電気温水器の水圧が弱い原因や上げる方法は?エコキュートに買い替えるのがおすすめ

電気温水器の水圧が弱く、水圧を上げる方法を知りたい

シャワーのお湯だけ水圧が弱いのはなぜ?どうすればいい?

買い替えるなら、電気温水器の高圧力型とエコキュートはどちらがいい?

そんな疑問に答える記事です。

電気温水器は水圧が弱いと言われますが、水圧を上げる方法を知りたい方も多いのではないでしょうか。

この記事では、電気温水器の水圧が弱い原因や上げる方法を詳しく解説します。

また、電気温水器の高圧力型と標準圧力型、エコキュートの水圧の違いもわかりやすく解説します。

不要な出費やトラブルを避けて、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事で分かること
  • シャワーのお湯だけ水圧が低い原因と対処法
  • 電気温水器の水圧が弱い原因
  • 電気温水器の水圧を上げる方法
目次

シャワーのお湯だけ水圧が低い原因と対処法

電気温水器を使用していると「シャワーだけ水圧が弱いな」と感じることはありませんか?

お風呂のシャワーの水圧が「お湯のときも水のときも弱い」と感じる場合は、

  • シャワーヘッドの目詰まり
  • ストレーナー(フィルター)の目詰まり
  • 混合水栓の止水栓の締めすぎ

などが原因になっていることが多く、シャワーヘッドのお掃除や止水栓を緩めることで、水圧を上げることができます。

▼シャワーの水圧を上げる具体的な方法はこちらの記事を参照してください。

しかし一方で、「お湯のときだけ水圧が弱い」と感じるなら

  • 給湯器からの給湯パワーが弱い
  • 給湯器の止水栓を締めすぎている
  • 給湯器に何かしら故障などの不具合が生じている

などが原因となっている可能性があります。

このような場合、同時に二箇所で使用しないことや給湯温度設定を上げることで解決する場合があります。

▼こちらの記事では、原因や対処法をより具体的に解説しています。

電気温水器の水圧が弱い原因

電気温水器が「貯湯式」の給湯器である

電気温水器は貯湯タンクにお湯をためて給湯する貯湯式の給湯器です。

そのため、停電時でもお湯が使えるといったメリットがあります。

しかし、水をためるときには貯湯タンクが耐えられる水圧まで、水圧を下げる必要があります。

水道の水圧は、場所によって異なりますが、最大で500kPaほどあります。

この水圧のままでは、貯湯タンクが破裂するおそれがあるため、減圧弁という部品で水圧を下げています。

そのため、水道直圧であるガス給湯器と比べるとどうしても水圧が低くなってしまいます。

水圧が低くなると、シャワーの湯量が少なく感じたり、お湯が出るまでに時間がかかったりすることがあります。

3階以上や二世帯住宅の場合

電気温水器が屋外に設置される場合、貯湯タンクから供給場所までの高低差を克服する必要があります。

高低差を克服するためには水圧が必要ですが、水圧は高さに比例して減少します。

そのため、3階以上や二世帯住宅にお湯を供給するとき、水圧が不足することがあります。

水が出にくくなったり、水量が不安定の場合、この原因が考えられます。

蛇口からの水圧が弱い場合

蛇口からの水圧が弱い場合、通水経路のどこかで流量が不足しているか、故障の可能性があります。

  • 断水している
  • 止水栓が十分に開いていない
  • 止水栓のフィルターが詰まっている
  • 電気温水器本体のストレーナーが詰まっている
  • 蛇口の吐水口が詰まっている

蛇口からの水圧が弱い場合は、フィルターやストレーナーが詰まってしまっているケースが多いです。

また、止水栓が十分に開いていない場合は流量不足になり、水圧が下がっていることも考えられます。

電気温水器の水圧を上げる方法

沸き上げ設定温度を上げる

お湯の設定温度を高くすることで、水圧を上げることができます。

電気温水器は、タンク内に高温のお湯を沸きあげ、それを少量ずつ水と混ぜて供給しています。

高温のお湯と水道の水を混ぜるとき、水の割合が多ければ、水道圧のほうが大きくなります。

タンクからの水圧と水道圧では、水道圧のほうが大きいため、水圧が上がるという仕組みです。

しかし、山間部などのもともと水道圧が低い地域では、あまり変化が見られない可能性があります。

電気温水器の水圧が100kPa~150kPaとなっているため、水道圧はそれを上回る必要があるのです。

お住まいの地域によって水道圧は150Kpa~500Kpa程度まで幅があるため、地域の水道圧を確認してみてください。

同時に2箇所で使用しない

複数箇所でお湯を使っていることが原因で水圧が下がることがあります。

例えば、浴室とキッチンの両方で同時にお湯を使っているとします。

すると、それだけ電気温水器の負担が大きくなりシャワーの水圧が弱くなるといった現象が起きます。

お湯を使うときは、同時に2箇所で使用しないようにしてみてください。

お湯の使い方を工夫してみても水圧が弱いのであれば、思い切って給湯器の交換を検討するタイミングかもしれません。

能力の高い給湯器にすれば、シャワーの水圧の問題はすぐに解決します。

エコキュートに買い替える

電気温水器の水圧を上げる一番の方法は、買い替えることです。

ここで、高圧力型の電気温水器とエコキュートで迷う方がいるかも知れませんが、エコキュートをおすすめします。

多くのご家庭の電気温水器は旧式で水圧が低く100kPa前後となっていることも珍しくありません。

▼水圧イメージ概要

給湯器一般的な水圧
エコキュート高圧タイプ300kPa前後(280〜320kPaで表示)
エコキュート標準タイプ200kPa前後(170〜230kPaで表示)
電気温水器高圧タイプ150kPa前後
電気温水器標準タイプ100kPa前後

エコキュートなら標準タイプでも電気温水器を比較して約2倍(200kPa)の水圧となります。

そのため、エコキュートの標準タイプでも十分に水圧が強くなったと感じやすいでしょう。

エコキュートに買い替えることも視野に入れている方は、こちらの記事も是非ごらんください。

標準的な水圧はどれくらい?

一般に、お住まいの地域によって水道圧は150Kpa~500Kpa程度まで幅があります。

※山間部ほど水道圧は低いですが、法律により150kPaを下回ることはできません。(水道施設の技術的基準を定める省令)

お住まいのエリアで差があるため、一概に平均的な水圧を論じることは難しく、感じ方は人それぞれです。

一般的に、給湯器のなかで最も水圧が高いのはガス給湯器や灯油ボイラーと言われます。

ガス給湯器や灯油ボイラーは水道圧をそのまま利用して給湯するため「お湯の水圧=そのエリアの水道圧」になります。

そのため、一般的にはガス給湯器や灯油ボイラーの水圧は電気温水器に比べると高いと言われることが多いでしょう。

▼水圧イメージ概要

給湯器一般的な水圧
ガス給湯器・灯油ボイラー水道圧と同じ(エリアによって150kPa~500kPa)
エコキュート標準タイプ200kPa前後(170〜230kPaで表示)
電気温水器高圧タイプ150kPa前後
電気温水器標準タイプ100kPa前後

熊本・宮崎・鹿児島県内で迅速対応中!ぜひ坂口ボイラーへご連絡を

「電気温水器の修理は、どこに頼むといい?」

「今使っている電気温水器を、修理すべきか交換すべきか、迷ってしまう」

そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ坂口ボイラーにご相談ください。

「修理さえすれば、まだまだ使える」という様々なシチュエーションで、積極的に修理に応じています。

万が一、交換を検討される場合でも、坂口ボイラーでは、豊富な種類のラインナップを揃えています。

また、電気温水器だけでなく、エコキュートもお取扱いしております!

ぜひご相談ください。

当社は熊本・宮崎・鹿児島県内で迅速対応中です!
電気温水器の修理のご相談はお電話又はLINEでお問合せください

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次