エコキュート延長保証は必要か？10年保証の内容や価格・必要ない派の口コミも紹介

エコキュートの有償の延長保証は必要？

メーカー別の保証期間はどれくらい違う？

メーカーの10年保証の価格や内容は？

そんな疑問に答える記事です。

エコキュートを購入・交換するとメーカーの保証がつきますが、延長保証は必要なのかと悩んでしまいますよね。

そこで、メーカー保証の内容や延長保証は必要かどうかを詳しく解説していきます。

不要な出費やトラブルを避け、落ち着いて対処するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

エコキュートのメーカー保証期間（無償）

エコキュートを購入・交換すると、無償のメーカー保証がつきます。

エコキュートも初期不良を起こすことがあるため、メーカー保証がつけられているのです。

一定の期間は無償でついていますが、長期間保証をつけたい場合は有償で延長することができます。

メーカーによって保証期間は異なる

エコキュートを購入・交換するとついてくるメーカー保証の期間は、メーカーによって異なります。

例えば、三菱は２年間設定されていますが、パナソニックは１年間となっています。

このように、保証期間は1〜2年程度とされていることが多いです。

保証期間については、事前にメーカーや業者に確認しておくようにしましょう。

メーカー	本体	リモコン	ヒートポンプ	貯湯タンク
パナソニック	1年	1年	3年（冷媒系統）	5年（水漏れ現象）
コロナ	2年	–	3年（コンプレッサー・熱交換器）	5年（缶体)
三菱	2年	2年	3年（熱交換器・コンプレッサー）	5年(缶体)
ダイキン	1年	1年	3年（冷媒系統）	5年(缶体・水漏れ現象に適用)
日立	1年	1年	3年（冷媒回路）	5年（缶体)
東芝	5年	5年	5年（消耗部品は2年）	5年（消耗部品は2年）

※日立：ナイヤガラタフネスシリーズの場合、全て5年(無償)

※東芝は2024年にエコキュート事業から撤退している

部品によって保証期間は異なる

メーカー保証には、フィルターや電池のような、個人で交換可能な消耗品は含まれていません。

個人で交換が困難な「逃し弁」や「減圧弁」のような消耗品が、保証対象とされることが多いです。

また、部品によってメーカー保証期間が異なるため、注意しておきましょう。

貯湯タンクのメーカー保証期間

貯湯タンクのメーカー保証期間は、5年と設定されていることが多いです。

他の部品よりも保証期間が長いため、安心できるでしょう。

ただし、メーカーや製品によって保証期間が異なるため、事前に確認しておきましょう。

ヒートポンプユニットのメーカー保証期間

ヒートポンプユニットのメーカー保証期間は、3年と設定されていることが多いです。

こちらもメーカーや製品によって期間が異なるため、確認しておきましょう。

保証期間内でも対象外になる場合がある

メーカー保証期間内であれば、エコキュートの不具合や故障は基本的にメーカーが無償で対応してくれます。

また、無償とはいかずとも、安価で修理や交換を請け負ってくれます。

しかし、故障の原因によっては、保証期間内でも対象外になる場合があります。

代表的なのは「自然災害（火災・落雷・地震・水害）」「経年劣化」「業務使用」です。

自然災害や経年劣化は、製品本体の問題とならず、メーカー保証が適用されません。

業務使用も、一般的な使用用途ではないとみなされ、保証されないことが多いです。

取付工事が原因の故障や、故意過失による破損も同様です。

エコキュートのメーカー10年保証（延長保証）の内容と価格

三菱

三菱のエコキュートには、無償のメーカー保証が2年間ついています。

有償の「三菱のスマート電化延長保証制度」によって延長保証が可能です。

5年間／8年間／10年間の延長のうちいずれかを選び、保証期間内は原則無償で修理を受けることができます。

延長保証期間	料金
5年間	11,880円（税込）
8年間	25,562円（税込）
10年間	31,220円（税込）

保証期間中の修理費は無料ですが、１度の修理につき製品本体のご購入金額（税抜）が保証限度額となっています。

また、延長保証制度は申込期限があり、購入後3ヶ月以内に申し込む必要があるため注意しましょう。

パナソニック

パナソニックのエコキュートには、1年間のメーカー保証がつきます。

さらに「長期安心修理サービス」に加入することで、延長保証を受けることができます。

延長期間は、5年間／8年間／10年間のいずれかから選ぶことができます。

延長保証期間	料金
5年間	10,476円（税抜）
8年間	23,333円（税抜）
10年間	27,000円（税抜）

申し込み時には、エコキュートの商品品番と商品引き渡し日の記載が必要になります。

品番はエコキュート本体や保証書に記載されているため、あらかじめ控えておくようにしましょう。

不純物の多い水質などの特殊な場所にエコキュートを設置する場合、サービス加入ができない場合があります。

また、地下水を使用する場合は「地下水利用認定書」または「地下水利用認定シール」の保証番号も必要になります。

申し込み期限は購入日から10ヶ月以内となるため、注意しましょう。

エコキュートのメーカー10年保証は必要か？

当社で独自のアンケート調査を行った結果、回答者の75%は「延長保証は必要だと思う」と回答していました。

一方で、25%の回答者は「延長保証は必要ない（無償のメーカー保証だけで十分）」と回答していました。

保証に対して寄せられたご意見（口コミ）を見ていきましょう。

必要と思う派の意見

家の購入時にエコキュートを付けました。延長保証について話がなく、考えもしなかったので、当時はつけるつもりがなかったです。今のところは故障がありませんが、他の家電では何度か故障し、修理したものもあります。家電は延長保証にしており、保証内で修理できました。保証の安心を感じたので、エコキュートにもつければ良かったかなと思いました。（パナソニック製・購入6年目のお客さま）

8年目から不調の連続で3回修理しています。払った修理費、総額８万超えています。ど田舎、同居で、元々義両親が付けてくれていたのですが、販売店保証などあってないようなもの、田舎すぎて出張費だけで三千円からとられ、もう次は必ず10年保証をつけます。（三菱製・購入10年目のお客さま）

我が家の物はまだ壊れていないのですが、入っていれば安心も出来ますし本当に壊れた時に入っておけばよかったと思わなくて済みますし延長保証は長ければ長いほどいいと思うので絶対に必要だと思います。（ダイキン製・購入5年目のお客さま）

営業の方に勧められて10年保証を付けました。万が一の時の備えとして、自分でも長い年月の保証は必要だと思っていたので、現在まで故障したことはありませんが、いわゆる安心料として必要なものだと思っています。（パナソニック製・購入6年目のお客さま）

購入してから今年で13年になりますが、延長保証は知りませんでしたので、入っていませんでしたが、メーカーの通常保証期間中は故障が全くありませんが、5年を過ぎてから2回ほど修理をお願いいたしました。10年間のような長い保証が有れば良いと思います。（ダイキン製・購入13年目のお客さま）

必要ない派の意見

購入して今年で10年以上経っていますが、異常を感じたり故障を予感させるようなこともなく使えることができています。なのでわざわざ延長保証に入らなくてよかったです。（パナソニック製・購入12年目のお客さま）

国内生産のエコキュート含む電気製品は大変性能が良く、故障や不具合が出ることは一般的にはあまりありません。なので追加料金を払っての延長保証はほとんどの場合意味がないと思います。（日立製・購入7年目のお客さま）

今のところ全くトラブルはありませんし、問題なく普通に使用できています。購入当時、保証をつけるときも念の為という感じだったので今となっては必要なかったなぁと感じています。（パナソニック製・購入9年目のお客さま）

長期延長保証をしても何がいつまで保証期間を延長したか忘れてしまうので今までしたことがありません。運がいいかもしれませんが電化製品で１０年以下で故障したことがないのでしません（コロナ製・購入13年目のお客さま）

当社代表の見解インタビュー

「10年保証は必要か？」については「必要」と考える人が過半数を占めますが、「必要ない」と考える方も一定数います。

この点、あらゆるエコキュートを修理・交換してきた当社代表の見解を伺いました。

※長府製作所のエコキュートの場合

保証に対する考え方は人それぞれですが、ぜひ参考にしてみてください。

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