マンション用エコキュートの交換費用や価格相場は?設置場所や注意点

マンションの古い給湯器をエコキュートへ交換したい

マンション用エコキュートの交換費用や価格相場は?

マンション用のエコキュート選ぶときの注意点は?

そんな疑問に答える記事です。

マンション用エコキュートの価格相場は、一般住宅のエコキュートと大きな違いはあまりありません。

しかしエコキュートの取り付けスペースや配管工事の必要性など、マンション特有の事情から工事費は高くなることがあります。

具体的な内容や注意点を把握していないと、金銭負担が増えたり、管理組合や近隣とのトラブルになるおそれがあります。

そこで今回はマンション用のエコキュートの価格相場や事前の注意点を解説していきます。

不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事で分かること
  • マンション用エコキュートの価格相場
  • マンション用エコキュートの交換費用と設置場所の注意点
目次

マンション用エコキュートの価格相場

集合住宅用エコキュートの価格相場は20~40万円程度と言われています。

マンションは一般的に設置場所に制限があります。

また隣家とも近いため、騒音にも気を使います。

マンションにエコキュートを導入する場合は、マンション用エコキュート(集合住宅用エコキュート)を選びましょう。

マンション用のエコキュートには、マンションで導入しやすいような工夫が施されています。

  • 幅と奥行きを抑えた省スペースのサイズ提供
  • タンク容量の小さめな機種のラインナップ
  • 騒音対策を意識した設計

一般的なエコキュートを設置しづらいマンションでも、限られたスペースを活用して導入することが可能です。

マンション用エコキュートのおすすめ機種

マンション用エコキュートでは、集合住宅に合わせたコンパクトサイズを選ぶことが重要です。

マンション用のコンパクトサイズのエコキュートを提供しているのは下記3社です。

  • 三菱
  • パナソニック
  • コロナ

三菱のエコキュートライト・コンパクトエコキュート

三菱が提供するマンション用エコキュートは下記の2つです。

  • エコキュートライト
  • コンパクトエコキュート

エコキュートライトは、貯湯タンクをメーターボックス内に納め、ヒートポンプユニットのみをベランダに設置することが可能な機種となっています。

コンパクトエコキュートは貯湯タンクの高さが1,250mmと低く、貯湯ユニットとヒートポンプユニットをメーターボックス内に上下に収納できます。

さらに、三菱のマンション用エコキュートには水漏れ時に給水をストップする「エマージェンシーストップ」機能も搭載されているため、水漏れによる階下や隣室とのトラブルを防止できます。

パナソニックのCシリーズ・Vシリーズ

パナソニックが提供するマンション用エコキュートは下記の2つです。

  • Vシリーズ
  • Cシリーズ

Vシリーズは、狭小地、集合住宅でも設置可能な幅44cm・奥行56cm。

貯湯ユニットのスリム化で狭いスペースにもすっきり設置できます。

Cシリーズは低背タイプです。

貯湯ユニットを300mm小型化することで上部にスペースができ、設置スペース、収納スペースとして使用できます。

コロナの集合住宅用エコキュート

コロナの集合住宅用エコキュートは、自由度の高い設置が可能なことで注目されています。

  • メーターボックスを利用した設置が容易
  • ヒートポンプと貯湯タンクの連結配管は最長25m※まで可能

※ただし指定配管部材を使用の場合に限る

さらに、水漏れ時に便利なエマージェンシーストップ機能が搭載されている点も心強いです。

マンション用エコキュートの交換費用と設置場所の注意点

交換費用は工事内容しだいで増減する

集合住宅用エコキュートの価格相場は20~40万円程度と言われています。

マンション用のエコキュートを導入するときは工事費が必要です。

一般的な戸建住宅であれば工事費の相場は10〜15万円程度となります。

しかし、マンションの場合、かなり設置環境によっては工事費は上乗せになり15万円以上になることも多いです。

特に、次のケースでは工事費は上がりやすいです。

  • エコキュート新設のため専用の配管工事が必要な場合
  • 貯湯タンクとヒートポンプに距離があり配管延長工事が必要な場合
  • 貯湯タンクを置く場所の基礎工事が必要な場合

どれくらいの追加工事費がかかるかは、現場を見てからの判断となります。

複数の専門業者を呼んで見積もりをとりましょう。

事前に管理組合や家主(オーナー)の許可が必要となる

マンションでエコキュートを設置するときは、事前に管理組合や家主(オーナー)に許可をとりましょう。

マンションでエコキュートを導入する場合には大掛かりな工事が行われるケースが多いです。

特に、ガス給湯器からエコキュートに替えるときは、設置工事以外に配管工事も必要で工事が大掛かりになります。

マンションによってはエコキュート設置の許可が降りないケースもあります。

  • 搬入・施工時や設置後の使用時に想定される騒音問題
  • 重量の大きな設備の導入に伴う耐震性の問題

これらの問題が想定されるためです。

たとえ賃貸ではなく分譲マンションであっても、工事が共有部分に及ぶことや騒音などのトラブルを踏まえ、必ずしも許可がおりるとは限りません。

許可を得ずにエコキュートを導入すると、契約違反に当たる可能性も高いので、注意が必要です。

エコキュートは初期費用が高いからこそ、設置後に契約違反となったり近隣住民とトラブルになったりするケースを避けることが大切です。

マンションでエコキュートを設置するときは、事前に管理組合や家主(オーナー)に許可をとりましょう。

設置場所をベランダにする注意と問題点

エコキュートの据付で最初に決めなければいけないのが、エコキュートの設置場所です。

エコキュートは、お湯を作るヒートポンプユニットと、お湯をためておく貯湯タンクユニットの設置場所を確保しなければなりません。

エコキュートを使用していた方が、新しいエコキュートへ交換する場合、既設場所をそのまま利用することができますので交換は比較的スムーズです。

電気給湯器を使用していたという方も、タンクがあった場所に新しいエコキュートの貯湯タンクを入れ替えることができるケースが多いです。

しかし、ガス給湯器を使っていた場合は要注意です。

広い設置スペースが不要なガス給湯器を使っていた場合には「設置場所が確保できない」というケースも少なくないためです。

1階に住んでおり広い専用庭があるケースや、ベランダやバルコニーに広いスペースが確保できるケースであれば、マンション用エコキュートを設置しやすいでしょう。

しかし2階以上となると設置場所はかなり限られてしまうのが現状です。

なお、最も設置場所の候補に上がりやすいベランダ・バルコニーですが、注意点があります。

ベランダは、ある程度の広さがあり、タンクの重さに耐えられる耐久性があれば、設置場所の候補となることがあります。

しかし、500kg~600kg超の重量にバルコニーやベランダが耐えられないと、エコキュートは設置できません。

また、バルコニーは原則共用部分であることが多く、貯湯ユニットやヒートポンプユニットを置くことで、避難経路の邪魔になる場合は、許可が降りないことがあります。

大規模修繕工事で行われる防水工事の際、エアコン室外機は一旦浮かせたり移設して対応できますが、エコキュートの貯湯タンクはそれが不可能になるので、長期的にみて許可が降りないこともあるでしょう。

また、仮に許可が降りても、エアコンの室外機などが近くにあるときは共振して騒音が大きくなることもあるため注意が必要です。

特に、あまり広くないベランダで、エアコンの室外機とヒートポンプを並べて置いてしまうと相乗効果でより騒音がひどくなる場合があります。

貯湯タンクとヒートポンプを別の場所に置くとなると、新たに配管などの追加工事が必要になり、思った以上に費用が掛かってしまうこともあるので、その点も併せて検討しましょう。

騒音対策や水漏れ対策に神経をつかう

設置スペースが確保でき、管理組合から許可が降りた場合でも、騒音や水漏れなどに備える必要があります。

エコキュートは電気料金の安い夜間に稼働してお湯を作るため、深夜時間帯に稼働音が発生します。

マンションの場合、隣家との距離が戸建てよりも小さいため、特に騒音に注意する必要があります。

最悪の場合では、近隣住民から、睡眠妨害・健康被害を理由に訴えられる可能性もあります。

他にも、エコキュートの故障や施工不備などによって水漏れが起きた場合、階下に迷惑をかける可能性もあります。

  • 隣室から距離を空けて設置する
  • 防音シートや防振ゴムを活用する
  • 定期的に点検をして故障を防ぐ

こういった点に配慮し、事前に工事業者と擦り合わせをしておくことが大切です。

エコキュートを後付けするときの電源問題

マンションでエコキュートを後付けするときに考慮しなければならない点として電源の問題もあります。

エコキュートでは電源のための専用回路(200V)を確保する必要があります。

しかし、もしマンション全体で総電力容量が決まっている場合、特定の一戸だけにより多くの電力を裂くことができるかが問題になります。

仮に専用回路が確保できないとなると、エコキュートは設置できません。

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