エコキュート故障の前兆8選！寿命20年は本当？壊れる前に交換するか悩んだら

エコキュートの故障の前兆はあるのでしょうか？

時計の表示が点滅していたことが何度かあったのですが、「故障の前兆」の一つでしょうか？

「このような症状が出たら買い替え」というサインはありますか？

そんな疑問に答える記事です。

壊れてしまった後だと修理・交換までの長時間お湯が使えなくなって不便になってしまいます。

そこで、この記事では、エコキュートの故障の前兆について具体的に解説します。

不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

エコキュートの故障の前兆8選

エラーコードが頻繁に表示される

エコキュートの故障の前兆の１つ目に「エラーコードが頻繁に表示される」症状があります。

エコキュートに何らかの不具合があると、リモコンにエラーコードが表示されます。

一時的な機械の誤作動・誤検知の場合は、電源を入れ直すことで復旧します。

しかし、不具合を示すエラーコードが頻繁に表示されるようであれば、故障の前兆や寿命を迎えるサインと考えられます。

エラーコードの内容によっては専門の修理業者に相談することが必要です。

なお、エラーコードの内容はメーカーによって異なります。

メーカーごとのエラーコードについて、参考までに弊社サイトもご紹介しておきます。
▶パナソニックのエラーコード一覧
▶コロナのエラーコード一覧
▶三菱のエラーコード一覧
▶ダイキンのエラーコード一覧
▶日立のエラーコード一覧
▶東芝のエラーコード一覧

お湯の出が悪くなる、または出しっぱなしになる

エコキュートの故障の前兆の２つ目に「お湯の出が悪くなる、または出しっぱなしになる」症状があります。

エコキュートから繋がる全ての蛇口から、お湯の出が悪くなったと感じるのであれば、寿命の可能性があります。 

キッチンだけ・お風呂場だけなど、特定の蛇口だけの場合は、蛇口そのものに不具合が生じている場合もあります。 

お湯を使っている全ての蛇口を確認して、お湯の出方に問題があるようなら、本体の寿命を疑ってみてください。 

他にも、この症状がでる原因としては、次のようなものがあります。

• 凍結している
• 基盤の故障
• 温度検知センサー（サーミスタ）の故障

蛇口を閉めているのにお湯が出しっぱなしになる場合も同様の原因が考えられます。

凍結している場合は、気温が上がると自然解凍されるので、お昼頃まで様子を見ましょう。

急ぎの場合は、凍っている配管にぬるま湯をタオル越しにかけることでも解決できます。

熱湯をかけると配管が破損してしまう可能性があるので注意してください。

故障と感じた場合は、専門の修理業者に相談することをおすすめします。

エコキュートのお湯が出ない原因と対処法について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
▶エコキュートお湯が出ない原因15選！エラーなし・水は出るパターン解説

お湯がぬるく、温度が安定しない

エコキュートの故障の前兆の３つ目に「お湯がぬるく、温度が安定しない」症状があります。

特定の蛇口から出るお湯の温度がぬるく安定しない場合は、蛇口そのものの不具合と考えられます。 

この症状がでる本体の原因としては、次のようなものがあります。

• 混合弁（お湯と水を混ぜる）の故障
• 温度調節センサーの故障
• 本体の劣化によってお湯を沸かす効率が悪くなっている
• 劣化によって各センサーの働きが悪くなっている

エコキュートの温度設定を再度行っても、改善が見られない場合は、修理を依頼しましょう。

専門業者に点検を依頼して複数の箇所に劣化が見られる場合は、エコキュートの交換をおすすめします。

エコキュートのお湯がぬるい原因と対処法について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
▶エコキュートお湯がぬるい原因10選！シャワーが冷たい・設定温度より低くなる事例を解説

お風呂の湯はりの量が安定しない

エコキュートの故障の前兆の３つ目に「お風呂の湯はりの量が安定しない」症状があります。

お湯はりの量が測定できていないということは、測定するための部品が壊れている可能性が高いです。

注湯電磁弁・ふろ水流スイッチの故障や、循環金具に汚れが詰まっているなどの原因が考えられます。

追炊き・湯張りができない

エコキュートの故障の前兆の４つ目に「追炊き・湯張りができない」症状があります。

例えば、この症状がでる原因としては、次のようなものがあります。

• 浴槽の循環口が詰まっている
• タンク内の混合弁や電磁弁の故障

エコキュート本体の故障以外に、循環口が詰まっているという原因もあるため、その場合は循環口の清掃などで対処できるケースもあります。

循環口の清掃をしても改善されない場合は、修理を依頼しましょう。

専門業者に点検を依頼して複数の箇所に劣化が見られる場合は、エコキュートの交換をおすすめします。

エコキュートの追い焚きができない原因と対処法について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
▶エコキュート追い焚きできない原因と対処法！お湯切れ注意表示の頻発・すぐ止まるのは故障？

水漏れが発生する

エコキュートの故障の前兆の５つ目に「水漏れが発生する」症状があります。

水漏れは、配管や部品の経年劣化、破損などが起きていることが原因で起こります。

結露などによって一時的に水が漏れている場合は、故障ではなく一般的に起こることですので心配ありません。

しかし、本体から水漏れしてしまっている場合は、専門業者に相談することがおすすめです。

エコキュート本体からの水漏れは電気系統にまで影響してしまうケースがあり、最悪の場合、エコキュートを買い替える必要もあります。

そのようなことにならないよう、専門業者に修理を依頼するなど早急に対処しましょう。

漏電遮断器が作動する

エコキュートの故障の前兆の６つ目に「漏電遮断器が作動する」症状があります。

漏電遮断器とは、漏電したときに自動的に電気を切ってくれる安全装置です。 

漏電遮断機が作動する理由は、絶縁体の劣化やケーブルの損傷など様々です。 

他の精密機器も古くなっていると考えられるため、寿命の可能性が高いと言えます。

一度、専門業者に点検の依頼をすることをおすすめします。

エコキュートの漏電遮断器が上がらない・落ちる原因と対処法について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
▶エコキュートの漏電遮断器が上がらない・落ちる原因は？修理代やテストボタンの操作も解説

異音がする

エコキュートの故障の前兆の７つ目に「異音がする」症状があります。

異音がする場合、内部の電気系統の故障につながったり、エコキュートの配管に問題があったりするケースがあります。

エコキュート本体の部品の交換や、ヒートポンプユニットの交換が必要となる可能性があります。

専門業者に相談して早急に点検や修理などの対応をしてもらうようにしましょう。

リモコンの不具合

エコキュートの故障の前兆の８つ目に「リモコンの不具合」という症状があります。

リモコンの画面が表示されない、表示が鮮明でない、電源が入らないなどの不具合が発生します。

リモコンが反応しない場合、主に電子系統のパーツに異常や不具合があることが考えられます。

また、リモコン配線導通不良、リモコン本体の故障も考えられます。

配線導通不良の場合は取り付けた工事店、リモコン本体故障の場合はメーカーの修理が必要となります。

エコキュートの寿命20年は本当？

エコキュートの一般的な寿命は15年

一般に、各メーカーは、エコキュートの耐用年数を10年~15年としています。

そのため、エコキュートの寿命は10年〜15年と言われています。

ただ、実際にはエコキュートの部品ごとに寿命は異なっています。

エコキュートは本体だけでなく機械や部品ごとに重要な役割があるため、メーカーも機械や部品ごとに保証期間を分けていることが多いです。

下記は各メーカーが保証している、主な機械や部品ごとの保証期間は下記のようになっています。

メーカー	本体	ヒートポンプ	貯湯タンク
パナソニック	1年	3年	5年（缶体）
コロナ	2年	2年	2年（缶体）
三菱	2年	3年	5年（缶体）
ダイキン	1年	3年	5年（缶体）
日立	1年	3年	5年（缶体）
東芝	5年	5年	5年

エコキュートの実際の寿命が20年という噂は本当？

エコキュートの寿命が20年と言われてしまうのは、たまたま古いエコキュートが長持ちしたケースがネットなどで紹介されたためだと考えられます。

たまたま古いエコキュートが長持ちした非常にレアなケースが、都市伝説のように広まってしまった可能性が高いです。

レアなケースとは、例えば「入居者がめったに現れないようなマンション・アパートに設置されているエコキュート」などです。

実質的な稼働期間が短いため、年数でみると長持ちしているように見えてしまいやすいのです。

いずれにしても、寿命20年は、ほとんどのエコキュートには当てはまりませんので注意しましょう。

エコキュートの寿命について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
▶エコキュート寿命20年は本当？実際の耐用年数や症状・平均寿命を伸ばす方法！口コミ知恵袋の内容も

エコキュートが故障するまで使うとどうなる？

エコキュートを交換するとなると数十万円の費用がかかります。

そのため「エコキュートが壊れるまで使い続けたい！」と考える方もいるかもしれません。

たしかに、1年後の故障で1年間出費が先延ばしできれば、その場の家計の負担は軽減できます。

しかし古いエコキュートは、あちこち頻繁に不具合が出やすくなるうえに、エコキュート自体の熱効率が悪くなっているせいで、月々の光熱費が高くなりがちです。

結果的には、ムダな出費が多くなりがちです。

さらに、壊れて直ぐにエコキュートが交換できるとは限らないという点に注意が必要です。

実際にエコキュートが壊れてみると「使いたい時に全くお湯が使えない」という状況はかなりストレスを感じるため、

精神的にも余裕をもって機種を選んでいる時間がなく、料金交渉にも至らないケースすらあります。

また「在庫がない」「すぐに納入できない」と言われると、さらに妥協して機種を選ばなければならなくなります。

エコキュートは一度購入すると10年は使い続ける大切な設備ですから、余裕をもって比較検討することができないのはかなりのデメリットといえます。

エコキュートが壊れる前に交換するか悩んだら

エコキュートは壊れるまで使用するのではなく、計画的な交換を視野に入れて予め準備をしておくことが大切です。

エコキュートが突然壊れることで「使いたい時にお湯が使えない」というリスクを負わなくてよいですし、

時間をかけて希望する交換機種が選べるので、交換にかかる無駄な出費が避けられます。

気持ちに余裕をもって他社との相見積もりで交換費用を比べられるのもメリットです。

当社でも、出張見積もりを実施しておりますので、ぜひご相談ください。

熊本県内で迅速対応中！ぜひ坂口ボイラーへご連絡を

「エコキュートの修理は、どこに頼むといい？」

「エコキュートを、修理すべきか交換すべきか、迷ってしまう」

そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ坂口ボイラーにご相談ください。

「修理さえすれば、まだまだ使える」という様々なシチュエーションで、積極的に修理に応じております。

万が一、交換を検討される場合も、坂口ボイラーでは、豊富な種類のエコキュートのラインナップを取り揃えています。

お使いのメーカーのエコキュートに関しても在庫を豊富に確保しており、割引価格でご提供しています。

お使いのエコキュートから他社製エコキュートに切り替えたいという場合にもご相談をお受けしております。

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