がやすい
やや割高
値段が高い
ネット
業者
家電
量販店
街の
電気屋
家電屋
工事費込み価格の相場が最も安いのはインターネット販売業者です。
インターネット販売業者は、エコキュートなどの給湯器を専門に扱っている業者です。
そのため、商品の販売量や交換量の実績が大きく、メーカーとの信頼関係も築いています。
そのような業者は、商品の調達においても、メーカーに対して強い価格交渉権を持っており、メーカーから商品を安く仕入れることが出来るため、値段が安くなります。
決して、欠陥品を扱っているという訳ではないので安心してください。
ただし、なかには悪質な業者も居ないわけではありませんので、必ず、実績のある会社、施工事例を公開している会社、口コミ・評判の良い会社を選ぶようにしましょう。
一方、家電量販店は、インターネット販売業者に比べると、工事費込みの値段は割高になります。
理由は簡単で、エコキュートを専門に扱っている業者と比べると取扱総量が圧倒的に少なく、メーカーに対して、専門業者ほどの強い価格交渉権は持っていないためです。
当然、商品の仕入れ価格もインターネット専門業者に比べて高くなるため、工事費込みの値段も上がります。
家電量販店によっては、仕入れ価格の低い機種やメーカーにラインナップを絞って商品を提案してくる傾向があるため、取り扱い機種が限定されている場合も少なくありません。
お客さまの立場からすると、予算の都合で、欲しい機能を諦めたり、タンク容量のサイズを小さくしたり、といった妥協を迫られやすいので注意が必要です。
なお、昔から地域に根付いているような街の電気屋さんは、最も相場が高くなると考えて良いでしょう。
そもそも街の電気屋さんは、地域の駆け込み屋としての役割を担ってきました。手厚いサービスや人付き合いを前提に価格を設定しており、価格競争はあまり意識していません。
そのため、街の電気屋さんは、傾向として最も価格が割高になります。
コロナ製エコキュートの交換費用・買い替え相場
エコキュートの交換費用は、30〜70万円程度と相場に大きく差があります。
実は、エコキュートの交換費用は、
- メーカーを変更する
- タンク容量を変更(主に大きく)する
- 機能を増やす
などするとコスト負担が増えます。
- メーカーを変更することで、既設の配管や設備が使えなくなる場合がある
- タンクを大きくすることで、置き場所の基礎に増設工事が必要になる
- 機能を増やすために、追加工事が必要になるケースが有る
など様々な事情で交換の工程・必要な部品などが増えていくためです。
そのため、経済面を考えて、結局メーカーを変えなかった、という声もあったりします。
口コミ・評判
>コロナ(17年間使用)からコロナへの交換 当初、価格が安い三菱電気製にしようかと思ったのですが、設置要領書をWEBで見たところ、貯湯機と浴槽の配管が現状のコロナ製より1本多く、追加工事の発生が予想されるので、安全をとって配管本数が現状と同じっぽいコロナ製を選択。実際の工事は4時間弱で完了。あと、追加工事費用発生の報告もなかったのでほっとしました。なお、設置工事の外観も良好で、工事に来た方の説明も丁寧で非常に好感度が良いです。
https://review.rakuten.co.jp/item/1/364193_10000029/1.1/
見積もりをとる際は、複数業者から細かく部品・工程ごとに見積書を作ってもらいましょう。
- エコキュートのリモコンの価格相場は15,000~50,000円程度
- 脚部カバーの価格相場は3,000~15,000円程度
- 三方弁やミキシング弁などの本体価格は8,000~12,000円程度
- エコキュート本体内部の基盤の交換費用相場は40,000~50,000円程度
といったように、相場に幅があり、しっかり比較検討することでコストは節約できます。
コロナ製エコキュートの寿命と保証期間
コロナ製エコキュートの寿命
一般に、エコキュートの寿命は10年〜15年と言われています。コロナ製のエコキュートも同様で、寿命は10年程度です。
ただ、コロナエコキュートの貯湯タンクユニットは、全国的に有名な燕三条の溶接技術を用いています。
コロナ社の地元で、全国的に有名な溶接技術により制作された貯湯タンクユニットは、他社メーカーの製品と比べて高い耐久性を誇ります。
実際のところ、コロナエコキュートを使用している方の口コミで、10年以上使用しているというお声も少なくありません。
子どもが小さい頃一緒にお風呂入ったねぇ😌 13年間お疲れ様でした。 #コロナ #エコキュート
https://twitter.com/hoppe714/status/1193311012570595333?s=20
2月末に17年間使用していたコロナ製エコキュートが故障(貯湯及び給湯は可能だが、風呂の自動湯張りと保温ができない)。コロナのサポートセンターに電話して技術者に来てもらうも、交換用部品が無く修理不能と診断とされ、エコキュートの交換を決心。
https://review.rakuten.co.jp/item/1/364193_10000029/1.1/
コロナ製エコキュートの保証期間
エコキュートはリモコン、ヒートポンプユニット、貯湯タンクユニットの3つでセットになっていますが、メーカー保証期間はそれぞれ別々です。
購入して4年目にヒートポンプユニットが故障しても、メーカー保証期間の範囲外になります。
内容 | 保証期間 |
リモコン | 2年 |
ヒートポンプユニット | 3年 |
貯湯タンクユニット | 5年 |
コロナの場合、保証料を追加で支払うと保証期間が5年・8年・10年間に延長する「コロナ延長保証システム」があります。
本サービスに加入すると、故障した場合の修理費用(技術料・出張料・部品代)が全て無料となります。
年中無休でいつでも受付してくれるので、万が一の事態に備えておくことができます。
なお、「コロナ延長保証システム」は、通常のメーカー保証期間にプラスされるサービスではありません。
例えば、10年延長に加入した場合、リモコンのメーカー保証期間が通常の2年間にプラス10年間されるのではなく、2年間から10年間に延長するという保証になります。
有料保証は、いざというときに安心です。
コロナの修理対応は非常に丁寧ですので、ぜひ有料保証サービスも検討してみてくださいね。