オール電化で2人暮らしの電気代の平均は?夏と冬の違いやアパート・北海道暮らしのケースも

オール電化で2人暮らしの場合、季節ごとに、平均でどれくらいの電気代がかかるのでしょうか?

今回は

  • オール電化で2人暮らしの電気代の平均
  • オール電化で2人暮らしの夏と冬の電気代
  • アパート編|オール電化で2人暮らしの電気代の平均
  • 北海道編|オール電化で2人暮らしの電気代の平均
  • オール電化で電気代が高いときの原因

などについてご紹介していきます。

目次

オール電化で2人暮らしの電気代の平均

オール電化で2人暮らしの電気代の平均は約1万4千円と言われています。

こちらは関西電力が発表したオール電化住宅の光熱費です。

オール電化住宅で2人暮らしのご家庭の月間の平均光熱費は14,049円となっています。

  • 1ヶ月にかかる電気代は月14,049円
  • 1年間にかかる電気代は年168,588円

ということになります。

出典:関西電力公式サイト

しかし、実際の電気代は季節ごとに変動するものです。

夏は冷房を使いますし、冬は暖房機を使うため、季節ごとに、どれくらいの電気代が平均なのか、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

オール電化で2人暮らしの場合、季節ごとに、どれくらいの電気代がかかるのでしょうか?

オール電化で2人暮らしの夏と冬の電気代は?

季節ごと|一般的な 2人暮らしの電気代

こちらは、一般的な2人暮らしの電気代の傾向です。

各ご家庭が支払っている電気代や家計の支出総額の水準については、総務省統計局の「家計調査(統計法により指定されている基幹統計)」に目安が記されています。

スクロールできます
時期電気代家計の支出平均額家計に占める割合
春(3-5月)9,977円219,732円4.54%
夏(6-8月)7,734円195,768円3.95%
秋(9-11月)8,562円203,084円4.22%
冬(12-2月)10,460円206,308円5.07%
総務省統計局の「家計調査(統計法により指定されている基幹統計)」より

6〜8月(夏)の時期に比べると、12〜2月(冬)の時期の電気代は約 1.35 倍になっています。

季節ごと|オール電化で2人暮らしの電気代

オール電化で2人暮らしの季節ごとの電気代は、公的なデータがありません。しかし、ある程度の試算はできます。

関西電力の公開データに加え、上でご紹介した総務省統計局データ(季節ごとのパターン)を加味して、ざっくり試算してみました。

その結果、オール電化で一人暮らしの場合

  • 夏の電気代の平均は11,000円〜13,000円
  • 冬の電気代の平均は16,000円前後

となりました。

▼1ヶ月あたりのオール電化で2人暮らしの電気代平均(試算値)

時期オール電化の電気代の平均(試算値)
3〜5月(春)15,354円
6〜8月(夏)11,822円
9〜11月(秋)13,050円
12月〜2月(冬)15,968円
年間の電気代合計168,582円

上はあくまで試算にはなりますが、現在の電気代が全体の平均に比べて高いのか低いのか、季節ごとの参考になるのではないでしょうか。

実際の口コミを見ていると、

色々工夫して冬でも電気代が1万円以内ですんだ

冬の電気代の請求が2万円を超えた

など様々な声があるようです。

オール電化二人暮らしで先月9000円確定、今月9500円の予想。(東電アプリより)意外と暖房つけなくても着る毛布やマイクロフリースでいける。暖冬万歳🙌これからも寒くならないでねー。節電ポイント満額いただく心づもりです。何事も慣れだわね。1年かけて慣らしてきたから苦痛も感じないです。

2023年1月9日投稿 Twitter

オール電化で二人暮らしの12/23までの電気料月額が2万円超え、内6,800円が燃料費調整額、2,000円が再エネ賦課金とは呆れた料金体系!!

2023年1月5日投稿 Twitter https://twitter.com/ebi1088/status/1610877656177971200?s=20

マンション・アパート編|オール電化で2人暮らしの電気代の平均は?

マンションやアパートでは、2人暮らしのオール電化の電気代はどれくらいなのでしょうか?

統計データはありませんが、口コミをみると、冬から春にかけては2万円を超えているご家庭も少なくないようです。

娘と暮らし始めた2DK、オール電化の賃貸なんだけど、初めての電気代23,000円きた…娘と二人暮らし、平日日中無人、22時には完全就寝、暖房たまにしか使わない、でさすがにどこかおかしいよね???

2022年3月11日投稿 Twitter https://twitter.com/01281124done/status/1502237543039115266?s=20

皆さんの光熱費見てたら、二人暮らし、アパート2LDKオール電化で35000は割と普通ということなのかな…本気で殺しに来てるな日本

2023年1月6日投稿 Twitter https://twitter.com/couque7/status/1611340499218202626?s=20

断熱性の低い家の場合、家の中で暖房機をつけていても熱は常に外へ逃げ続けてしまうため、気づけば暖房機をつけっ放し状態にしているということも多いのではないでしょうか。

安めの賃貸物件や、格安購入できる建物だと、新築だとしても安い建材が使われていることが多いので

  • 暖房機は省エネを意識して上手に選ぶ
  • 熱が外に逃げやすい窓サッシなどに断熱シートなどで対策をする

など対策をしておかないと、電気代が一気に跳ね上がってしまうかもしれません。

北海道編|オール電化で2人暮らしの電気代の平均は?

一方で、寒冷地と呼ばれる北海道では、オール電化で2人暮らしの電気代はどれくらいなのでしょうか?

さぞかし高いのかと思いきや・・・意外にも、こんな口コミがあります。

北海道でも前住んでた函館ではオール電化でも冬は13000円くらいだった(二人暮らし)でも今住んでる十勝北部はオール電化で暮らせる気がしないw寒すぎんよ~

2023年1月12日投稿 Twitter https://twitter.com/Lega827EXIGAUWc/status/1613462142883352578?s=20

昔の電気暖房は、北海道の冷めきった部屋を暖めるのは難しく、電気代が高いと言われていました。

しかし昨今は昔と違って断熱性の高い物件が増えていることに加え、最近のオール電化の賃貸物件は、寒冷地エアコンが完備されているものが多いようです。

寒冷地エアコンは、マイナスに近い部屋の温度もすぐに暖めることが可能で、さらにパネルヒーターとの併用で、使い方次第でかなり節約することが可能と言われています。

しかし、そうはいっても北海道でオール電化の電気代が高くついてしまっている場合には、もしかしたら、その原因は料金体系かもしれません。

北海道電力は、オール電化住宅向けに2つのタイプのプランを提供しています。

1つはドリーム8・ドリーム8エコで、電力の使用量に応じて3段階に単価が上がっていくプラン。

もう1つは、eタイム3で、単価が固定料金となっているプランです。

基本料金や割引率だけみてしまうとドリーム8やドリーム8エコは確かにお得にみえてしまいます。

しかし、実はeタイム3は従量制単価がなく固定単価のため、電気をたくさん使うオール電化が電気代を節約できるプランです。

ご家庭で毎時使用するドリーム8の単価が2段階料金を超えてしまう場合はeタイム3のほうが電気代はお得になる可能性があるためプランの変更を検討してみると良いかもしれません。

オール電化で電気代が高い原因

オール電化は、上手に活用すれば、ガスや灯油と併用した場合より、光熱費が節約できると言われています。

「オール電化にしたけど思ったほど電気代が安くない」

「オール電化の賃貸に引っ越したけど電気代が高い」

と感じるなら、もしかしたらオール電化で電気代が高い理由は、うまく活用できていないことが理由かもしれません。

また、なにか異常な請求が来ている可能性も捨てきれません。

こちらの記事に具体的な原因や対策もご紹介しています。ぜひ読んでみてくださいね!

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