オール電化で4人家族の電気代の平均は?夏と冬の違いや北海道で高い原因と対策も
オール電化で4人家族の場合、季節ごとに、平均でどれくらいの電気代がかかるのでしょうか?
今回は
- オール電化で4人家族以上の電気代の平均
- オール電化で4人家族以上の夏と冬の電気代
- 北海道編|オール電化で4人家族の電気代の平均
- オール電化で電気代が高いときの原因
などについてご紹介していきます。
オール電化で4人家族以上の電気代の平均
オール電化で4人家族以上の電気代の平均は約1万7千円と言われています。
こちらは関西電力が発表したオール電化住宅の光熱費です。
オール電化住宅で4人家族以上のご家庭の月間の平均光熱費は17,416円となっています。
- 1ヶ月にかかる電気代は月17,416円
- 1年間にかかる電気代は年208,992円
ということになります。
しかし、実際の電気代は季節ごとに変動するものです。
実際の1ヶ月あたりの電気代は、季節ごとに変動するのが一般的です。
夏は冷房を使いますし、冬は暖房機を使うため、季節ごとに、どれくらいの電気代が平均なのか、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、季節ごとでは、どれくらいの電気代がかかるのでしょうか?
オール電化で4人家族以上の夏と冬の電気代は?
季節ごと|一般的な 4人家族の電気代
こちらは、一般的な4人家族の電気代の傾向です。
各ご家庭が支払っている電気代や家計の支出総額の水準については、総務省統計局の「家計調査(統計法により指定されている基幹統計)」に目安が記されています。
2021年における4人家族の電気料金の平均を、月別にまとめるとこのような結果になります。
時期 | 1ヶ月あたりの電気代 |
1月 | 12,318円 |
2月 | 13,415円 |
3月 | 14,399円 |
4月 | 11,668円 |
5月 | 10,707円 |
6月 | 9,505円 |
7月 | 9,362円 |
8月 | 11,113円 |
9月 | 11,675円 |
10月 | 11,367円 |
11月 | 10,010円 |
12月 | 10,978円 |
年間合計 | 136,517円 |
最も電気代が高いのは1〜3月になっています。
この時期は、電気代が最も低い5〜7月に比べると、約1.3倍 の電気代がかかっていることになります。
季節ごと|オール電化で4人家族の電気代
オール電化で4人家族の季節ごとの電気代は、公的なデータがありません。しかし、ある程度の試算はできます。
関西電力の公開データに加え、上でご紹介した総務省統計局データ(月ごとのパターン)を加味して、ざっくり試算してみました。
その結果、オール電化で4人家族以上の場合
- 夏の電気代の平均は14,000円〜17,000円程度
- 冬の電気代の平均は18,000円〜22,000円程度
となりました。
時期 | 電気代 |
1月 | 18,857円 |
2月 | 20,537円 |
3月 | 22,043円 |
4月 | 17,862円 |
5月 | 16,391円 |
6月 | 14,551円 |
7月 | 14,332円 |
8月 | 17,013円 |
9月 | 17,873円 |
10月 | 17,402円 |
11月 | 15,324円 |
12月 | 16,806円 |
年間合計 | 208,992円 |
上はあくまで試算にはなりますが、現在の電気代が全体の平均に比べて高いのか低いのか、季節ごとの参考になるのではないでしょうか。
北海道編|オール電化で4人家族の電気代の平均
寒冷地と呼ばれる北海道では、オール電化で2人暮らしの電気代はどれくらいなのでしょうか?
公的なデータはありませんが、口コミを見ると「3万円前後で健闘している」などの声があります。
北海道の厳冬期で、家族4人で水道代以外の光熱費が3万切ってたらそこそこだよねぇ?オール電化だから震災後はかなり上がったけど、それでも快適に過ごしてる今年でもこのくらい。機密性高いマンションじゃなくて木造の2階建て(メゾネットというか、テラスハウスというか)だけど
https://twitter.com/yukky__17910/status/968473599462973441?s=20
しかし一方で「5万円以上かかってしまった」といった声も。
北海道オール電化。各部屋蓄熱暖房あり、4人家族。中高生の娘いるけど。リビングと2部屋は節約のために着けてないのに。5万5千円の請求きた!
https://twitter.com/w80tt/status/1487197006967623681?s=20
北海道でオール電化の電気代が高くついてしまっている場合には、もしかしたら、その原因は料金体系かもしれません。
通常は、どこの電力会社も、オール電化住宅向けのプランは「この時間帯は1kWhあたりいくら」という固定単価制になっています。
しかし、北海道電力に限っては、オール電化住宅向けのプランが固定単価制になっていないので注意が必要です。
北海道電力がオール電化住宅向けに提供しているドリーム8・ドリーム8エコなどのプランは電力の使用量に応じて3段階に単価が上がっていくスタイルのプランです。
つまり、使用量に応じて単価が上がっていくということになります。
北海道にもオール電化の方が契約できる固定単価制のプランはあります。そのプランは、eタイム3プランです。
eタイム3は、ドリーム8・ドリーム8エコに比べると基本料金のほうがやや高いという欠点がありますが
eタイム3の単価が固定料金のため、ご家庭で毎時使用するドリーム8の単価が2段階料金を超えてしまう場合はeタイム3のほうが電気代はお得になる可能性が高いです。
気になる方はいちどプランの切り替えを検討してみても良いのではないでしょうか。
オール電化で電気代が高い原因
オール電化は、上手に活用すれば、ガスや灯油と併用した場合より、光熱費が節約できると言われています。
「オール電化にしたけど思ったほど電気代が安くない」
「オール電化の賃貸に引っ越したけど電気代が高い」
と感じるなら、もしかしたらオール電化で電気代が高い理由は、うまく活用できていないことが理由かもしれません。
また、なにか異常な請求が来ている可能性も捨てきれません。
こちらの記事に具体的な原因や対策もご紹介しています。ぜひ読んでみてくださいね!