長府ボイラー地震検知エラーコードp3を解説!リセット方法や警報ランプ頻発時の対応は?
灯油ボイラーには、地震発生を検知してボイラーを停止する自動安全装置の機能がついています。
震度4の地震で灯油ボイラーが作動不能となってしまった
エラーコードのP3がでて、水しか出ない
このようなとき、どうすればよいのか迷うこともあるでしょう。
そこで、地震感知エラーコードが表示されたときのリセット方法や確認事項について解説します。
長府ボイラーの地震検知エラーコード一覧
長府ボイラーの地震感知エラーコードは「100」「3」「P3」の3つがあります。
こちらは地震検知エラーコードの一覧です。
警報/表示 | 内容 | 警報解除方法 | 原因・確認事項 | 処置 |
---|---|---|---|---|
100 | 運転中の【地震検知(感震器作動)】による運転停止です | 台所リモコンの【運転SW=OFF/ON】により警報解除します | 運転中、給湯器に【人】がぶつかったり、【車】の震動で【警報】になる場合があります。確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
3 | 運転中の【地震検知(感震器作動)】による運転停止です・・浴室リモコンは【P3】を表示します | 台所リモコンの【運転SW=OFF/ON】により警報解除します | 運転中、給湯器に【人】がぶつかったり、【車】の震動で【警報】になる場合があります。確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
P3 | 運転中の【地震検知(感震器作動)】による運転停止です | 台所リモコンの【運転SW=OFF/ON】により警報解除します | 運転中、給湯器に【人】がぶつかったり、【車】の震動で【警報】になる場合があります。確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
見て分かる通り、これらの原因や解除方法は、基本的にはどれも同じです。
長府ボイラーエラーコードの直し方・リセット方法
エラーが出たら、まずは警報を解除しましょう。
長府ボイラーエラーを解除しリセットする場合は、リモコンの運転スイッチを押します。
台所リモコンの【運転SW=OFF/ON】により警報解除します(公式サイトより)
台所リモコンの運転スイッチの「切」のボタンを押して一度電源を切り、その後もう一度「入」のボタンを押して電源を入れましょう。
これでエラーは解除・リセットされます。
電源プラグの抜き差しでもリセットできる?
電源プラグを抜き差しすることでも、ボイラーをリセットすることも出来ますが、メーカーは推奨していません。
万が一、灯油が漏れていると引火する危険がありますし、漏電していると感電の危険があるからです。
リスクがあるなか無理やり電源プラグを引き抜くと、火災や事故の原因になるため、素人の判断で電源プラグを抜き差しするのは避けましょう。
地震検知系のエラーコードが出たときの確認事項
地震検知系のエラーコードが出たときは、次の事項を確認します。
運転中、給湯器に【人】がぶつかったり、【車】の震動で【警報】になる場合があります。確認して下さい(長府ボイラーの公式サイトより)
本来は、地震を検知して作動するはずの安全装置ですが、人がぶつかったり、大型車が近くを通ったりすることでも、振動を検知してしまうことがあります。
この安全装置には、感震器という装置が使われています。
感震器と呼ばれていますが、地震かどうかを判断しているわけではありません。
感震器は、揺れを感知すると、どんなときでも作動してボイラーを停止させる安全装置です。
感震器は、スイッチ底面の電極にパチンコ玉(ボール)が乗っていて、何もない通常時には通電していますが、揺れると玉が移動して通電を遮断します。
横揺れには強く、震度3以上など「明らかに揺れているときのみ確実に動作する安全装置」と言われていますが、縦揺れには弱い傾向があり、稀に検知用のボールが移動しまうことがあります。
これにより、設置環境によっては誤ってエラーを出すことがあります。
誤作動の場合は、通常はリセットすることで、通常どおりボイラーを使用できるようになります。
警報ランプが頻発するなら故障の可能性
誤作動の場合は、リセットすることで、またボイラーを使用できるようになります。
しかし警報ランプが頻発する場合は、接触不良か故障の可能性があります。
感震器は、スイッチ底面の電極にパチンコ玉(ボール)が乗っていて通電し、揺れると玉が動いて通電を遮断します。
しかし、揺れの検知に必要なボール(パチンコ玉)やスイッチ部分の汚れていると、誤作動が起きやすくなります。
ボール(パチンコ玉)やスイッチ部分の汚れを掃除することで直ることもありますが、感震器は、ボイラー内部にあるため、外部からは触れることができません。
もし部品そのものが故障している場合は、交換が必要です。
掃除や交換をする場合は、修理を行ってもらうようにしましょう。
復帰しない又は再発する場合はどこに連絡する?
復帰しない・再発する場合はメーカーに連絡して修理してもらう形になります。
とはいえ、修理にはメーカーの担当者ではなく代理店の担当者が来ることが多いです。
修理費用は、状況次第ですが、部品代・出張費・作業費用を全て含めると5千円~1万円程度となることが多いでしょう。
出張費は店舗が遠いほど高くなってしまいます。
近くに信頼できる給湯器専門業者があれば、メーカーではなく、近隣の業者に連絡するほうが、修理費用は安くなります。
まとめ
今回は地震(揺れ)感知によるエラーコードのリセット方法や確認事項について解説しました。
地震感知系のエラーでも、地震ではなく他のものの震動が伝わってエラーコードが表示されることもあります。
リセットしても復帰ないようなら、メーカーに連絡して修理してもらいましょう。
- 長府ボイラーのエラーコード888の解除方法は?
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エラーコード888は、故障ではなく使用開始から10年経過したことによる点検時期のお知らせです。
運転スイッチを5回ON/OFFすると解除できます。
- 長府ボイラーのリセット方法は?
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リモコンの電源ON/OFFを切り替えてみましょう。
公式サイトでは推奨されていない電源プラグを抜いての強制リセット方法は、引火・感電の恐れがあるのでやらないようにしましょう。
- 長府の給湯器のエラーコードは?
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