2023年最新|エコキュートと灯油ボイラーお得なのはどっち?費用やデメリットを比較!
エコキュートと灯油ボイラー、どちらがお得になる?
灯油ボイラーやエコキュートの買い替えのタイミングで、そんなお悩みはないでしょうか?
灯油ボイラーとエコキュートにはそれぞれ違いがあります。
今回は、エコキュートと灯油ボイラーを費用面や寿命・維持管理の観点で比較してみました。
自分にピッタリの給湯器はどちらなのか、ぜひご覧ください。
【一目で分かる】エコキュートと灯油ボイラーの比較
毎月の光熱費はいくらかかる?(2023年)
給湯にかかる光熱費を比較すると、2023年も、灯油ボイラーよりエコキュートの方が安いです。
こちらは九州電力エリアでの毎月の光熱費の比較です。
エコキュート | 灯油ボイラー |
---|---|
1ヶ月あたり約1,700円 | 1ヶ月あたり約5,400円 |
1年間あたり約20,400円 | 1年間あたり約64,800円 |
年間のランニングコストは、エコキュートのほうが灯油ボイラーに比べて2分の1以下ですんでいます。
こちらは、パナソニックが公開した2023年5月時点の試算結果です。
2023年5月時点の九州エリアの灯油料金117.10円/L(税込)で試算すると、灯油ボイラーの年間コストは64,800円でした。
一方で、九州エリアの電力プラン「電化でナイトセレクト」利用すると、エコキュートの年間コストは20,400円です。
パナソニックの試算には、燃料費調整という電気代が考慮されていませんが、仮に、燃料費調整単価を考慮したとしても、やはりエコキュートのほうが安いです。
例えば、燃料費調整単価が10円/1kWhに高騰したとしても、九州エリアの場合、1ヶ月あたり約2,500円程度になります。
灯油ボイラーに比べると、約1/2のランニングコストですむため、エコキュートのほうがお得になります。
この試算結果はエリアによって多少異なりますが、寒冷地の北海道でも、エコキュートのほうが灯油ボイラーより安くなる試算が出ています。
九州エリア以外の地域で比較したい場合は、ぜひパナソニックの公式シミュレーションで、お住まいのエリアを選んでみて下さい。
パナソニック公式シミュレーションは▶こちらをクリック
初期費用や設置スペースの比較
エコキュートは灯油ボイラーに比べると初期費用は高めです。
一般的な相場を比較すると約2倍の差があります。
また、エコキュートは灯油ボイラーより広い設置スペースが必要です。
エコキュートは、灯油ボイラーに比べると奥行きや高さが大きく、重量も重くなるため、重さに耐えられる土台の基礎工事が必要になる場合があります。
エコキュート | 灯油ボイラー |
---|---|
初期費用:30万円〜60万円 | 初期費用:15万円〜35万円 |
設置スペース:広さが必要 例)縦63cm×奥行76cm×高さ180cm | 設置スペース:狭くても設置可 例)縦66cm×奥行20cm×高さ60cm |
しかし、前述の通り毎月の光熱費が安くなるため、20万円程度の価格差であれば約7〜8年ほどでエコキュートのほうがお得になります。
長い目で見ると、エコキュートのほうが全体的なコストは安くなるため、メリットは大きいです。
エコキュートは、どの業者から購入するかでも、価格が変わります。
同じエコキュートの機種でも、割安で購入できるのは、給湯器の専門業者です。
給湯器の専門業者は、給湯器の取扱量が多いため、仕入価格も抑えられており、取付実績も豊富です。
一方、家電量販店やホームセンターは一般的には安そうなイメージがあるかもしれません。
しかし実際のところ、家電量販店やホームセンターは、給湯器の取扱量が多くないため、選べる機種は限定されており、提示価格も割高になる傾向があります。
信頼と実績のある給湯器の専門業者が身近にあれば、そちらで購入するほうがお得になります。
当社の場合、エコキュート価格は定価の最大76%OFF(23万円台から)ご提供しています。
ぜひ当社のエコキュート価格もチェックしてみてください▶こちらをクリック
寿命はどちらが長い?
エコキュートも灯油ボイラーも寿命は10〜15年と言われています。
この10〜15年という寿命はメーカーが設定した設計標準使用期間のことで、あくまでも目安です。
実際には、使用環境によって寿命は変わってきますが、どちらも、丁寧に使用すれば長持ちします。
一般的な寿命の年数に差はありませんが、どちらも定期的なメンテナスを心がけましょう。
メーカーの部品供給期間も重要です。
エコキュートも灯油ボイラーも丁寧な修理・メンテナンスを心がければ長持ちします。
しかし、メーカーの部品供給がストップしてしまうと「部品がないため修理できない」というケースもあります。
(法律で、メーカーの部品供給期間は最終製造年から10年と決まっています)
年式の古い機種を購入してしまうと、簡単な故障でも修理できず、買い替えを迫られることがあるため、できるだけ最新の機種を選びましょう。
なお、昨今の傾向としては、灯油ボイラーの需要は減っており、メーカーは撤退傾向にあります。
以前は灯油ボイラーのメーカーは10社以上ありましたが、2023年現在では3社のみに減りました。
後々のサポートやサービス面を考えると、灯油ボイラーよりエコキュートを選んでおくほうが安心かもしれません。
当社は、灯油ボイラーとエコキュートの両方の修理をお請けしています。
何かお困りごとがあれば是非ご用命ください!
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【灯油ボイラー】初期費用が安いがデメリットもある
灯油ボイラーは、初期費用が安く、設置スペースもコンパクトですむのがメリットです。
しかし、次のようなデメリットがあります。
- 灯油タンクの残量チェックや給油が面倒
- 灯油切れのリスク・火災リスクがある
- 燃焼音が燃焼臭がする
- 市場全体が縮小傾向
灯油ボイラーは、日常的な給油が必要です。
実は、給油の手間や安全面を考えて、灯油ボイラーから他の給湯器へ買い替えるお客さまは多いです。
数ヶ月に一回といえども住み続けていると給油が面倒
親も年をとってきたし、給油の負担や火災が心配
このような声が少なくありません。
灯油ボイラーは、燃焼音や燃焼時の臭いもあります。
また、灯油ボイラーは市場全体が縮小しており、以前は10社以上あったメーカーも、2023年現在では3社のみに減りました。
長い目で見たときに、10年後、20年後の取扱量やサポート・サービス面については注視していく必要があります。
灯油ボイラーが向いている人とは
灯油ボイラーが向いている人とは次のような方々です。
- どうしても初期費用を抑えたい
- 給油の負担が気にならない
- 燃焼音や燃焼時の臭いが気にならない
どうしても最初の予算を低く抑えたいなら、灯油ボイラーはおすすめです。
初期費用は、他の給湯器と比較しても灯油ボイラーが最も安いです。
給油の手間は面倒ですが、それが気にならない方なら、灯油ボイラーは向いていると思います。
しかし、灯油ボイラーは燃焼音や臭いもしますし、火災のリスクもあるため、気を使います。
若いうちは良いですが、徐々に面倒に感じることが増えるのも、灯油ボイラーです。
そういったことを面倒に感じやすい方には、長い目で見て、灯油ボイラーはおすすめできません。
エコキュートが向いている人とは
エコキュートが向いている人とは次のような方々です。
- 長い目で見て経済的にお得な給湯器を選びたい
- 普段の維持管理でも楽をしたい
- 地震などの災害時でも、お湯が使える給湯器がいい
- 将来的に太陽光発電なども入れて自家消費に取り組みたい
電気代が高騰している2023年現在も、エコキュートの給湯コストは最も安いです。
エコキュートは初期費用は高いですが、長い目で見て経済的にお得な給湯器を選びたいならエコキュートがおすすめです。
エコキュートは、灯油ボイラーに比べると給油の負担がなく、普段の維持管理は圧倒的に楽です。
電源が電気のため火災のリスクがなく、災害で電気が止まっても、タンク内のお湯を使うことができます。
将来的に太陽光発電を入れたいという場合にも、灯油やガス給湯器に比べて、スムーズにエネルギーの効率化取り組んでいけます。
将来的に太陽光発電を入れたい
エネルギーの自家発電・自家消費に取り組みたい
このようなお考えがあるなら、今のうちからエコキュートを選んでおくのはベストな選択といえます。
まとめ
今回は、エコキュートと灯油ボイラーを費用面や寿命・維持管理の観点で比較してみました。
自分にピッタリの給湯器は選ぶときの参考にしてみてください。