【エコキュート】追い焚きと風呂自動どっちが安い?入れ直しにかかる電気代や水道代の金額目安・どっちが得なのか解説

エコキュートでお風呂を入れ直す方法には、追い焚きと風呂自動の2つがあります。

しかし、お風呂を毎日入れ直すかどうか、悩む方もいらっしゃるようです。

一体どちらが安くてお得なのでしょうか?

この記事では、エコキュートをお使いの方に向けて

  • 風呂自動と追い焚きならどっちが安いのか
  • 風呂自動(お湯の入れ直し)にかかる電気代と水道代の目安
  • 追い焚きにかかる電気代と水道代の目安

について解説していきます。

目次

【エコキュート】風呂自動と追い焚きならどっちが安い?

結論:エコキュートでは風呂自動より追い焚きの方が安い

エコキュートでお風呂を入れる方法は

  • 前日の残り湯を再利用する追い焚き
  • お湯をゼロから入れ直す風呂自動

の2つが考えられます。

この2つを比較した場合、エコキュートでは基本的に「追い焚きの方が安い!」と考えましょう。

風呂自動であれ、追い焚きであれ、常温から40℃程度までお湯を沸かしあげるのに必要な電気量は同じなので、電気代はほとんど変わりません。

したがって、水道代のぶんだけ、お湯をゼロから入れ直す風呂自動の方が、余計にお金がかかることになります。

では、具体的には一体いくらの金額がかかるのでしょうか?

【エコキュート】追い焚きにかかる電気代と水道代の目安

追い焚きにかかる電気代は約35円〜55円

追い焚きは、お風呂のお湯を再利用しながら、お湯を温め直す機能です。

追い焚き1回あたりにかかる電気代は、

・追い焚きしたいお風呂の湯量(残り湯)は200L
・20℃のお湯(200L)を、もう一度40℃まで温め直したい

と仮定すると、約35円〜55円かかります。

電気代に約35円〜55円と幅がある理由は、昼間と夜間で電気料金が異なっていたり、燃料費調整制度の影響で上増しされている電気代があるためです。

もっと厳密にいうと、お使いのエコキュートの機種や年式・設定温度などによっても金額は変わります。

とはいえ、概ね35〜55円前後が風呂自動1回あたりの電気代の目安となります。

この金額が高いのか安いのかは個人の判断になりますが、少なくとも、ガス給湯器に比べると圧倒的に安いといえます。

というのも、ガス給湯器の場合は、追い焚き1回あたり100円以上かかるからです。

今後、給湯器を交換・買い換えるときは、ぜひ省エネ性能に優れたエコキュートを視野に入れて検討しましょう。

追い焚きにかかる電気代の根拠を、もっと具体的に知りたい方は、こちらの記事を参照してください。

具体的な計算式を示しながら説明しています。

追い焚きにかかる水道代は0円

追い焚きでは残り湯を加熱するため、当然ながら、水道代はかかりません。

たし湯などをしない限り、水道代は0円です。

追い焚きすると湯量メモリは減る

追い焚きをすると「リモコン上のタンクの湯量は減る(メモリが減る)」ことがあるため、「水道が使われているのでは?」と思う方が多いです。

しかし、実は、リモコンの湯量メモリは、その適温(50℃以上)にした場合に使えるお湯の量を計算して表示しており、実際のタンク内の湯量を示したものではありません。

追い炊きをすると、熱を使うことでタンク内の温度は徐々に下がっていき、結果的に適正(50℃以上)に使える残湯量がリモコンの表示上は減ってしまうという仕組みです。

もっと知りたい方は、こちらの記事に詳しく書いていますのでご覧ください。

【エコキュート】風呂自動(お湯の入れ直し)にかかる電気代と水道代の目安

風呂自動1回あたりに必要な電気代と水道代は合計で約55〜85円となります。

の内訳は

  • 電気代は約35円〜55円(追い焚きと同じ)
  • 水道代は約20〜30円

となります。

次で詳しく見ていきましょう。

風呂自動にかかる電気代は約35円〜55円

風呂自動は、お湯を自動で入れてくれる機能です。

風呂自動と追い焚きをの2つをシンプルに比較した場合、湯量が同じであれば、かかる電気代は概ね同じになります。

その理由は、風呂自動であれ、追い焚きであれ、水を常温から40℃程度までお湯を沸かしあげるのに必要なエネルギー量は同じだからです。

そのため、前章の追い焚きのケースと比較しやすいように

・風呂自動の設定湯量は200L(0.2㎥)
・風呂自動の設定温度は40℃(水道水は常温で20℃と仮定する)

と仮定した場合、かかる電気代は約35円〜55円となります。

計算根拠を細かく知りたい方は、こちらの記事を参照してください。

風呂自動にかかる水道代は約20円〜30円

風呂自動の場合は、浴槽にゼロからお湯を入れ直すことになるため、水道代がかかってきます。

前章の追い焚きのケースと比較しやすいように

・風呂自動の設定湯量は200L(0.2㎥)
・風呂自動の設定温度は40℃(水道水は常温で20℃と仮定する)

と仮定してみましょう。

この場合、風呂自動1回あたりに必要な水道代は合計で約20円〜30円となります。

水道代に約20円〜30円と幅がある理由は、お住まいのエリアや月間の使用量によって、水道料金の単価が異なるためです。

一般に水道料金は、月間の使用量が多くなるほど単価が上がっていく従量制になっています。

例えば、東京都23区のエリアの場合、月間の使用量が10㎥までは22円/㎥ですが、11㎥からは122円/㎥、21㎥から168円/㎥、というふうに値段は跳ね上がっていきます。

一般的なご家庭で、月間の使用量が10㎥以下になることは、ほぼ稀です。

1人暮らしで、かつ節水を心がけている、というご家庭は除きますが、だいたいのご家庭では10㎥以上の水道を使用しているでしょう。

そのため、水道単価を仮に100円〜150円/㎥と想定して計算すると、風呂自動1回あたりにかかる水道代は約20円〜30円が目安となるでしょう。

結論:追い焚きの方がお得!ただし衛生面に不安の声も

エコキュートでお風呂を入れる場合は、風呂自動より追い焚きの方が、経済的にはお得になります。

しかし、残り湯を利用して追い焚きするときに気をつけたいのは、衛生面です。

「お風呂のお湯何日で交換するか?」について、当社が独自にアンケートを実施した結果

【お風呂のお湯は毎日交換している】と回答した方は全体の約70%以上

となりました。

いくら経済的にお得になるとしても、やはり衛生面を気にする方は多いです。

追い焚きを利用して光熱費を節約したい方は、ぜひこちらの記事も参照してください。

「お風呂のお湯何日で交換するか?」についてのアンケート結果も具体的に公開しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次